不動産営業経験者は不動産テックへの転職が有利なのか?【経験談】

昨今注目を浴びている不動産テック。

テクノロジーの浸透が遅れ、属人的な部分が多く残る不動産業界の商習慣を変えようと、ベンチャーから大手まで様々な企業が不動産テック領域で事業展開を目論んでいます。

そんな中、不動産実務経験者の方が、不動産テック企業へ転職したいというお声もよく寄せられます。

そんな私も以前、不動産会社から不動産テック企業へ転職をした一人です。

※住友不動産販売からマンションリサーチ

今回は私の体験談をもとに「不動産営業経験者は不動産テックへの転職が有利なのか?【経験談】」お伝えしたいと思います。

注意Prop Tech、ReTech、Real Estate Techとも呼びますが、本記事では不動産テックで統一します。

▼執筆者情報▼

【結論】不動産実務経験者の不動産テック企業への転職は有利

結論、不動産実務経験者の不動産テック企業への転職は非常に有利です。

今まさに不動産テック企業は優秀な不動産実務経験者を求めています。

不動産テックに実務経験者が求められる理由

不動産会社と課題や悩みを共感できる

多くの不動産テック企業は、不動産業界独特の商習慣を理解せずに、理想だけ掲げて事業展開を行ってしまっています。

そうすると待っているのは、クライアントである不動産会社からの反発。もちろんそれではサービスは売れず、事業として成り立たなくなってしまいます。

そのため、不動産会社と共通言語で話ができ、商習慣を踏まえて事業の改善に意見ができる不動産実務経験者が求められます。

私の実体験

私もマンションリサーチに勤めていたころ、最初は営業でした。

不動産会社にお伺いし、一括査定サービスの説明をしても、「また理想だけ掲げるやつがきた」というスタンスで全く相手にされません。

ただ、以前住友不動産販売に勤めていたことを話すと、態度が急変。

不動産実務経験者としてしっかり共通言語を用い実務に落とし込んでご説明することで、利用価値を感じていただき、ご利用いただくに至りました。

サービスの改善を提案できる

不動産テックの理想は不動産実務を経験しているものにとっては不要なものであるケースがあります。

新しいサービスを思いついたとしても、実務がわかっていない人間が作ったサービスは、

  • 不要な機能が多い
  • 現場での使用頻度は低い

といったケースも珍しくありません。

実務経験があればサービス改善、新規事業の立案など、本当に不動産会社が求めているサービスに導くことができます。

  • 不動産業者様との共通言語での会話
  • 現場レベルでのサービス改善の提案

これは不動産実務経験者にしかできないことです。

そのため、不動産実務経験者の不動産テック企業への転職は、事業を展開していくうえで必須となり、求められているのです。

どの程度不動産の実務経験があればよいのか?

では不動産テックへ転職するためにはどの程度の実務経験が必要なのか?

私の経験上、不動産テックで重宝されるレベルは下記の通り。

  • 不動産仲介に関する全ての業務を自分一人でできる(集客、接客、契約、決済(引渡し))

※不動産仲介の業務を一通り理解していないと、クライアントとなる不動産会社の気持ちが分からず、不動産会社と対等に話すことができない。結果として不動産会社から信用されない。

私の感覚ではあるものの、仲介業務をまる2年経験していれば問題ないと言えるでしょう。

【参考】会社規模は大手がやや有利か

余談ですが、大手の仲介出身なのか、中小の仲介出身なのか?という点については、やや大手仲介出身のほうが有利な印象です。

理由としては売・買両方を経験することができ、業務の一連の流れがある程度どこの会社でも通用する形のため。

中小地場の場合だと、独特な流れがあったり、売りをやらなかったりするので、大手出身の方が不動産テックに転職するために有利に働く可能性があります。

とはいえ、一番重要なのはクライアントである「不動産会社の気持ちが分かる」という部分で、あまり気にしなくてもよい部分でしょう。

不動産テック企業へ転職する際の注意点

不動産実務経験者は不動産テックへの転職は間違いなく有利です。

しかし不動産テック企業へ転職する際の注意点もありますので、私の経験ベースで記載しておきます。

個人営業からチーム営業になる

多くの不動産会社の場合、営業は個人数字を持っています。

ただし不動産テック企業の場合、チームでの数字になることが多いです。

もちろん個人数字もありますが、一人で集客から契約まで行う不動産営業と比較すると、不動産テック企業は他部署との連携で動かなければいけない部分が多々あり、チームワークが重要となります。

そのため一匹狼で育ってきた不動産営業は、チームでの動きが息苦しく感じることもあるかもしれません。

ほとんどの場合収入が減る

不動産会社は基本給は少ないですが、やったらやっただけ歩合がもらえる世界です。

反面、不動産テック企業は基本給+ボーナスという考え方です。

また、営業一人で販売ができるわけではなく、エンジニア・マーケティングなど別部署の方々の助けがあり始めて成立するため、営業一人に戻る割合は、不動産会社と比較して少なくなります。

そのため、不動産仲介で良い成績を上げてきた営業マンが不動産テックに転職するとほとんどの場合収入が減ります。

ITに対する理解が必要

これは当たり前ですが、不動産テックに入社した場合、ITに対する理解が必要になります。

不動産会社は社内の大半は営業ですが、不動産テック企業では営業は一部で多くはマーケティングやエンジニアなどのIT系の方々。

その方としっかりコミュニケーションをとれないと、いいサービスは作れません。

そのため、社内共通言語であるITはしっかり理解する必要があります。

とは言っても、プログラミングができるようになる必要はなく、IT企業独特の言語を理解できれば問題ございませんので、ご安心ください。

まとめ

今回は、

  • 不動産実務経験者が不動産テック企業に転職するのが有利な理由
  • 不動産テック企業へ転職の際の注意点

をお伝えさせていただきました。

もちろん全ての不動産テック企業に当てはまるわけでは無いですが、大きな傾向としてはご説明の通りです。

こういったことが起きてるということをしっかり理解し、転職活動に励んでください。

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▼こちらの記事も参考にしてください。

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