GAテクノロジーズ全体の売上と利益
直近3期と2022期3Qの売上収益と営業利益は以下のとおりです。
売上収益は776億7,500万円と前年同期比62%増、営業利益は7億円と前年同期のマイナス5億1,600万円から大幅増益となりました。
四半期ごと実績では売上収益が前年同期比79%の増加となり、営業利益は2Qにつづき黒字計上しています。
GAテクノロジーズセグメントごとの売上
セグメントを以下の2つに変更しています。
・ITANDI
セグメント別業績では2QにつづきITANDI事業が大きく成長しています。
GAテクノロジーズ短期的な戦略
2022年10月期業績計画をさらに修正しました。
2022年10月期期首 | 2022年10月期2Q修正 | 2022年10月期3Q修正 | |
売上収益 | 1,100億円 | 1,100億円 | 1,100億円 |
売上総利益 | 132億円 | 152.5億円 | 157.1億円 |
営業利益 | 5,700万円 | 5億円 | 8.5億円 |
売上収益は据え置くものの、営業利益は2Q時の修正計画5億円からさらに70%アップの8億5千万円に上方修正しました。
修正理由として、RENOSYマーケットプレイス事業およびITANDI事業において、収益およびコスト改善が進んでいます。加えてRENOSYマーケットプレイスにおける各種手数料改善施策や、ITANDIが改正宅建法により市場ニーズの高まりがあり、利用社数の増加があげられます。
*参考文献
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3491/tdnet/2181764/00.pdf
GAテクノロジーズ長期的な戦略
GAテクノロジーズが成長してきた要因として、RENOSY会員のターゲット設定があります。
2022年7月時点の会員数は308,202人となりましたが、同会員は高い属性であることが特徴です。
金融機関からの借入可能な給与所得者は年収500万円以上と考えられ、全給与所得者の1/3に該当する1,580万人と想定されます。このうちメインのターゲットは年収1,000万円以上の240万人と想定されます。
さらに金融資産が5,000万円以上の富裕世帯は474.5万世帯と推定され、RENOSY会員約30万人はかなり高い確率でこれら富裕層が占めていると考えられます。
*参考文献
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3491/tdnet/2181764/00.pdf
GAテクノロジーズ最近のトピックス
年収1,000万円以上のRENOSY会員は、その45.7%が海外不動産への投資に関心があります。
8月17日、これら会員ニーズに対応するため「タイ王国」における投資マンションの提供を開始しました。
タイにあるコンドミニアムを取得する外国人は中国人が圧倒的に多く、次いでロシア、フランス、イングランド、アメリカ、ドイツ、日本となります。海外投資不動産は「キャピタルゲイン」が期待でき、同社の「RENOSY Tailand」と「神居秒算」合わせて月間6,600件の問い合わせがあり、海外不動産事業の成長も期待ができそうです。