まかろにおに注目!今話題の注文住宅YouTuber「まかろにお」とは!?

今話題の住宅系YouTuber「まかろにお」さん。

第三者的な観点から、ハウスメーカーの選び方やデザインなど、家づくりに関する様々なことを紹介しています。

なぜ各大手ハウスメーカーは、まかろにおさんのYouTubeでタイアップを組むのでしょうか。

この記事では

・住宅系YouTuber「まかろにお」とは⁉
・まかろにおとタイアップを組む、企業側のメリットは?

これらについてまとめたいと思います。

住宅系YouTuber「まかろにお」とは⁉

『人から始める家造りの重要性を世に広める』をコンセプトに、住宅系YouTuberとして活動をしているまかろにおさん。

まずはまかろにおさんの経歴からご紹介します。

【経歴】

①元大手ハウスメーカー勤務

商品企画/住宅営業を経験

住宅営業では全国No,1を獲得

②メガバンクに転職

不動産の融資担当を経験

③某日系大手企業に転職

現在は組織運営・戦略企画立案をメインの仕事としつつ、起業。

サラリーマンと経営者、2足の草鞋で活動中。

【活動歴】

今までの不動産を主軸とした経験と人脈をフル活用して、2020年5月にYouTubeチャンネルを開設

→2022年現在YouTubeチャンネル登録者80,000人
→1年間で約4000組のお客様に無料コンサルを実施
→2年間で約1000組のお客様に対して各ハウスメーカーの優秀な営業マンを紹介

これらの実績を資料にまとめ、各大手ハウスメーカーにプレゼン。

積水ハウス
ダイワハウス
パナソニックホームズ
三井ホーム

大手ハウスメーカー4社から賛同を得てこれから注文住宅を建てる人が自ら営業担当を選べる住宅営業マンとお客様のマッチングサイト『MEGULIE』を作成。

https://megulie.co.jp/

参照:YouTube「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」チャンネル概要より

https://www.youtube.com/c/housemaker/about

まかろにおさんのYouTubeチャンネルを実際に見てみると、

・住宅の性能
・各社比較ポイント
・デザイン・機能性
・ハウスメーカーの選び方
・家づくりの仕方

などといった家づくりに関する疑問や悩みに対して、第三者的な観点で情報発信をしています。

例えば、新築を建てる際、一番最初に悩むことのひとつ「ハウスメーカー選び」については、「〇〇会社(ハウスメーカー)のメリット・デメリット」のようなタイトルで各社のいい点、悪い点をまとめた動画を配信してます。

具体的にメリットになることに関してあるハウスメーカーに対しては

・断熱・気密がしっかりしている
・災害に配慮したアイテムが豊富
・建物のグレードが明確

などがまとめられており、デメリットになることに関しては

・特徴がわかりにくい
・営業マンのレベルが低め

といったことがまとめられています。
また別のハウスメーカーに対してはメリットとして

・医療関係者が好む安心な住まい
・軽量鉄骨と重量鉄骨の価格差がない
・優秀な営業マンが多い

デメリットとしては

・勘違いされやすい
・高額なメンテナンス費用がかかる
・断熱・気密には不向き

といったようなことが不動産のことをよく知らない一般のユーザーにとっても分かりやすく動画にまとめられています。

またハウスメーカー選びについて検索すると、様々なまとめサイトが検索上位に上がりますが、きちんと根拠を説明して、メリット・デメリットを説明している点が、ユーザーに支持される理由の一つなのでしょう。

まかろにおとタイアップを組む、企業側のメリットは?

まかろにおさんのYouTubeチャンネルについてお伝えしましたが、

なぜハウスメーカーはまかろにおさんとYouTubeでタイアップを組むのでしょうか。

「企業発信」と「ユーザー発信」

情報があふれる現代において、その情報の価値は「企業発信」と「ユーザー発信」に大別されます。

新聞やWebニュースメディアなど、第三者的に中立に立つメディアもありますが、このソーシャル全盛時代では、

” 中立メディア < ソーシャルメディア(=個人の声) ”

つまり、個人の声が重視される傾向にあるといえます。

ユーザー側からすると、YouTubeやInstagramといったSNSでの情報収集が主流の時代になってきているのです。

SNSにおける消費行動についての調査結果

参照:Media Innovation「最も購入の動機になったSNSは「YouTube」、若年層では「Instagram」が最多…SNSマーケティングにおける消費者の意識調査」

https://media-innovation.jp/2019/11/26/sns-marketing-research/

株式会社Macbee Planetは、「SNSマーケティングにおける消費者の意識調査」を行い、その結果を発表しました。調査対象は、全国10~60代の男女500人です。

