センチュリー21の売上・戦略は?2023-2Q

センチュリー21の全体の売上と利益

直近3期と2023期2Qの営業収益と営業利益は以下のとおりです。

センチュリー21,売上

営業収益は18億4,200万円と前年同期比99.2%の減収でした。

営業利益は4億2,500万円と同比80.8%と減益となりましたが、2023年3月期計画に対しては堅調に推移しています。

センチュリー21,売上

センチュリー21,売上

四半期ごとの業績についても当期の計画に対し堅調な推移と言えます。

センチュリー21,売上

加盟店は1Qより2店舗増加し993店舗となりましたが、当期計画1,012店舗のゴールは遠そうです。

センチュリー21,売上

加盟店取扱高と月平均値は堅調な様子が見られます。

センチュリー21のセグメントごとの売上

セグメントは次の4つになります。

1. サービスフィー収入
2. ITサービス収入
3. 加盟金収入
4. その他

センチュリー21,売上

セグメント事業の比率に変化はなく堅調です。

センチュリー21の短期的な戦略

前リポートでも触れましたが加盟店増加が重点課題になります。

2023年3月期は新規加盟91件、退会70件を予想しており差引21店舗の純増加を見込み累計1,012店舗を目標としています。

上半期が経過し新規加盟は28件、退会が26件となり、新規加盟の進捗率は約3割であり新規加盟のためのペースアップが求められています。

*参考文献
https://pdf.irpocket.com/C8898/aG1f/G7Ui/dnc9.pdf

センチュリー21の長期的な戦略

2022年3月期決算発表にて公表した重点施策「加盟店支援強化」について、2Qにおいて更新されています。

1.仕入力強化
2022年3月期決算説明では「物件獲得」をあげていましたが、仕入力の強化とより焦点をしぼった「売却専用HPの作成支援」と更新しました。また顧客接点拡大とオウンドメディアの機能充実をあげていましたが、当2Q説明書においては「営業スキル教育支援」と具体的なポイントをあげています。

2.デジタル化
2022年3月期決算説明では「ブランディング」と「デジタル武装」をあげていましたが、電子契約システム提供とCRM機能強化とCS機能強化を図り、デジタル化による顧客満足度の向上を目指します。

3.人材育成
研修メニューの拡充を図り、階層別研修の導入と資格研修の強化を図るとしていましたが、経営者研修の継続実施を盛り込みより経営者にコミットする姿勢を強くする方針としています。

*参考文献-
https://pdf.irpocket.com/C8898/aG1f/G7Ui/dnc9.pdf

センチュリー21の最近のトピックス

センチュリー21はこれまで外部企業との業務提携を積極的に行う姿勢が見られていましたが、9月、10月、11月と連続して業務提携関係を形成しています。

9月7日 ジャパンベストレスキューシステム株式会社との業務提携により、加盟店から住宅を取得した顧客に対する、「生活の中のもしも」の時の、24時間365日駆けつけサービスと10年間の長期サービスを提供します。

10月17日 株式会社スマートドライブとの業務提携により、従業員が運転する社用車などの運行管理と、安全運転管理を行う「SmartDrive Fleet Basic」を提供します。

11月14日 株式会社ハッチ・ワークとの業務提携により、加盟店向けに月極駐車場オンライン契約システム「アットパーキングクラウド」を提供します。

以上のような業務提携により加盟店の競争力強化が期待されます。

*参考文献
https://www.century21japan.co.jp/news/

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