
不動産業界でご活躍のあなた、こんにちは。
株式会社レコの梶本幸治です。
今回は「不動産マーケティングの勉強をしようと思うと学校に行ったり、資格を取ったりする必要がありますか?」というお悩みを取り上げます。
なんて真面目な方なのでしょう。
昔ながらの不動産屋さんは「不動産屋は宅建士さえ取ってしまえば、もう人生で勉強する必要は無くなる」なんて言ってみたりして、とにかく勉強嫌いが多い印象でした。
又、私が登壇させて頂いた各種不動産マーケティングセミナーにおいても、セミナー参加者様から「梶本さんの言う事は分かるけどもっと手っ取り早く儲ける方法はないかなぁ。細かい事や勉強が嫌いだから不動産屋になったんだから」との、忌憚のない(笑)ご意見を頂戴したものです。
そんな不動産業界にあって「不動産マーケティングの勉強をしようと思うと学校に行ったり、資格を取ったりする必要がありますか?」とは、なんて向上心の高い方なのでしょう。マジで尊敬します!
不動産業も「ヒトの繋がりだけ」で儲けられる案件が減り、マーケティングを含めた業務全般に渡る勉強が重要になってきました(著者注:…とは言いましても不動産業界において「ヒトの繋がり」が最重要である事は、令和の世になっても変わりませんけどね。)。
私も今、このコラムの原稿を書き上げた後は、「ゼロクリックやAI検索、SNS検索」をテーマとしたウェビナーを聴講する予定でして、勉強を怠らないよう肝に銘じています。
幸いなことに不動産業界向けのウェビナーやセミナー情報は、今、皆さんがご覧になっている「不動産会社のミカタ」さんにも多く掲載されており、どれも魅力的なテーマを取り上げておられます。
このようなセミナーを受講したり、多くの専門家が「不動産会社のミカタ」さんで連載されているコラムを読む事でも十分勉強になると思いますよ。
特にH.L.C不動産コンサルティングの奥林洋樹先生はテーマが多岐に渡り、寄稿数も多い為、定期的にしっかりと読み込めば相当知識が付くと思います。
尚、私、梶本のコラムも月に1回公開していますので、奥林先生のコラムで勉強されたついでにご覧頂ければ嬉しいです。笑
そこで、「不動産マーケティングの勉強をしようと思うと学校に行ったり、資格を取ったりする必要がありますか?」に対する私なりの答えですが、何も学校に行ったり資格を取ったりする必要は無いと思いますよ。
まぁ、不動産業専門のマーケティングの学校(講義?)や資格があるのかと言えば、それに相応しいものもないのですが、何故このように学校へ行ったり、資格を取ろうという発想になるのでしょう?
そのヒントは冒頭でご紹介した不動産屋さんの「不動産屋は宅建士さえ取ってしまえば、もう人生で勉強する必要は無くなる」という台詞にあると考えます。
我々不動産業界で勉強と言えば、宅地建物取引士やFPなど資格試験の勉強が先ず思い浮かびます。
資格試験合格の為には資格の学校に通われる方も多いでしょう。
つまり「勉強=学校に行ったり資格を取る事」になっているのかも知れませんね。
不動産マーケティングの勉強はこのような机の上だけの勉強とは異なります。
あなたが集客の為に使っておられるホームページやチラシ、ダイレクトメールなどが本当にその内容で良いのか、もっと反響を獲得するにはどうすれば良いのかといった疑問を持ち、不動産会社のミカタさんの記事を読んだり、書籍を買ったり、ChatGPTの聞いてみたりする事も立派な勉強です。
常に反響増を目指し不断の努力を続ける事こそ、不動産マーケティングの勉強ではないでしょうか。