センチュリー21の全体の売上と利益
直近3期と2023期1Qの営業収益と営業利益は以下のとおりです。
営業収益は9億3,200万円と前年同期比0.5%減、営業利益は2億1,300万円と前年同期比14.5%減少です。
四半期ごとの業績では営業収益は前年同期比0.5%減とほぼ同水準であり、営業利益は新基幹システムの保守料などが増加し前年同期比14.5%減となりました。
加盟店の増減は同数であり1Qにおいての増加はありません。
センチュリー21のセグメントごとの売上
セグメントは次の4つになります。
2. ITサービス収入
3. 加盟金収入
4. その他
セグメントは事業別の比率に大きな変化はなく、順調なすべり出しと思われます。
センチュリー21の短期的な戦略
2023年3月期は加盟店舗数を1,012店舗とすることが予定されていますが、1Qにおいて増加店舗はなく一進一退となっています。
4月1日には2022年度の合同入社式を行い4月19日には「第37回ジャパンコンベンション2022」を開催し、加盟店のモチベーション向上を図っています。
さらに日本情報クリエイトの電子契約システムのOEM提供を受け、加盟店へのシステム提供を開始しました。
今期目標の1,012店舗達成が注目です。
*参考文献
https://pdf.irpocket.com/C8898/qSDE/exZd/dIoX.pdf
センチュリー21の長期的な戦略
2023期の戦略として4つの重点政策を掲げていますが、本リポートでは「加盟店支援強化」について見ていきます。
2023期経営計画では加盟店支援強化として次の4つの施策を掲げています。
1. 物件獲得施策として、情報チャネルの多元化、顧客接点の拡大、オウンドメディアの機能充実を実施する
2. ブランディング施策として、加盟店顧客満足度の向上、広告戦略の差別化、オウンドメディアの機能強化を図る
3. デジタル武装施策として、顧客向けサービスの多様化、CRMの強化、店舗業務の効率化推進を進める
4. 人材育成施策として、研修メニューの拡充、階層別研修の導入、資格研修の強化を実施する
*参考文献-
https://pdf.irpocket.com/C8898/ZIyd/oUmn/KCjw.pdf
センチュリー21の最近のトピックス
センチュリー21は加盟店に「ウクライナ避難民」への支援金を募っていましたが、2022年7月8日現在で210万円(センチュリー21加盟店150万円、センチュリー21・ジャパン60万円)となり、国連世界食糧計画(WFP)を通じて寄付することを報告しました。