工務店集客において、自社WEBサイトの更新作業は非常に重要となります。
しかし、施工事例やイベントなど更新情報が頻繁にあるわけではないので、どんな情報を発信すればよいのか悩んでいる工務店経営者やマーケティングの方も多いかと思います。
そのような時は、ブログで情報発信をすることが効果的です。
ブログが成功すれば、あまり大きなコストをかけず、質の高い見込み客を継続的に集客できます。
ただし、ブログを書く前にターゲットやコンセプトをきちんと決めて運営しないと、望むような集客効果は期待できません。
今回は、工務店集客におけるブログの有用性やコンセプトの決め方、具体的な記事の書き方まで詳しく解説します。
今回の具体的な手順については、初心者向けではなく、中級者向け以上の内容となっていますが、習得することで外注せず社内でSEO対策を行うことが可能となります。
自社WEBサイトだけではなく、インスタグラムやFacebookなどのSNSでの情報発信にも活用できますので、ぜひ参考いただければと思います。
工務店集客でなぜブログが大切なのか?
冒頭でお伝えした通り、工務店集客においてブログを活用するのは良い方法です。
まずはブログという媒体の特徴について紹介します。
ブログとは
ブログは自社でサイトを作成し、コラムや記事を書いてアクセスを上げる方法です。
基本的にターゲットの悩みに寄り添って記事を書き、Googleによって高い評価をされることで、検索結果の上位化を狙うことができます。
例えば「工務店選びのポイントを知りたい」と考え検索する読者に対し、検索で自社の記事が上位化すればアクセスを多く得られる可能性があります。
アクセスが増えれば、自社のサイトを閲覧する人が増え、その結果問い合わせの確率が増えるという流れです。
とはいえ、記事をたくさん書けば必ずアクセスが増えるわけではありません。
ユーザーの求めていない記事を書いても、検索エンジンに評価されず、いつまで経っても流入が増えないという事態に陥ってしまうでしょう。
きちんとユーザーの立場に立って寄り添い、ユーザーの求めている情報を与えることが大切です。
ブログの役割
工務店集客において、ブログはブランディングの役割を果たします。
基本的に、大企業や有名なブランドではない限り、新規ユーザーに対して自社の魅力を伝えるのは難しいでしょう。
しかしブログは、新規ユーザーにもきちんとブランディングできるのが他の集客方法にない強みです。
例えば、住宅設計に関する情報を集めているユーザーが、自社サイトの記事にアクセスしたとします。
すると、記事を読んだユーザーからは「この会社は住宅設計に関してノウハウを持っている」と認識されるはずです。
特に、記事を読んで役に立ったと思ってもらえれば、自社に対する信用は大きく高まります。
また、ブログの内容によってカテゴリー分けをすることも重要です。
ユーザーが記事を読んだ後に、同じテーマの他の記事を見たい場合にカテゴリー分けをしておくことで、誘導しやすくすることができるので、満足度も高まり、問い合わせの確度も上がります。
工務店がブログ集客を行う5つのメリット
工務店集客において、ブログは非常に有効です。
ブログなら、小さな工務店でもハウスメーカーとは違った「味」を出せるため、十分に差別化できます。
ブログ集客を取り入れることで、具体的には5つのメリットがあります。
ターゲットを広げられる
ブログ集客を活用すれば、ターゲットを自在に広げられます。
ブログのターゲットは、簡単に言うとGoogle検索をする全ての人です。
チラシやポスティングなどの限定的な集客方法と異なり、ネットにアクセスできる大多数の人にアピールできるのが魅力です。
例えば、狙うキーワード次第では次のようにあらゆるターゲットを集客できます。
● 工務店の選び方を知りたい人
● 住宅を建てたいが予算が気になる人
● 特定地域でおすすめの工務店を調べたい人
とはいえ、問い合わせにつながるキーワードは、すでに大きなメディアによって独占されている可能性が高いことが多いです。
小さな工務店の場合、ターゲットをより絞り込み、独自のニーズを獲得する必要があります。
特に、工務店の場合は地域密着をアピールする内容やキーワードで対策をすることで、より実態に沿った内容とのマッチングが高い評価を得られることにつながりますので、他社や大手ハウスメーカーとの差別化として効果的です。
長期的・継続的に集客できる
