ハウスドゥの全体の売上と利益
直近3期と2022期1Qの売上高と営業利益は以下のとおりです。
1Qとしては過去最高を更新しました。
前年同期比で売上高は47.1%の増加、営業利益は150.8%の増加となっています。
通期計画に対する進捗率は以下のとおりです。
・営業利益:26.7%~21.6%
ハウスドゥのセグメントごとの売上
セグメントは下記の7つに区分されています。
2. ハウス・リースバック事業
3. 金融事業
4. 不動産売買事業
5. 不動産流通事業
6. リフォーム事業
7. 小山建設グループ
2022期1Qの業績において目立つのは不動産売買事業の売上高・利益とも好調さが目立ちます。フランチャイズ事業はセグメント利益が好調となっています。
フランチャイズ事業加盟店舗数については、累計加盟店は減少しましたが累計開店店舗数は増加しています。
ハウス・リースバック事業物件数は順調に増加していますが、損益がわずかですが出ています。
ハウスドゥの短期的な戦略
本リポートではリバースモーゲージ事業に着目します。
提携する金融機関は現在29件となりこれまでの増加推移は以下のとおりです。
地域別では次のとおりの分布となっています。
・東海エリア 6
・関西エリア 7
・中国エリア 1
・四国エリア 2
当四半期はリバースモーゲージ新規保証件数が前年同期比プラス255.6%となり、提携金融機関の増加に伴い金融事業におけるリバースモーゲージの重要性は高まるものと予想できます。
*参考文献
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3457/tdnet/2046190/00.pdf
ハウスドゥの長期的な戦略
ハウスドゥは2022年1月1日移行予定で事業持株会社となり、新社名が株式会社And Doホールディングスとなります。
傘下には以下の子会社を擁し事業をそれぞれ分担する新体制となります。
And Doホールディングス(ハウス・リースバック、不動産収益)
├ハウスドゥ・ジャパン(不動産売買・リフォーム)
├ハウスドゥ住宅販売(フランチャイズ・不動産売買仲介)
├ピーエムドゥ(不動産賃貸仲介・管理)
└その他グループ会社(フィナンシャルドゥ・小山建設・京葉ビルド)
株式会社小山不動産の売買仲介事業はハウスドゥ住宅販売に吸収分割し、およびピーエムドゥに吸収合併する予定です。
*参考文献
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3457/tdnet/2046190/00.pdf
ハウスドゥの最近のトピックス
リバースモーゲージの保証残高が2021年11月末で71億1,800万円となりました。
2017年11月に事業を開始し約2年間で約30億円となり、そこから1年6か月で50億円と保証残高が積み上がりましたが、その後わずか6か月で70億円を達成しました。
保証残高の増加ペースは前述のとおり提携金融機関の増加とともに早くなっており、リバースモーゲージの認知度と合わせて今後ますます普及していくと予想されます。
*参考文献
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3457/tdnet/2058389/00.pdf