【追客テンプレあり】『月例マーケットウォッチ』2020年10月版 中古マンション(首都圏)

皆様、レインズが毎月10日頃に公表している「月例マーケットウォッチ」は見ておられるでしょうか?

月ごとの市況の動きをレインズに登録される情報を基に分析したもので、主な情報として、地域ごとの「成約数」「成約平米単価」「売り物件の新規登録件数」について、「〇ヵ月連続上昇」や「〇ヵ月ぶりに下落に反転」など、最新の動向を知ることができます。

ご自身の担当されるエリアについて把握しておくことで、日々の商談に活かすことができる情報ですので、未チェックの方はぜひご活用ください。

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実は追客に便利なマーケットウォッチ

さて、このレインズの『月例マーケットウォッチ』ですが、売主様向けの追客には大変有用なものになっています。実際にここから得られる情報を基にした「DM」や「メルマガ」などを過去の売り反響に対して送付し、訪問査定や再査定の誘引を行っている業者様はそれなりにいらっしゃいます。

しかし『月例マーケットウォッチ』を見るとわかるのですが、書かれているのはあくまでそれぞれの数値の動向であって、その数値に対する考察などは書かれていません。追客用の施策として使うためには、不動産業界人なりの解釈をし「こういった動向なので、今が売り時です!」といった顧客の行動を促す解説を書き添える必要があります。

「マーケットウォッチが追客に使えることは知っていても、イチイチ解説を考えるのが面倒」というお考えの方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?

そこで、本記事では弊社なりに『月例マーケットウォッチ』を考察し、追客施策の方向性までを検討していきたいと思います。

ミカタの不動産業界目線『月例マーケットウォッチ』2020年10月版 中古マンション(首都圏)

※本記事は、2020年10月12日に公開された「月例速報MarketWatchサマリーレポート2020年9月度」を基に執筆しております。

<首都圏概況>

9月の成約数は、前年同月比7.3%マイナスの3,328件となりました。新型コロナウイルス感染拡大が本格化した3月以降続いていた前年同月比マイナスですが、8月の前年同月比増で一旦歯止めがかかったものの、再び前年同月比マイナスに転じました。

成約平米単価は、前年同月比4.1%プラスの55.98万円で5ヶ月連続の上昇。成約価格は同6.6%プラスの3,693万円で、こちらも4ヶ月連続で前年同月比プラスとなりました。

一方で、売り物件の新規登録数件数は、14.4%マイナスの14,656件で13ヶ月連続で前年同月比マイナスとなりました。在庫件数も同13.7%マイナスの41,137件で10ヶ月連続で前年同月比マイナスとなっており、在庫の減少傾向が続いています。

<都県別成約数>

成約数をエリア別に見ると、1都3県すべてで前年同月比マイナスとなっています。東京都全体は同10.0%マイナスの1,713件となったほか、神奈川県が同4.8%マイナスの817件、埼玉県が同3.3%マイナスの387件、千葉県が同3.7%マイナスの411件となっています。

<都県別成約単価>

成約平米単価をエリア別に見ると、すべての都県で前年同月比プラスとなっています。東京都全体は、同5.6%プラスの74.62万円、神奈川県は同2.9%プラスの44.69万円、埼玉県が同3.5%プラスの33.7万円、千葉県が同7.6%プラスの30.96万円となっています。

 

■東京都

成約数(件) 前年比(%) 平米単価(万円) 前年比(%) 新規登録状況 前年比(%) 在庫状況 前年比(%)
都心3区 192 −23.2 127.94 6.5 1,033 −15.5 3,026 −13.1
城東地区 392 −4.6 64.26 5.1 1,680 −18.7 4,892 −11.6
城南地区 322 −5.0 80.59 2.9 1,406 −18.7 3,901 −22.2
城西地区 224 −7.4 96.99 9.5 1,469 −15.8 4,108 −12.3
城北地区 236 −13.9 75.04 10.5 1,335 −14.3 3,632 −14.0
多摩地区 347 −10.6 43.16 8 1,084 −22.9 3,141 −19.9

※各エリアの詳細

  • 都心3区(千代田区、中央区、港区)
  • 城東地区(台東区、江東区、江戸川区、墨田区、葛飾区、足立区、荒川区)
  • 城西地区(新宿区、渋谷区、杉並区、中野区)
  • 城南地区(品川区、大田区、目黒区、世田谷区)
  • 城北地区(文京区、豊島区、北区、板橋区、練馬区)
  • 多摩地区(都区部・島嶼部以外)