ブログなら長期的な集客が可能です。
ネット広告やチラシなどは、広告出稿している期間内にしか問い合わせ獲得のチャンスがありません。
継続的にコストがかかる上に、出稿をやめれば流入がゼロになってしまうのがデメリットです。
一方、ブログは一度書けば基本的にサイトがある限り残り続けるため、資産化することができます。
ただし、Googleは検索エンジン最適化のため常にアルゴリズムを変化させており、検索順位は頻繁に変動します。
継続的に集客できるとはいえ、検索順位はしっかり追い続けなければなりません。
コンテンツが資産になる
ブログは立派な資産だと言えるでしょう。
WordPressや自社プラットフォームで作成したブログは、無料ブログと違って運営の都合で削除されたり改変されたりするリスクがなく、ずっと残り続けます。
ある程度の記事が検索上位に上がっており、継続的に流入を生み出してくれるブログなら、立派な資産になります。
事実、集客に成功したサイトのドメイン(URL)は高値で売買されています。
ただし、資産になる可能性がある分、ブログはサーバーやドメイン維持に多少コストがかかりますわずかばかりではありますが、コストについては考慮しておきましょう。
トータルでの集客コストを抑えられる
ブログ集客は比較的ランニングコストがかかりません。
一般的な広告では、出稿のたびに継続的に費用がかかるため、長期的でみるとかなりの出費になります。
小さな工務店では、費用を払い続けられないケースも多いでしょう。
一方、ブログはサイトの立ち上げやドメイン・サーバーの維持にそこまでコストがかかりません。
個人でもブログに参入する人が増えているように、小さな費用でスタートできるのがブログの魅力だと言えます。
ただし、サイト設計やコンテンツの制作をプロに依頼する場合、まとまったコストがかかります。
ファンを増やせる
ブログを上手く活用すればファンも増やせます。
ブログの目的は、ユーザーの役に立つ情報を伝えることです。
サイトを訪れたユーザーに「この情報は役に立った」と思ってもらえれば、自社のブランディングにもなるでしょう。
注意点として、クオリティの低いコンテンツを量産すると、逆に悪いイメージを与えてしまいます。
良い印象を持ってもらうためにも、良質でユーザーのお悩み解決に役立つコンテンツを作成してください。
工務店がブログ集客を行う3つのデメリット
ブログは継続的に集客でき、あまりコストもかからないため、中小規模の工務店における集客手段としては非常に有効です。
しかし、無計画に取り組むとなかなか結果が出ず、リソースが無駄になってしまいます。
ブログに取り組む際は、欠点についても理解してくことが重要です。
専門的な知識が必要
ブログで結果を出すには、SEOの知識が必須です。
SEOとは、Googleの検索エンジンで自社のサイトを上位表示させて、閲覧してもらうための一連の施策を指します。
Google検索では、順位が下がるとクリック率が大幅に減少し、10位以下の記事はほぼクリックされずアクセスも集められません。
とはいえ、現在ではSEOに関する情報が各所で紹介されています。
小規模なサイトであれば、きちんと担当者を定めて適切な対策を実施することで、十分アクセスを集められる可能性があります。
ブログの考え方として、2つあります。
1つめはSEO対策のブログでアクセスを集め、集客につなげるもの。
2つめは社内の情報発信に特化し、雰囲気やファンにつなげる効果のあるもの。
どちらも大切ですが、偏りすぎずにバランスよく発信することを心がけましょう。
どのジャンルでも競合が多い
ブログは競合が非常に多いのもネックです。
以前はブログを用いた集客はそこまで注目されていなかったのですが、SEO対策の有用性が認知されはじめ、現在ではさまざまな企業が参入しています。
もちろん、工務店も例外ではありません。
住宅関連でユーザーが悩むであろうテーマに関してはすでに多数のメディアで取り上げられており、後追いで勝つのは難しいでしょう。
ただし、規模の小さなサイトでも、特定のニーズに絞れば勝てる可能性があります。
例えば、住宅全般で勝つのは難しくても、ファミリー向け住宅に特化したサイトならユーザーからの支持を得られる可能性があります。
また、先述したように工務店は地域に根ざした経営を行っているため、地域性のあるテーマや独自の見解、実績などを中心にテーマをつくることで、ポータルサイトや他のブログ内容と重複することを避けることができます。
