SNSやインターネットに力を入れる為、若手の女性事務員を募集する予定ですがどう思いますか?|不動産仲介営業お悩み相談室

不動産業界でご活躍のあなた、こんにちは。

株式会社レコの梶本幸治です。

今回は「SNSやインターネットに力を入れる為、若手の女性事務員を募集する予定ですがどう思いますか?」というお悩みを取り上げます。

SNS(Social Networking Service)は単なるインターネットでのコミュニケーションツールの枠を超えて、社会のインフラとなりつつありますね。

このコラムをご覧下さっている方の中にもFacebook(フェイスブック)、X(エックス)、Instagram(インスタグラム)、TikTok(ティックトック)、LINE(ライン)、YouTube(ユーチューブ)などのSocial Networking Serviceが生活の一部になっている方もいらっしゃるでしょう。

不動産業界でもSNSの活用に力を入れておられる会社が増えてきています。

LINEを用いてお客様との連絡を密にしているエンド向け仲介会社、Facebookを用いて投資家のファン化に成功している収益取り扱い会社、TikTokの活用で若年層のお客様へアプローチしている賃貸仲介会社、Instagramで自社商品の紹介を行っている注文建築業者等、自社のサービス内容と親和性の高いSNSを選び、有効に活用しておられる例は日に日に増えて来ています。

ひと昔前、ふた昔前の不動産会社といえば、自社ホームページでブログを書く事ぐらいで精一杯でした。

そしてそのブログも、〝阪神タイガース快勝!!酒が上手い〟や〝駅前のうどん屋に行ってきました〟〝〇〇党議員のパーティに行ってきました〟など、お客様に関心を持って頂けない個人的なニュースや、避けるべきとされている政治の話題や贔屓チームの話題が目白押しだったことを思うと、我々不動産業界もようやく、インターネットをしっかりと利用しようという流れになってきました。

ひと昔前、ふた昔前を思うと隔世の感があります。

では、いよいよ今回のご質問である「SNSやインターネットに力を入れる為、若手の女性事務員を募集する予定ですがどう思いますか?」に触れて行きましょう。

この「SNSやインターネットに力を入れる為、若手の事務員を募集する予定」という考え方には2つの固定観念が隠れている気がします。

1つめはSNSを含めたインターネットは若手の方が得意な筈だから、若手社員に任せた方が良いという固定観念。2つめとしてパソコン仕事は女性の仕事という固定

観念。ついでに申し上げると、事務員は女性であるべきと言う固定観念も見え隠れしますね。

今回のご質問者様には、このようにコチコチに固まった考え方を柔らかくして頂く必要があるようです。

確かに若い方の方がプライベートでのSNSは慣れておられるかも知れません。しかし、会社でSNSやインターネットに力を入れる場合は、プライベートとは異なるセンスやスキルが必要です。

会社でSNSやインターネットに取り組むとは、「SNSやインターネットでお金儲けをする」という事です。

SNSでは商売っ気が見えると駄目だという側面はありますが、それでも最終目的がお金儲けである事に違いはありません。

従って、単に若手と言うだけでは不十分で、WEBマーケティングのセンスやスキルが必要になるのです。

次に「女性」の「事務員」という点も問題です。

私のクライアント先では、男性に営業サポートの仕事をお願いしている会社が複数いらっしゃいます。事務職と言う枠組みで捉えず、業務部職員として活躍して頂いています。

そのお仕事の中にはパソコンを用いて行う仕事もありますが、「パソコン仕事は女性の仕事」といった固定観念に囚われていては、このような人材登用はありえなかったでしょう。

不動産業においても事務業務や営業サポート業務がより重要になっている今、【パソコン仕事=事務員=女性】などという考え方は見直される事をお勧めします。

SNSやインターネットに力を入れる事と、若手の女性事務員を募集する事とは繋がらないとご理解頂ければ嬉しいです。

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