And Doホールディングスの全体の売上と利益
直近3期と2023期1Qの売上高と営業利益は以下のとおりです。
売上高は96億1,200万円、営業利益は3億4,300万円と前年同期を下回りましたが、当期計画比ではおおむね順調な推移となっています。
前年同期比からの減少は主に、不動産売買事業の大型案件が2Qに集中し「期ズレ」によるものです。
And Doホールディングスのセグメントごとの売上
セグメントは以下の6事業です。
・フランチャイズ事業
・ハウス・リースバック事業
・金融事業
・不動産売買事業
・不動産流通事業
・リフォーム事業
セグメント別ではフランチャイズ事業が、関東エリアおよび近畿圏において着実に伸長し、累計オープン店舗数は順調な増加となっています。
ハウス・リースバック事業は広告宣伝と人材投資効果により、仕入件数が大幅に伸長しています。
And Doホールディングスの短期的な戦略
中期経営計画においてフランチャイズ加盟店を、2025年達成目標として865店舗としています。
加盟店支援ともなる取引支援システムが、売買仲介・買取WEBシステム「DO NETWORK」に加えて、賃貸取引データの一元管理を行う「RENT Doシステム」も経済産業省が推進する「IT導入補助金2022」の対象ツールに登録されました。
加盟店がシステムの導入にあたって補助金を受けられる条件が整い、フランチャイズ加盟の動機づけになることが期待できます。
*参考文献
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000101.000059395.html
And Doホールディングスの長期的な戦略
中期経営計画における成長強化事業の主要指標をここでは見ていきます。
下表は2025年6月期までの目標数値に対し、2022年6月期の決算数値から成長率を計算したものです。
2022/6 | 2023/6 | 2024/6 | 2025/6 | 3年間成長率 | |
累計加盟店舗数 | 683 | 755 | 805 | 865 | 127% |
年間仕入契約数 | 1,010 | 1,140 | 1,260 | 1,440 | 143% |
リバースモーゲージ保証残高 | 88 | 177 | 285 | 506 | 575% |
今後の成長事業として「金融事業」を柱にすえていることがわかります。
*参考文献
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3457/tdnet/2204257/00.pdf
And Doホールディングスの最近のトピックス
10月24日、子会社である株式会社フィナンシャルドゥのリバースモーゲージ保証業務において、9月末時点で保証残高が100億円を突破した公表されました。
同事業は2017年10月に本格的にスタートし、2021年1月末時点では40億円の保証残高となっていましたが、その後順調に伸長し100億円を突破、2023年6月期目標の177億円を目指しています。
*参考文献
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3457/tdnet/2191495/00.pdf