SNS(ソーシャルメディア)は本当に集客に使えるのか?迷った時の羅針盤

今や個人の利用だけでなく、多くの企業がSNS(ソーシャルメディア)に力を入れていますが、工務店・ビルダー・ハウスメーカーにとっても果たしてこれらは使える集客ツールなのでしょうか。

この記事では、

・数字で見るソーシャルメディア活用の背景
・不動産・住宅領域におけるソーシャルメディア
・不動産・住宅領域における企業の活用事例
・ソーシャルメディア活用でのポイント

についてまとめていきます。

数字で見るソーシャルメディア活用の背景

2008 年にFacebookとTwitterの日本語版がリリースされてから早くも14年が経ちました。
また、2010年にアプリの提供をスタートさせたInstagramはサービス開始から約1年半で3000万人超というFacebookを圧倒的に上回る利用者数の伸びを見せ、2012年に約10億ドル(約810億円)でFacebookに買収されたというニュースが記憶に新しいという人も多いのではないでしょうか。

フェイスブックとインスタグラムの利用者

引用:日本経済新聞

日本国内のソーシャルメディア(以下:SNS)利用者は 2022年末時点において8,241万人に達する見込みとなっており、 SNSを活用したマーケティングの重要性は、もはや疑う余地のないものです。

SNS,MAU,推移

引用:ソーシャルメディアラボ

上記は国内の企業利用が特に活発である主要4SNSプラットフォームの月間アクティブユーザーの推移です。
メッセージ機能だけでなく、ニュースや決済機能など生活に必要なデジタルツールが凝縮されたLINEが年々成長を続け、単独1位をキープしています。
また2位のTwitterは2017年以降はアカウント数に関する発表を行っていません。
特筆すべきはInstagramの急伸とFacebookのユーザー離れです。2019年内にInstagramはFacebookの月間アクティブユーザー数を抜き、特に30代は50%以上、10代、20代は70%にも及ぶ利用率となっています。

インスタグラム,推移

引用:ソーシャルメディアラボ

不動産・住宅領域におけるソーシャルメディア

「SNSを活用したマーケティングの重要性は、もはや疑う余地のないものである」と上記で記載しましたが、もちろん不動産領域についても事業形態の大小に関わらず例外ではありません。
事例を基に客付け強化をしないといけないのが不動産領域の宿命であり、そんな領域だからこそSNS活用は重要な戦略ポイントです。
基本的に物件の良さや魅力は「デザイン性」「機能性」「ライフスタイル」など様々な観点から訴求をすることになりますが「デザイン性」「ライフスタイル」などをイメージとして伝えるにはSNSの相性はとても良いです。
特にInstagramは、静止画・動画をUPできるので、イメージ訴求で展開をすることができる点でかなり有効的な手段です。

不動産・住宅領域における企業の活用事例

では、実際に大手不動産企業がどのようにSNSを活用しているかを見てみましょう。
今回はフォロワー数の多い順に以下6社のアカウントを比べてみました。

積水ハウス

積水ハウス,SNS

一条工務店

一条工務店,SNS

三井ホーム

三井ホーム,SNS

大和ホーム

大和ホーム,SNS

住友林業

住友林業,SNS

ヘーベルハウス(旭化成ホームズ)

へーベルハウス,SNS

全体を通して写真のクオリティの高さは言うまでもないですが、加えて事例を動画で発信するケースや、お宅訪問をInstagramライブで実施するなど、よりソーシャルの身近さをうまく生かして取り組むことが増えてきているように感じます。
また、投稿頻度に関しても週1~2回、コンスタントに投稿していることが伺えます。
DM機能もあるので、顧客とのやりとりも可能です。

一方、LINE公式アカウントはCRM観点で使用することが増えてきています。
問い合わせ時にお友達登録を同時に取りながらLINEでメッセージ発信をして顧客の引き上げを図ることになることに加え、月間アクティブユーザー数を見てもわかる通り、日本国内でのLINEの普及率はかなり高いです。
この接点をうまく活用することは非常に重要です。

ソーシャルメディア活用でのポイント

SNSは効果的に活用すれば、広告費に比べて経済的に認知拡大を促し、ロイヤリティー向上にも繋がる非常に強い武器であると言えます。
ここで一番大変であり、重要なことは耳にタコができるほど聞いたことがあるかと思いますが、とにかくソーシャルで発信をし続けることです。
継続して発信するための解決策としては

・ライターやデザイナー、SNS運用のプロに外部発注する
・社内で専任担当者を作り、スケジュール化やKPIを定めて発信を可視化する

などといったことが有効な手段です。
手間と時間はかかりますが、フィード投稿、動画投稿を1つのコンテンツとしてきちんと作りあげていくと、必然的に会社のアセットが増えていくことになります。
ミレニアル世代やZ世代はデジタルネイティブ世代と言われており、この世代がこれから住宅を買う世代となってきます。
SNSが当たり前の世代にとっては検索はInstagramやYoutube、TikTokで行う時代であり、デジタルマーケティングはSNSありきの姿に変わってきているので、試行錯誤しながら発信を続けていくことをおすすめします。

まとめ

SNSは本当に集客に使えるのか?
という問いへの答えとしては、大いにYESです。

デジタルネイティブ世代にアプローチする上でもそうですが、不動産業界は現在、新型コロナウイルスの影響により、来店数・内見数・問い合わせが減少し、結果、売上も減少するという悪循環に陥っています。
この悪循環を断ち切る手段としてもSNSの重要性は高まっています。
コロナ禍を経験したことにより、お客様のニーズは劇的に変化しています。
このオンラインやSNSを利用した新しいコミュニケーションニーズにしっかり対応できれば、他社との差別化も図れます。

加えて、こういったSNS上で顧客が隙間時間に情報収集できる親切な情報コンテンツ、体験設計に意欲的な取り組み姿勢があるとないのでは、今後のビジネス成長に大きく影響してくるので、ぜひ取り組みを強化してみてはいかがでしょうか?

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