こんにちは、株式会社SHO-SANの高谷と申します。
皆様は集客イベントを開催する際に、
「同時に見学会の開ける物件があり、どちらで開こうか」
「セミナーを実施したいが、どこの会場でやろうか」
という悩みを抱えた事はありませんか?
今回はその悩みを解決する際に役立てて頂きたい「集客イベント会場の選定の仕方」のノウハウについてお教えさせて頂きます。
実は間違ったイベント選定の仕方
一般的に工務店はイベントを実施する際には、会社の近くで実施する傾向があります。
決して会社の近くで実施する事は悪い事ではありません。
ですが、「会社の近くでイベントはやるべき」となっていた場合、これは明確に間違いと私は考えています。
次に、自社のターゲットのお客様が多くいる地域・エリアのお客様が来やすいように「中心地の会場を選ぶ」これも正確に言えば間違いだと考えています。
今からいう事が上記に対しての私の答えになるのですが、
イベント開催場所を決める際に考慮しなくてはいけないのは「お客様が距離的にアクセスしやすい」のでは無く、「心理的にアクセスしやすい」という事なのです。
よくある勘違いで、「心理的にアクセスしやすい」と「距離的にアクセスしやすい」を同じに考えている方が多いのですが、これらは全くの別物です。
“心理的にアクセスしやすい”とは
どういう事か詳しく説明致します。
私は心理的にアクセスをしやすいと感じてもらうための構成要素が3つ有ると考えています。
②交通アクセスの良さ
③効率的アクセスの良さ
お客様がアクセスがよいと感じる要因は家からの皆様がイメージしやすい「①距離的アクセスの良さ」以外にも、多くの複雑な要素が絡みます。
その内の1つが「②交通アクセスの良さ」です。
例えば、家から同じ距離の会場であっても、乗り換えが1回なのか2回なのかで、アクセスの良さの感じ方は大きく変わってきます。
面倒なく、会場にたどり着けるかどうかというのが「交通アクセスの良さ」です。
次に、「効率的アクセスの良さ」です。
これは、同じ距離で同じ乗り換え回数のイベント会場が2つあった際に、イオンが近くにある会場と、畑のど真ん中であった場合、どっちが行きたいと思うのか?という事です。当然、前者となることが多いと思います。
これが用事のついでになるかどうかという「効率的アクセスの良さ」に該当します。
実際に東京のある会社で家造りセミナーを開いた際の実例では、モデルハウスのある駅(三鷹)よりも、大きな商業施設も多く、交通アクセスの良い駅(新宿)の方が人は集まりました。
同じエリアにチラシを撒いたとしても効果は全く違う
ここで大事なのは、同じエリアにチラシを撒いたとしても会場とお客様の位置関係が上記3要素の総合点を高められているかに依存して反響結果に差が出るという事です。
上記のケースでは、三鷹と新宿とちょうど真ん中にある杉並区に集客チラシをかけた場合でもこのような結果となりました。
つまり、言ってしまえば、
自社の本社の近くでチラシを撒いたとしても、本社の目の前でイベントをやるよりも、少し離れた中心駅、中心商業施設でイベントをやった方が、集客が良い可能性が高くなる。
という事です。
上記は効率的アクセスの良さが極端に良かった結果単純に距離的には会社から遠いところであっても集客が伸びるわかりやすい事例です。
まとめ
イベント会場を選ぶ際に複数候補あがったら、まずは「心理的アクセスの良さ」を構成している3つの要素を比較してみるとよいでしょう。
・交通アクセスの良さ(面倒なくたどり着ける)
・効率的アクセスの良さ(用事のついでになる)
どうしても自社主語で、自社から近いほうが人が来るに決まっている!と考えてしまいがちですが、お客様主語で検討してみることで新しい集客手法や考え方が生み出せると思います。
まずは上記3点を新たに踏まえて、次回のイベントの会場選定を行う際に活かして頂ければ幸いです。