スター・マイカ・ホールディングスの全体の売上と利益
直近3期と2022期2Qの売上高と営業利益は以下のとおりです。
2Qにおいて売上高は276億円、営業利益は37.7億円と、2Qでは過去最高となりました。
四半期ごとでは2Qの売上高152.9億円は過去最高であり、主力事業であるリノベマンションの好調さがうかがえます。
スター・マイカ・ホールディングスのセグメントごとの売上
セグメントは次のとおりです。
2. インベストメント事業
3. アドバイザリー事業
リノベマンション事業は売上高272.2億円と2022年11月期通期予想に対する進捗率は58.3%、アドバイザリー事業は売上高3.7億円と進捗率は51.3%になりました。
売上総利益も進捗率が高い水準となり、リノベマンション事業は59.8%、アドバイザリー事業は52.3%の進捗率となっています。
スター・マイカ・ホールディングスの短期的な戦略
2022期は積極的な物件購入と販売を強化するとしていますが、上期は購入戸数が902戸となり、目標1,600戸に対して進捗率56%となりました。
また販売戸数は849戸となり目標戸数1,400戸に対して60%の進捗率となっています。
*参考文献
https://www.starmica-holdings.co.jp/wp-content/uploads/2022/07/20220630setumei2.pdf
スター・マイカ・ホールディングスの長期的な戦略
2022年11月期はリノベマンション事業の売上総利益を88.5億円と予想していますが、売買によるフロー収益を71%とし、賃貸によるストック収益を29%とするバランスを想定しています。
販売中・販売準備および賃貸中の保有物件数合計は約3,600戸と物件ストック数は国内トップレベルであり、売買+賃貸のハイブリッド構造が景気に左右されず安定した収益を可能にしていると言えます。
*参考文献
https://www.starmica-holdings.co.jp/wp-content/uploads/2022/07/20220630setumei2.pdf
スター・マイカ・ホールディングスの最近のトピックス
スター・マイカの買取メニューの1つであるリースバックの契約件数が300件に到達しました。
2018年に本格的にスタートさせ5年間で契約件数は6倍に成長しましたが、リースバック事業は2010年から開始していたものです。
2018年にサービス名を「あんしんリースバック」と命名し、2017年から倍増したものですが2021年には「マンションリースバック」と変更し商標登録を得ています。
利用者の分布は以下のようになっています。
60代以上の高齢者が利用者の半数以上を占めていますが、50代も29%さらに40代以下が17%と若い世代にまで一定の利用者がおり、広がりを見せている様子がわかります。
60代以上の利用者には「一生住みつづけたい」を望むケースばかりでなく、一定期間をリースバックで自宅に住んだうえで、次の住まいに移るための「仮住まい」としての利用形態も少なからずある点が興味深い結果でした。
*参考文献
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000011448.html