And Doホールディングスの全体の売上と利益
直近3期と2022期3Qの売上高と営業利益は以下のとおりです。
売上高は291億6,100万円となり3Qとしては過去最高となりました。
営業利益は19億300万円で前年同期比50.3%増となりました。
四半期ごとの業績ではハウス・リースバックファンドへの譲渡を、2021期・2022期は3Qで行っておらず低下していますが、前年同期比よりも利益は増加しています。
And Doホールディングスのセグメントごとの売上
セグメントは本リポートより以下の6つになります。
2Q22までセグメントとして区分していた小山建設グループの業績は他のセグメントに統合されましたが、2Q22までのセグメント表示は以前のままになっています。
2. ハウス・リースバック事業
3. 金融事業
4. 不動産売買事業
5. 不動産流通事業
6. リフォーム事業
すべてのセグメントが前年同期比プラスとなり、収益性も高く利益率が改善しています。
累計加盟店舗数691店舗と前期末から減少していますが、重点地域である関東エリアでは増加しています。
仕入契約件数は787件、新規物件取得数は757件となり累計保有物件数は685件、物件総額は64億前後となり過去最高水準になっています。
And Doホールディングスの短期的な戦略
2022年4月18日の取締役会にて、ハウス・リースバック物件については保有目的を変更し、固定資産から販売用不動産に変更することが決議されました。
変更日は2022年6月期末を迎え、2022年7月1日となります。
理由としてハウス・リースバック事業は、ストック型の賃料収入を大幅に上回る流動化による売却益があり、2022年3月31日発表の中期経営計画において成長強化事業として位置づけたことによります。
*参考文献
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3457/tdnet/2118397/00.pdf
And Doホールディングスの長期的な戦略
中期経営計画を策定し2025年6月期までの計画を以下のとおりとしました。
中期経営計画(億円) | 2022年6月 | 2023年6月 | 2024年6月 | 2025年6月 |
売上高 | 444.3~391.0 | 457.8 | 484.4 | 518.1 |
営業利益 | 36.7~29.7 | 34.5 | 37.5 | 41.7 |
経常利益 | 35.0~28.0 | 33.0 | 36.0 | 40.0 |
上記の達成のため3つの成長戦略を掲げています。
2. 不動産×金融サービスの深化
3. 高収益体質化の促進
*参考文献
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3457/tdnet/2101742/00.pdf
And Doホールディングスの最近のトピックス
2022年3月25日、首都圏中心に投資用マンションの取得・運用を行うエスエーエフ株式会社が保有するセール・アンド・リース物件を、マンションアセット商品化とリセール事業を行う株式会社ウィルゲイツ・インベストメントとの協業により一括取得しました。
取得不動産の概要は以下のとおりです。
・取得価格19億1,100万円(税別)
上記物件の一括取得により、賃貸用不動産としての安定収益と将来的な売却益を確保し、ハウス・リースバック事業の収益拡大に寄与することになります。
*参考文献
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3457/tdnet/2099687/00.pdf