 

■神奈川県

成約数(件) 前年比(%) 平米単価(万円) 前年比(%) 新規登録状況 前年比(%) 在庫状況 前年比(%)
横浜市 413 −2.4 47.26 2.9 1,880 −18.2 5,395 −8.0
川崎市 180 −7.2 53.23 1.0 702 −12.7 1,939 −10.6
相模原市 46 −9.8 36.53 17.9 253 −4.5 673 −7.4
県央地区 49 6.5 22.45 −19.7 286 −10.9 822 −6.7
湘南地区 115 −4.2 37.11 10.7 417 −18.9 1,162 −20.3

※各エリアの詳細

  • 県央地区(座間市、大和市、綾瀬市、厚木市、海老名市、伊勢原市、秦野市)
  • 湘南地区(鎌倉市、逗子市、三浦郡葉山町、藤沢市、茅ヶ崎市、平塚市、横須賀市、三浦市)

 

■千葉県

成約数(件) 前年比(%) 平米単価(万円) 前年比(%) 新規登録状況 前年比(%) 在庫状況 前年比(%)
総武地区 143 −6.5 37.88 13.3 442 −18.9 1,180 −20.4
常磐地区 97 −5.8 30.73 2.7 292 −6.1 843 −11.5
千葉市 118 1.7 28.37 9.0 319 0.6 907 −14.0

※各エリアの詳細

  • 総武地区(市川市、船橋市、鎌ヶ谷市、浦安市、習志野市、八千代市)
  • 常磐地区(松戸市、柏市、我孫子市、流山市、野田市)

■埼玉県

成約数(件) 前年比(%) 平米単価(万円) 前年比(%) 新規登録状況 前年比(%) 在庫状況 前年比(%)
さいたま市 106 −0.9 41.57 −3.2 491 7.7 1,120 −9.5
中央地区 66 −9.6 41.76 5.6 423 15.3 1,095 −1.5
西部地区 108 −10.7 30.62 2.2 452 −8.3 1,175 −13.8
東部地区 71 42.0 26.74 11.5 280 16.7 821 −10.9

※各エリアの詳細

  • 中央地区(川口市、戸田市、鳩ヶ谷市、蕨市、上尾市)
  • 西部地区(和光市、朝霞市、新座市、志木市、富士見市、上福岡市、川越市、所沢市、狭 山市、入間市)
  • 東部地区(八潮市、三郷市、草加市、越谷市、春日部市)

まとめ

首都圏では、緊急事態宣言による成約数の落ち込みが回復する一方で、新規登録件数・在庫数ともに減少傾向にあります。しかし、価格は大半のエリアで上昇を続けており、需要に対して供給が追いついていないというのが現状です。

また、7月以降の大手企業各社の決算発表は、業績悪化を伝えるものが多く、コロナ禍による業績悪化の影響が徐々に広がってきていることが分かります。業績悪化が、社員の所得減やリストラといった形で顕在化していくと、消費者心理が更に悪化し、不動産需要全体が冷え込んでいくことが考えられます。

新型コロナウイルス感染拡大は、今後三波、四波も予測されており、終息に向けたロードマップはまだまだ見通せない状況です。

そういった状況において、コロナショックによる株価の二番底が来る可能性を指摘する識者も多く、株価との相関性が高い不動産価格も中長期的には下落が避けられないと見る向きもあります。

これらを踏まえると、現在の需要>供給という状況を活かし、売主に対して経済情勢の悪化が顕著になる前の早い段階で所有する不動産の売却を促し、売却委任の獲得を目指していくことが、現状の打ち手と言えるでしょう。

追客用メルマガ雛形のダウンロードはこちら

ここまでに、今月の『月例マーケットウォッチ』から考えられる追客施策の案をご提案させて頂きました。

しかし、この案を使って「メルマガ」や「DM」を作るにも、時間と手間が掛かってまいります。そこで今回は「コピペでそのまま使えるメルマガの雛形」を弊社にて制作させて頂きました!東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の4エリアについて、中古マンション用と中古戸建て用のもの各2種、計8パターンをご用意しております。

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