センチュリー21の全体の売上と利益
直近3期の営業収益と営業利益は以下のとおりです。
営業収益は37億9,700万円と前年比101.9%、営業利益は8億7,500万円と前年比101.0%となり、対年度計画では営業収益が98.9%、営業利益は115.2%となりました。
新基幹システムの償却費・保守費等の販売管理費が増加しましたが、営業利益は計画超となりました。
四半期ごとの業績では、3Qおよび4Qが前年同期比プラスとなり、下半期は堅調に推移しました。
加盟店舗数は計画の1,012店舗には及ばないものの、設立以来の1,000店舗超えを果たし1,008店舗となりました。
加盟店取扱高と月平均値は前年比プラス6~8%となり、加盟店の状況も堅調と言えそうです。
センチュリー21のセグメントごとの売上
セグメントは次の4つになります。
- サービスフィー収入
- ITサービス収入
- 加盟金収入
- その他
サービスフィー収入は前年比および年度計画比ともにプラスとなりましたが、ITサービス収入とその他収入が前年比および年度計画比ともにマイナスとなっています。
センチュリー21の短期的な戦略
2024年3月期の業績予想が発表されました。
- 営業収益:39億2,300万円(前年比103.3%)
- 営業総利益:29億5,800万円(前年比103.8%)
- 営業利益:9億2,700万円(前年比105.9%)
- 経常利益:9億7,100万円(前年比104.9%)
- 店舗数:1,028店舗(前年比プラス21店舗)
*参考文献
https://pdf.irpocket.com/C8898/CaoZ/XDBD/mtTh.pdf
センチュリー21の長期的な戦略
長期的な戦略としては新規加盟店拡大が至上命題であり、2023年3月期は90件の新規目標を掲げています。
その後も継続的に新規店開拓が求められ、直近3年間のエリア別加盟店状況は以下のとおりです。
関東・甲信越は横ばいがつづいており、近畿は減少傾向が気になるところです。
北海道、東海・北陸、沖縄は増加傾向が見られます。
*参考文献-
https://pdf.irpocket.com/C8898/xivA/LyX1/fege.pdf
センチュリー21の最近のトピックス
加盟店向け支援サービスとして、4月19日より「ChatGPT」で使われているAIエンジン「gpt-3.5-turbo」を利用した、セールスコメントを自動生成する「AIコメント君」をリリースしました。
物件情報に掲載するセールスコメントを10秒ほどで作成でき、業務効率化に寄与するとしています。