ハウスコムの売上・戦略は?2023-2Q

全体の売上と利益

直近3期と2023期2Qの営業収益と営業利益は以下のとおりです。

ハウスコム,売上,2023期

営業収益は過去最大の68億5,700万円となり前年同期比3.3%のプラスです。

営業収益も前年同期比プラス1.9%の60億6,100万円となりました。

ハウスコム,売上,2023期

ハウスコム,売上,2023期

2Qにおいて営業利益調整額が△10億600万円となり、営業利益は累積で0になっています。

セグメントごとの売上

セグメントは以下のとおりです。

1. 不動産関連事業
2. 施工関連事業

ハウスコム,売上,2023期

ハウスコム,売上,2023期

セグメント実績では「不動産関連事業」が営業利益9億3,800万円となり、前年同期比53.2%のプラスとなりました。

「施工関連事業」も前年同期比72.0%プラスの6,700万円となっています。

短期的な戦略

既存事業の競争力強化のため2つの戦略を実施しています。

1つ目は、各地域の競争力強化へ向け仲介会社を11社へ分割し持株会社体制へと移行しました。

この戦略により地域ごとの特性に応じた営業施策がとりやすくなり、地域における人材資源の充実も図れるようになります。

2つ目は売買事業の強化です。具体的には賃貸仲介店舗との情報共有により情報量を強化し、買取再販事業への本格参入を目指します。

※参考文献
https://www.housecom.co.jp/ir/library/presen.html

長期的な戦略

事業領域拡大により収益構造の転換を目指すこととし、5つの事業を設定します。

1. 管理会社へのリーシングサポート業務
管理会社の物件に対する1次受け業務や契約代行業務
2. 管理会社の物件に対する管理代行業務
建物管理や更新業務の代行
3. 管理会社からのサブリース事業
サブリース物件の再サブリース
4. 継続型収入ビジネスの拡大
スマートシステムPlusのサービス拡大
5. 建物管理
建物管理の新商品開発

賃貸管理・建物管理に対するハウスコムのリソースを、一般の管理会社へ提供し収益構造を拡大する戦略です。

※参考文献
https://www.housecom.co.jp/ir/library/presen.html

最近のトピックス

『保育園&農園付きリノベ団地「ハラッパ団地・草加」のコミュニティ運営が好評』

ハウスコムは2021年12月より開始した株式会社アミックスとの業務提携により、埼玉県草加市の築50年を超える「ハラッパ団地・草加」において、団地入居者と近隣住民を巻き込み交流推進するコミュニティ作りに着手しました。

これまでの7か月間では8回の交流イベントを開催、累計参加者は100名におよび入居待ち組が生まれるほど、順調な地域活性化推進に役立っています。

【ハラッパ団地・草加】
1971年に社員寮として建てられた物件を2018年にリノベーションし、55戸の賃貸住宅として再生させたもので、農園、保育園、ドッグラン、キッチン付きイベントスペースが併設されています。

※参考文献
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3275/ir_material3/192848/00.pdf

Twitterでフォローしよう

売買
賃貸
工務店
集客・マーケ
業界NEWS