結果が出るまで時間がかかる
ブログは結果が出るまで少し時間がかかります。
コンテンツを作成してからGoogleの検索エンジンに認識され、適切な評価が下されるにはどうしても時間がかかります。
早くても2〜3ヶ月、一般的には半年から1年ほどかかると考えておきましょう。
とはいえ、時間がかかるだけあって集客効果は絶大で、十分に取り組む価値はあります。
短期の集客方法は別で考え、長期的に顧客を増やしていく施策として取り組むのがおすすめです。
工務店のブログ集客のために必要な準備
ブログでは計画性が非常に重要です。
闇雲にコンテンツを作ってもターゲットに読まれる記事にはなりません。
適当にサイトを作っても検索結果にも反映されず、アクセスを集められない可能性が極めて高いでしょう。
ブログを作成する前に準備することを解説します。
自社のコンセプトを決める
まずは自社のコンセプトを決めます。
ブログは非常に人気の高い集客手段で、すでに多数の競合サイトが存在しています。
したがって、コンセプトが弱いと埋もれてしまう可能性が非常に高いです。
具体的には、自社の強みを明確にしてください。
例えば、コスト面や工法、デザインなどあらゆる面から強みを分析し、コンセプトにつなげていくと上手くいきやすいです。
ただし、コンセプトを決定する前に、似たようなサイトがないかきっちりリサーチしておきましょう。
ターゲットを明確にする
コンセプトの次は、ターゲットを明確にしましょう。
ネットには星の数ほどの記事があるため、自分事だと思ってもらえなければどんな良質なコンテンツも読まれません。
したがって、幅広い人に向けた記事ではなく「特定個人」に向けた記事を書く必要があります。
具体的には、以下のようにユーザーの細かい情報を設定しましょう。
これをペルソナ設定と言います。
● 名前
● 性別
● 年齢
● 家族
● 住まい
● 仕事
● 年収
● 趣味
● 性格
● 悩み
● 目標
● 学歴
● ライフスタイル
狙うキーワードを選定する
次に、キーワードを選定しましょう。
SEO対策では、ユーザーの悩みに沿って記事を制作するのが大前提です。
具体的には、関連テーマで検索されているキーワードやその検索数を調査し、どのキーワードに基づいて記事を書くのか決めていきます。
キーワード選定を行う際は、以下のようなツールが有効です。
● ラッコツール
● Ubersuggest
● キーワードプランナー
上記ツールは基本的に無料で利用できるため、自社サイトのテーマと関連性のあるキーワードは徹底的に調査しましょう。
工務店がブログを書く具体的な手順
ブログはなんとなく書くのではなく、きちんとリサーチしてターゲットが知りたい情報を盛り込む必要があります。
適当に書くと検索エンジンに評価されず、誰にも読まれず終わってしまうため、必ず以下の手順に沿って執筆しましょう。
SEO対策を行う上での基本となるため、中級者向けの内容となっていますが、基本をしっかりと抑えておくことで、しっかりと成果を上げることができます。
競合をリサーチする
まずは競合記事をリサーチしましょう。
検索結果に上位表示させたいキーワードで検索し、上位表示されている記事の見出しや本文を見れば、どんな内容がユーザーに求められているのか判断できます。
とはいえ、検索上位の記事が必ず正しいわけではありません。
中にはニーズを満たしていないにもかかわらず、サイトの知名度だけで上位表示されているケースもあります。
きちんと自社でユーザーニーズを考えると共に、競合サイトのドメインランクもチェックしましょう。
ドメインランクを確認するには、無料で提供されている「パワーランクチェックツール」がおすすめです。
参考:https://tcd-theme.com/2021/12/domain-power-2.html
記事の見出しを考える
次に記事の見出しを考えましょう。
見出しは「Hタグ」とも呼ばれており、H1〜H6まで存在します。
H1はタイトルなので、一般的に記事に用いるのはH2〜H4までとなります。
見出しを作る上で、最低限守るべきポイントは以下の2つです。
● 入れ子構造を守る
● キーワードを含める
見出しはきちんと入れ子構造になっていることも大切です。
例えば、H3タグの中にH2タグが入っていたり、H4タグが単体で入っていたりするのは正しい構造とはいえません。
