SREホールディングスの売上・戦略は?2022-3Q

SREホールディングスの全体の売上と利益

直近3期および2022期3Qの売上高と営業利益は以下のとおりです。

SREホールディングス,売上,2022

3Qにおいて前年通期実績にほぼ並び増収増益となりました。
売上高は73億5,500万円となり前年同期比146%と大きく増収、営業利益は9億7,700万円とこちらも前年同期比で159%と増益となりました。

SREホールディングス,売上,2022

SREホールディングス,売上,2022

四半期ごとでは3Qでの売上高39億4,700万円は過去最高であり、営業利益も6億5,400万円は3Qで最高益となりました。

SREホールディングスのセグメントごとの売上

セグメントは大きく2つに区分されます。

1. AI C&C事業
2. 不動産テック事業

SREホールディングス,売上,2022

SREホールディングス,売上,2022

AI C&C事業13億300万円のうちストック収入は9億700万円と拡大しています。
不動産テック事業は体制の強化とオペレーションの改善により増収増益、またスマートホームサービスの売上高割合は約8割に達しています。

SREホールディングス,売上,2022

SREホールディングス,売上,2022

四半期ごとのセグメント別実績では、不動産テックの3Qにおける伸長が特筆されます。

SREホールディングスの短期的な戦略

前リポートで触れた不動産仲介業者契約数が3Qにおいて1,686社となり、2022期の計画1,700社をほぼ達成する見込みになりました。

SREホールディングス,売上,2022

また解約率は0.5%と低い水準を維持しており、AIソリューション・ツールの有用性が高いことを示しています。

※参考文献
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2980/tdnet/2074259/00.pdf

SREホールディングスの長期的な戦略

2021年12月に資産運用会社を設立し、アセットマネジメントフィーの獲得を図り、アセット種別を「AI FLAT」のレジデンス単独から、オフィス物件の開発とシニア向け物件の取得を予定しています。
今後は、すでに取得済の省エネ関連運用物件と合わせ、投資対象へのスマート化ツールの創出に着手するとしています。
この方針は開発物件のオフバランス化とストック型収益の確保により、ボラティリティリスクを低減する狙いです。

※参考文献
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2980/tdnet/2074259/00.pdf

SREホールディングスの最近のトピックス

2021年12月23日、AI C&C事業の推進体制を強化するため、これまでのクラウド&コンサルティング事業本部を、クラウドソリューション事業本部とアナリティクス&コンサルティング事業本部に分割すると発表しました。
クラウドソリューション事業本部長には執行役DX推進室長清水孝治氏を、そしてアナリティクス&コンサルティング事業本部長には、ボストン コンサルティング グループ(BCG)のアソシエイトディレクターである泉晃氏をCDO兼務として迎えます。
泉氏はこれまでも人材育成や技術指導において貢献した実績があり、今後のアナリティクス&コンサルティング事業の強化が期待されます。

※参考文献
https://sre-group.co.jp/news/2021/211223.html
【泉晃氏の経歴】https://www.executive-link.co.jp/interview/3238/

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