スター・マイカ・ホールディングスの全体の売上と利益
直近3期の売上高と営業利益は以下のとおりです。
売上高は368.9億円と前期比93.2%となりましたが、営業利益は42.8億円と前期比130.6%となりました。
リノベマンション事業が過去最高益を更新した結果です。
四半期ごとの業績では前リポートで注目したように、3Qにおける利益率の高さが特筆されます。
スター・マイカ・ホールディングスのセグメントごとの売上
セグメントは次のとおりです。
2. インベストメント事業
3. アドバイザリー事業
リノベーションマンション事業が主要事業であることに変わりはありませんが、売上総利益の伸びが注目されます。
スター・マイカ・ホールディングスの短期的な戦略
2022期は取引戸数を大幅増加し過去最高を目指しており、物件購入は約1,600戸、販売戸数は約1,400戸の目標です。
売上高は455.5億円と今期の126.5%、営業利益は47.8億円と今期の111.6%を目標としています。
コア事業の戦略としてはファミリータイプのオーナーチェンジ物件をメインとし、充実した賃貸管理で入居者のサポートをしながら自然退去まで物件を保有します。
年間1,600戸の物件購入のためには月間約4,000戸の情報入手が必要であり、仲介会社との関係を強固にするとともにリースバックなど購入チャネルの多様化も図っていきます。
コア事業としてもう1つ注力するのが、リノベーション内容を選べる商品設計です。
株式会社ツクルバとの提携による「cowcamo」内での反響が好調であり、量産体制への移行が予想されています。
*参考文献
https://www.starmica-holdings.co.jp/wp-content/uploads/2022/01/20211130setumei.pdf
スター・マイカ・ホールディングスの長期的な戦略
長期的には短期的戦略とも関連するエリア戦略の進化をかかげています。
首都圏においてはマンション年間成約件数において、新築と中古の成約件数がすでに逆転しており、同様の傾向は地方都市でも起こると予想され、現在20%を割っている地方都市シェアを高めるため積極展開を図っていきます。
併せて首都圏エリアではより深堀した仕入力を高め、さらに関西エリアにおいては仲介子会社の進出を図り仕入強化を目指すとしています。
*参考文献
https://www.starmica-holdings.co.jp/wp-content/uploads/2022/01/20211130setumei.pdf
スター・マイカ・ホールディングスの最近のトピックス
「9つのインテリアスタイル」 リノベーションマンションの提供を開始
これまでスター・マイカが提供してきたリノベーションマンションは、間取りや動線を見直すなど機能面でのバリューアップに力を入れ、デザイン面では居住者の好みが分かれにくいシンプルなものとなっていました。
スター・マイカのリノベマンションの価値をより高めるため、このたびエリアや物件ごとにデザインを多様化し次のような9つのインテリアスタイルを構築し、新たなマンションバリューを提供することとしています。
2. モダンクラシック
3. スタイリッシュモダン
4. クラフトナチュラル
5. 北欧ナチュラル
6. 北欧モダン
7. ナチュラル
8. ヴィラリゾート
9. ラグジュアリー
*参考文献
https://www.starmica-holdings.co.jp/infomation/interiorstyle/