飯田グループホールディングスの売上・戦略は?2022-1Q

飯田グループホールディングスの全体の売上と利益

直近3期と2022期1Qの売上収益と営業利益は以下のとおりです。

飯田グループホールディングス,売上,2022期

売上収益、営業利益は1Qとして過去最高益を更新しました。
2021期4Qにおける株式会社オリエントの完全子会社化により、その他事業が増収増益したことも要因となっています。
飯田グループホールディングス,売上,2022期

飯田グループホールディングス,売上,2022期

営業利益率が12.4%に達し収益性も向上しています。

飯田グループホールディングスのセグメントごとの売上

事業別のセグメントは以下のとおりとなっています。

・戸建分譲事業
・マンション分譲事業
・請負工事事業
・その他事業

主要事業の戸建分譲事業について見ていきますが、売上総利益率は21.1%と大幅な上昇を見せ、過去最高を更新しています。
1棟当たりの販売価格上昇に加え、土地原価が減少していることが要因となっています。

飯田グループホールディングス,売上,2022期

飯田グループホールディングス,売上,2022期

飯田グループホールディングスの短期的な戦略

財務基盤の強化の戦略がつづいており、主要指標は2021年3月期の水準を維持しています。

飯田グループホールディングス,売上,2022期

在庫水準も適正値を継続しており堅実ながらも順調な業績と言えそうです。

飯田グループホールディングス,売上,2022期

*参考文献
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3291/ir_material_for_fiscal_ym/104588/00.pdf

飯田グループホールディングスの長期的な戦略

「戸建分譲住宅の全棟を住宅性能評価で最高等級とする」方針の続報です。
正式に上記方針を長期戦略として掲げ、グループの品質基準として義務化することを2021年7月21日に公表しました。
方針は『人生100年時代に向けた【新グループ品質基準】』として制定しました。
当面は次の7項目の品質において最高等級を義務化します。

・構造の安定:耐震等級-構造躯体の倒壊等防止
・構造の安定:耐震等級-構造躯体の損傷防止
・劣化の低減:劣化対策等級
・温熱環境・エネルギー消費量:断熱等性能等級
・温熱環境・エネルギー消費量:一次エネルギー消費量等級
・維持管理・更新への配慮:維持管理対策等級
・空気環境:ホルムアルデヒド対策

今後は次の品質についても最高等級とすることを義務付ける予定です。

・構造の安定:耐風等級

この品質基準制定により、良質な住宅ストック市場の形成に寄与していくとしています。

*参考文献
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3291/announcement2/70386/00.pdf

飯田グループホールディングスの最近のトピックス

株式会社ファミリーライフサービスが新規銀行代理業の事業として、住宅ローンの販売を開始します。
ファミリーライフサービスは飯田産業系列の子会社であり、フラット35と住信SBIネット銀行、そしてファミリーライフサービス独自の住宅ローン販売をおこなっていくことになりました。
営業所は全国に28店舗とFC店舗が4店舗で合計32店舗の営業網です。
さらに東京本店と本店分室を2か所設け管理体制も整備しています。

*参考文献
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3291/announcement2/70357/00.pdf

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