不動産会社の良いキャッチコピー21選！ダメなキャッチコピーは？

不動産会社が他社と差別化を図るための対策として、手っ取り早く効果的なのがキャッチコピーを考えることです。

キャッチコピーがうまくできれば、見込み客からも「あの〇〇の不動産会社だ！」と認識され、反響も取れやすく成約率も大きく高まります。

不動産会社にとっては非常に大切なキャッチコピーですが、ありがちでなおかつ「自社の強みをしっかりと伝えきれないキャッチコピー」を利用している不動産会社も見受けられます。

今回は不動産会社にありがちなダメな事例にも触れつつ、上手なキャッチコピーの作り方や、実際にある魅力的なキャッチコピーを紹介していきたいと思います。

上手な不動産会社のキャッチコピー

どのようなキャッチコピーであればうまく反響につながるのかというと、見た方にひと目で「どういった会社なのか」「何が強みなのか」を伝えられる必要があります。
もし仮に下記のキャッチコピーを謳う不動産会社があるとしたら、どちらに不動産の売却を任せようと思うでしょうか？

多くの方が「2」を選ぶ傾向にあります。
理由としてはシンプルで、「2」の会社なら何をしてくれるかが明確だからです。

• 売主目線
• 高く売る

このキーワードがあるだけで、ひと目で高く売ってくれる不動産会社と印象付けることができます。
一方で「不動産のことならなんでもお任せください！」というキャッチコピーは「何ができるのか」「どのようなメリットがあるのか」あいまいです。
なんでもできるのは良いことでしょうが、一方で「特化した強みがない」といえるでしょう。

不動産会社は全国にごまんとあります。
ありふれたキャッチコピーでは反響を得ることができません。
「なんでも」という抽象的な表現ではなく、「なにが強みなのか」明確にする必要があります。
先ほど例に挙げた「売主目線至上主義！とにかく高く売ります！」といったキャッチコピーであれば、

ということがひと目で伝わります。
もし不動産会社でキャッチコピーを変えたい・作りたいという方がいれば、

を考えてキャッチコピーを考えることをおすすめします。

【逆転の発想】弱みを強みに変えるキャッチコピー

キャッチコピーはその会社の強みを出すことが一般的ですが、いいキャッチコピーが思い浮かばないのであれば、弱みを強みに変えることも手段の一つです。
例えば

といったように、弱みをあえて強みに変えてキャッチコピーにして反響を得る方法もあります。
あまりにもいいキャッチコピーが思いつかない場合は、弱みから考えてみるのもよいでしょう。

実際にある不動産会社の魅力的なキャッチコピー21選

ここまで上手なキャッチコピーの作り方を解説してきましたが、ここからは実際にある魅力的なキャッチコピーを紹介していきたいと思います。

では、いくつかの会社のキャッチコピーを例に挙げて詳しく解説していきたいと思います。

我が家、意外と高く売れるかも！？(野村不動産ソリューションズ株式会社)

こちらは野村不動産ソリューションズ株式会社の売却の広告サイトです。
「我が家、意外と高く売れるかも！？」という表現は

など高く売れる見込みがないと思っている方でも「一度査定してみようかな…」という前向きな気持ちにすることができ、見込み客を開拓することができます。

池田市に特化した地元密着の不動産屋さん(株式会社マイスターホーム)

こちらは株式会社マイスターホームの売買・売却のサイトです。
「池田市に特化した地元密着の不動産屋さん」は「〇〇市に特化」で会社の強みがすぐに分かり、「地元密着」でさらにその地域に詳しく、多くの物件情報を持っていそうな印象や期待感を与えることができます。

マンションがラクに確実に売れる(株式会社すむたす)

こちらは株式会社すむたすの不動産買取のサイトです。
すむたす買取は一般的な査定サイトと違いAI査定ですぐに適正価格がわかり、不動産会社からの電話のやりとりも不要。
部屋の内見やそれに伴う片付けなども必要なく、手間なくシンプルに売却することができます。
「マンション」という言葉でマンション保有者にターゲットを絞り、「ラク」や「確実」という言葉で時間や手間がかかる売却の悪いイメージや売れるかどうかの不安を払拭。
的確に強みをアピールできています。

あえて狭小住宅。もっと人生を楽しむために。(株式会社ホープス)

こちらは株式会社ホープスの注文住宅のサイトです。
郊外に行けば広くて大きな家が建て易くなりますが、あえて東京で狭小の住宅にすることに付加価値を持たせています。
そしてさらに「もっと人生を楽しむために。」と加えることで、〝人生を豊かにすることができる家〟というポジティブなイメージを与えワクワク感を共有することができます。

家賃はもう払い続けなくていい。年収240万円で建つ家とは⁇(株式会社A-1PROJECT)

こちらは株式会社A-1PROJECTの注文住宅のサイトです。
このキャッチフレーズの良い点は、「年収240万円」という具体的な数字が明記してある点です。
こういった分かりやすいワードを書くことで、消費者が瞬時に想像を膨らませることができます。
また、「家賃はもう払い続けなくていい。」という言葉も、〝賃貸暮らしで家は欲しいがまだ買う余裕がない人〟に向けて強烈なメッセージになります。

キャッチコピーの募集方法

キャッチコピーは自社でも考えることができますが、やはりありがちなキャッチコピーになりやすいです。

もしキャッチコピーを作りたいのであれば、クラウドソーシングでコンペ式で依頼することをおすすめします。

クラウドソーシングであればたくさんのライターから提案をもらうことができ、最終的に会社のイメージにピッタリのキャッチコピーを選ぶことができます。
経験豊富な方から、駆け出しコピーライターまでたくさんの方から提案をもらうことができるので、様々な角度からキャッチコピーを考えてもらうことができます。

ちなみに予算は20000円～50,000円程度が相場です。

いいキャッチコピーを思いつかなかった場合はクラウドソーシングなど、外部のリソースを活用することをおすすめします。

まとめ

不動産会社のキャッチコピーはマーケティング戦略上とても重要です。

お客様が会社を選ぶ判断材料になりますし、キャッチコピーで反響がとれるか取れないか決まるといっても過言ではありません。

よくありがちな

といったようなキャッチコピーは見た方に何のインパクトも与えず、自社の強みを訴求できないダメなキャッチコピーといえます。

自社の強みや特徴を十分に理解したうえで、

とひと目で訴求できるよいキャッチコピーを考えましょう！