また、キーワードを含めることも大切です。
タイトルや見出しに狙っているキーワードを入れることで、Googleの検索エンジンに評価されやすくなる効果があります。
全ての見出しに無理矢理入れる必要はないですが、できる限り意識しましょう。
記事の内容を執筆する
見出しに沿って本文を執筆しましょう。
ブログでよく勘違いされがちなのですが、いきなり本文を書いてはいけません。
見出しを設定せず、いきなり文章を書き始めてしまうと、論理破綻が起こったり全く関係のない内容が入ってきたりする可能性があるためです。
また、本文では「読みやすさ」「わかりやすさ」を意識し、次のような点に注意すべきです。
● ひとつの文章が長くないか
● 文章が冗長でないか
● 結論がわかりにくくないか
● 難解な専門用語を使用していないか
● 漢字とひらがなのバランスは良好か
SEOのコンサルタントやアドバイザーがいない場合、複数人でチェックして、読みにくい点がないか確認しましょう。
必要に応じて画像や装飾を入れる
ブログでは装飾も大切です。
文章ばかりで一切装飾がないと非常に読みにくいブログになってしまうため、次のような装飾を加え、わかりやすいブログに仕上げましょう。
● 表
● 箇条書き
● 画像
● 太字
● マーカー
例えば、データなどをまとめる際は表を用いるとわかりやすいです。
また、施工事例があれば文章で特徴を書き出すよりも、画像を入れた方がイメージしやすいでしょう。
また、現代ではネット記事を読むユーザーの大多数がスマホを利用しています。
レスポンシブに対応させ、スマホで見たときにも読みやすく工夫することも忘れないでください。
画像に関しては無料の画像サイトもありますが、できるだけオリジナル画像を使う方がGoogleの評価が高くなります。
自社の施工事例や建築現場で撮影した画像をできるだけ用いるように心がけましょう。
内容を推敲する
ブログを書いた後は、すぐに投稿せず、内容を再確認して誤った表現や記載がないか確認してください。
ほとんどの場合、コンテンツの作成完了時点の段階ではどこかしらにミスがあります。
仮にミスがゼロだったとしても、後から推敲した方がより良いコンテンツを作れる可能性が高いです。
具体的には、作成したコンテンツのチェックは翌日以降にしましょう。
執筆中は良いと思った内容でも、翌日に見ると間違っていたり、改善の余地があったりするケースも多々あります。
不適切なコンテンツを世に出すと、会社としての信用を失ってしまうため、投稿前にはチェックを欠かさないようにしましょう。
上記の手順をしっかりと抑えることで、軸がブレない記事を執筆することが可能となります。
工務店がブログ集客を成功させる5つのポイント
ブログ集客は成功したときの効果が大きいものの、難易度は高めです。
考えなしに取り組んでも成果を得られず、費用やリソースが無駄になってしまいます。
ブログ集客を成功させるためには、書いた後の効果検証やメンテナンスも重要となります。
問い合わせ導線を確保する
ブログでは必ず集客に繋がる導線を考えておきましょう。
集客に繋がる導線とは、ブログ記事から自社の商品・サービスの成約に繋げる方法のことです。
これらがなければ、ユーザーが満足して帰った時点で終わってしまい、一向に問い合わせに繋がりません。
例えば、工務店選びのポイントを紹介した後に、自分の工務店の魅力を伝えるなどの施策が挙げられます。
他にも、ヘッダーやフッター部分に問い合わせボタンを追加すれば、どの記事からでも問い合わせに繋げられます。
せっかくブログを制作しても、収益化導線を考えていないと成果にはつながらないため、どのようにして自社への問い合わせに繋げるか考えておきましょう。
検索順位を逐一チェックする
記事数が20〜30記事程度までが増えてきたら、定期的に検索順位をチェックしましょう。
Googleの検索順位は、定期的な「コアアルゴリズムアップデート」により変動します。
もし悪い方向に傾いてしまった場合は、原因を分析し、適切な対処法を考える必要があります。
なお、1記事ずつ検索して順位を調べるのは非効率ですので、以下のようなツールを利用しましょう。
● GRC(ジーアールシー)
● Ranktracker(ランクトラッカー)
ツールを導入すれば、登録したキーワードにおいて自社サイトの記事が何位にランクインしているのか一目でわかります。
定期的にリライトする