年代別に見ると、10~20代では「Instagram」が圧倒的であり、30~40代は「YouTube」が購入の切っ掛けになっている人の割合が多く、50~60代では、若年層と対照的に「その他」の割合が非常に高くなっています。

全体で1位となった「YouTube」については、「商品の使用方法や効果が分かり易かった」「操作が使用感が分かり易い」など、具体的な使用感など“分かり易さ”が評価されての結果となります。

参照:Media Innovation「最も購入の動機になったSNSは「YouTube」、若年層では「Instagram」が最多…SNSマーケティングにおける消費者の意識調査」

https://media-innovation.jp/2019/11/26/sns-marketing-research/

この設問では、いいね!やフォロワーの数よりも『商品がわかること』を重視していることが分かります。

ユーザーは、「良いこと」だけを伝えるメディアよりも、「良いこと」と「悪いこと」その両方をきちんと伝えるメディアを信頼する傾向にあるのでしょう。

また、この調査結果の6位「投稿者の見た目や人柄」から、まかろにおさんがコンセプトにしている『人から始める家造りの重要性』というものがユーザーに求められている要素の一つであることがわかります。

参照:Media Innovation「最も購入の動機になったSNSは「YouTube」、若年層では「Instagram」が最多…SNSマーケティングにおける消費者の意識調査」

https://media-innovation.jp/2019/11/26/sns-marketing-research/

「企業アカウントと友達または有名人が、ある商品について投稿した場合について、どちらの方が購入する際の参考になりますか?」という設問については、ほぼ互角となる結果が出ました。

つまり、「いかによいか」という商品のよさを伝える公式の情報と同じくらい、友達や有名人の声、つまり口コミを参考にするということが分かります。

ユーザーにとってYouTuber「まかろにお」とは

このような時代の流れの中、企業側がWebサイトなどを使って発信する情報は、どうしても企業側の理屈となってしまいます。

つまり企業発信の情報だけでは、ユーザーとしては客観性が欠けた情報、企業にとって都合のいい発信をしているだろうなと感じてしまうのです。

しかしまかろにおさんなどといったYouTuberが伝える情報は、ユーザーにとって”voice of others”であり、価値があると感じられます。

第三者としての意見を言ってくれるまかろにおさんのようなYoutuberのいいところ、面白いところは企業の商品紹介と違って良いところも悪いところも伝えてくれるところです。

家づくりというと、ユーザーにとっては決して安くない買い物ですから、おのずと失敗したくないという心理が働きます。

家づくりに関する正直で誠実な情報を得たいという消費者の気持ちが、まかろにおさんのチャンネル登録者数や再生回数に表れ、そしてそれは各ハウスメーカーの顧客へと繋がっていくのではないでしょうか。

ただし注意点もあります。

企業がインフルエンサーマーケティングを施作する場合に、YouTuberを起用したプロモーション案件を自社製品の販促活動を行うことは有効的な手段ではあります。

SNSの普及に伴いインフルエンサーマーケティングによって商品の販促に繋げている企業が増えていますが、企業側が思っているよりも消費者は「広告感」には敏感です。

YouTuberを起用したインフルエンサーマーケーティングにおいて気を付けなければならない点には、「#pr」や「#提供」に代表される広告表記方法が挙げられ、正しいルールを守らなければ「ステマ(ステルスマーケティング)」に該当し、インフルエンサー、そして企業の信頼を大きう損なう危険性もあります。

こうした事態に陥らないためにも、PR投稿の正しい表記を再確認し、健全なインフルエンサーマーケティングを心がけることには細心の注意を払いましょう。

まとめ

現在まかろにおさんは、YouTubeだけでなく、MEGULIEという注文住宅相談サービスを展開しています。

参照:MEGULIE HP https://megulie.co.jp/

ユーザーの求めていることを敏感に察知し、どのように発信するか。

まかろにおさんは、大手ハウスメーカーとのタイアップを主に進めていますが、情報発信の仕方は中小不動産会社にも取り入れられる学びの要素が多くあるように感じます。

ぜひ、ユーザーの心に届く情報発信の方法の一つとして、視野を広げてみてはいかがでしょうか。

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