不動産売り求むチラシの反響目標は、どの程度に設定すべきでしょうか｜不動産仲介営業お悩み相談室

不動産業界でご活躍のあなた、こんにちは。
株式会社レコの梶本幸治です。

今回は「不動産売り求むチラシの反響目標は、どの程度に設定すべきでしょうか」というお悩みを取り上げます。

以前と比べ、売り求むチラシを実施しておられる不動産会社は少なくなりました。

しかし、今でも私のもとにはチラホラと、「当社の売り求むチラシってどうでしょうか？」というチラシ添削のご相談が入ります。

そこで、私の実務経験やコンサル事例を用いて様々にご提案させて頂き、「ちなみにこのチラシってどのくらいの割合で反響取れていますか」お尋ねしているのですが、そのご返事は次のようなものが殆どです。

だいたいこんなフワッとしたお返事が多く、「当社は○○○○部で1件の反響が取れています！」という不動産会社さんにはなかなか出会いません。

殆どの不動産会社ではチラシの効果測定を行っておらず、「反響がたくさんとれた嬉しい思い出」や「反響が全然取れなかった苦い経験」など、散発的にチラシの結果を記憶されているに過ぎないケースが多いようです。

これでは効果的なチラシ戦略を展開する事は難しいでょう。

では、今回のご質問である「不動産売り求むチラシの反響目標は、どの程度に設定すべきでしょうか」について触れて参りますね。

その前に念のためお話しておきますが、ここで言う「〇〇〇〇部で1件」という反響率は年間何十万部とチラシを実施し、年間の反響率を集計した場合を指します。

たまに「先月、5,000部の売り求むチラシを実施したところ2件の反響が得られたのですが、このチラシは優秀なチラシと呼べますか？」とのご質問を頂きますが、優秀なチラシか否かは、ある程度のボリュームで実施しなければ判断出来ません。

では、私が考える不動産売り求むチラシの反響目標をお伝えします。

これら反響率は、都心部・郊外部、地価上昇地域・地価下落地域など、エリアによって若干異なりますが、おおむねこの反響率を目標にして頂いて良いと考えます。

但し、人口減少が激しい地域では査定買取チラシ反響より、買取チラシ反響の方が多い傾向にあります。

これは不動産所有者様の多くが「どうせ、ウチの不動産なんて売れないだろう」と思っておられる事が要因でしょう。

不動産価格二極化は、売り求むチラシの反響率にも影響を及ぼしているのですね。

あなたの商圏ではどのような売り求むチラシが効果的なのか、それを分析しながら最適解を探して下さい。

ちなみに、「売り求むチラシ」と簡単にいっても様々な種類があります。

私の集客コンサルサービスを受けて頂いているクライアント先には、主につぎのような売り求むチラシを実施して頂いています。

あなたの商圏ではどのチラシが効果的なのか、明日からでもテストをしてみてください。

決して、「反響は取れたり取れなかったりと、まぁまちまちですね～。」などとフワッとした効果測定にならないようにお気をつけを！

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