ウィルの売上・戦略は?2020-3Q

ウィルの売上全体の売上と利益

直近3期および今期(2020期)3Qまでの売上と営業利益は以下のとおりです。

ウィル,売上

2020期3Qまでの売上高は前年同期比23.9%増となりましたが、営業利益は前年同期比13.5%減となりました。営業利益の減少は名古屋市内の新規店舗開設にかかわる費用発生によるものです。

四半期ごとの業績では、売上は3Q前年同期比15.1%の増加となり、営業利益は5.4%の減少となっています。

ウィル,売上

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しかしながら営業利益は3Q21において2Q21の37.8%増加し、利益率も3.1%向上し新型コロナウィルス感染症の影響から脱し、回復がみられるようになっています。

ウィルのセグメントごとの売上

ウィルの事業は下記セグメントに区分されます。

1.流通
2.リフォーム
3.開発分譲
4.賃貸(2018期までは受託販売)
5.不動産取引派生

3Qで特筆すべきは、開発分譲事業である兵庫県宝塚市と伊丹市(第1期)の戸建プロジェクトが完売し、前期実績を超えたことがあげられます。
流通事業では、名古屋市内2営業所開設により、2020年1月~9月の来店件数は前年比6.9%増加し、回復基調がみえます。3Q累計売上高10億3,200万円は通期において、前年実績と並ぶ業績予想が期待できるといえるでしょう。

ウィル,売上

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セグメントを四半期ごとにみていくと、流通とリフォームの売上高・営業利益が順調に前四半期より伸びており、賃貸の利益率向上は特筆すべきと言えそうです。

また開発分譲は、茨木南B-HOUSE3区画とリノ西宮生瀬東町2区画が完売となり、順調に推移しているのがみてとれます。

ウィル,売上

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ウィルの短期的な戦略

開発分譲の「ウィルプロデュース物件」は、リノ池田旭丘2丁目Ⅱ・Ⅲ4区画が公開中、ほか3エリア全40区画が公開予定となっており、大幅な売上増が期待できます。

2020期は残り1ヶ月を切り、新型コロナウィルス感染症の第3波が大きな懸念材料となっていますが、不動産業界への影響は限定的とも考えられます。

流通とリフォームの連携強化やインターネット媒体からの集客強化が効を奏し、問合せ件数が前年同期比23.9%増加、2020通期の実績が注目です。

またトピックスとして、取得予定であった株式会社G-assitは2020年7月1日付で企業結合しています。のれん金額は4,500万円でした。同社取得の目的は、子会社「部活のみかた」の人事コンサルティング事業展開のためです。

※参考文献
https://www.wills.co.jp/ir/database/pdf/N1062.pdf

ウィルの長期的な戦略

今回のリポートでは、ウィルの経営戦略を広く理解するため、ウィルが展開する事業のなかで「教育事業」に焦点をあててみます。

2020年7月1日に取得した株式会社G-assitは、国立大学において部活動する学生の、就職活動を支援する事業を2010年ころから行っていました。

一方、ウィルは大阪大学と神戸大学へ現役合格を目差す高校生を対象とした専門塾「志信館」を運営しており、人材を育成する社会的事業にも注力してきました。

株式会社G-assitは、京都大学アメリカンフットボール部ヘッドコーチに就任した西村大介氏が、コーチ就任と同時に設立した会社であり、社会をリードする人材の輩出を目的として人材育成に力を注いできたのです。

ウィルはG-assitを取得し、西村大介氏を「株式会社部活のみかた」の代表取締役として、引きつづき学生を支援する事業を発展させる方針を実行に移しました。

やがて「志信館」から「部活のみかた」を経て育った学生のなかから、ウィルグループに入社する若者も当然おり、創業以来こだわってきた新卒社員に期待をかける考え方の表れともいえるでしょう。

人材育成こそが、ウィルの長期戦略の根底にある理念ではないかと思われます。

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