検索順位のチェックと合わせて、リライトも実施しましょう。
リライトとは、記事の内容を書き直して検索順位を高める作業です。
記事を投稿してから3〜6ヶ月ほど経つと、ある程度記事の検索順位が定まってくるため、競合記事と比較しつつ書き直していきましょう。
リライトで最も重要なポイントは、1〜10位に上がっている記事を対象にすることです。
順位が30位の記事をリライトしてもアクセスはほとんど変わりませんが、上位の記事は少し順位が上がるだけでアクセスに大きな影響を及ぼします。
定期的に検索順位をチェックし、上位に上がってきた記事はリライトし、さらに順位を高めていきましょう。
ユーザーを分析する
グーグルアナリティクスやサーチコンソールを活用し、ユーザーの分析も実施しましょう。
グーグルアナリティクスとは、ユーザーの流入経路や記事ごとのアクセス数など、サイトのアクセスに関する分析ができるツールです。
サイトを作成後、アナリティクスと連携させておけば、自動的にデータを収集してくれます。
また、サーチコンソールでは検索結果の変動やクリック数など、検索結果における自社サイトの立ち位置がわかります。
アナリティクスやサーチコンソールを上手く活用すれば、自社サイトが取り組むべき改善アクションが見えてくるでしょう。
競合他社を分析する
他社の分析も欠かさないようにしてください。
ブログは基本的に、SEO検索からの流入を狙う集客方法ですので、常にライバルがいます。
ライバルに合わせてコンテンツを作っていかないと、空回りに終わってしまいます。
例えば、自社でどれだけクオリティの高いコンテンツを作ったとしても、ライバルがそれ以上だと勝てません。
また、コンテンツの質で上回っていても、相手の方がドメインパワー(サイトの強さ)が上だとやはり勝つのは難しいでしょう。
ブログは同じジャンルの競合サイトや、コアアルゴリズムアップデートとの戦いになります。
しっかりライバルを分析し、差をつけていきましょう。
記事は定期的なメンテナンスを行うことで、継続的な集客に繋げていくことができます。
書いたら終わりではなく、しっかりと成果に結びついているかどうかの効果検証を行うようにしてください。
工務店のブログ集客における参考事例
最後に、工務店やハウスメーカーにおけるブログ集客の事例を紹介します。
自社ブログを作る際は、ぜひ参考にしてください。
アイジースタイルハウス
アイジースタイルハウスは、愛知や静岡で注文住宅を手がけています。
同社のブログのポイントは、情報の新鮮さです。
複数のスタッフがコンテンツ制作に携わっており、ほぼ毎日ペースで更新されているため、常に情報が新鮮で安心して読めるようになっています。
また、単なるお役立ち記事だけではなく、イベントのお知らせや自社サービスの宣伝も行っており、しっかり収益化導線が確保されています。
クオホーム
クオホームは姫路にある地域密着型の工務店です。
大きなオウンドメディアではなく、スタッフブログとしてコンテンツを制作しているため、企業が利益重視で書いた記事よりも信頼されやすいという特徴があります。
また、Googleでは近年E-A-Tが重視されており、権威者の書いたコンテンツが評価されやすい傾向にあります。
クオホームは一級建築士が制作しており、信頼性・権威性をしっかりアピールしているのもポイントです。
参考:https://quohome.com/workblog/
コスモ建設株式会社
コスモ建設株式会社は、北海道のハウスメーカーです。
何よりも地域に密着した家づくりについて解説しているのが特徴です。
北海道のような寒冷地では、一般的な住宅情報よりも寒冷地に寄り添った家づくりが重視されるため、他社との差別化につながっています。
特に、中小規模の工務店にとって、狭いニーズを捉えて巨大なオウンドメディアに対抗することが重要になるでしょう。
参考:https://www.cosmokensetsu.co.jp/hint/
まとめ
今回は、工務店集客におけるブログ作成の方法について解説しました。
ブログでの集客に成功すれば、継続的かつ低コストで集客できるようになります。
また、コンテンツを通じて自社の信頼性を高められるため、濃い見込み客が見つかるのも嬉しいポイントです。
ただし、ブログでは計画性が非常に重要です。
コンセプトがあいまいなままブログを書いても、ほぼ間違いなく失敗してしまうため、ターゲットやキーワードの選定を入念に実施しましょう。