カチタスの全体の売上と利益
直近3期と2022期2Qの売上高と営業利益は以下のとおりです。
売上高は2022期計画に対し進捗率47.8%、営業利益は進捗率が55.0%と堅調です。
2Qでは売上総利益率が高くなり営業利益率は14.6%と高い水準となりました。
また営業利益は前年同期比で20.5%のプラスと特筆すべき伸びをみせています。
カチタスのセグメントごとの売上
カチタスはセグメントがなく、営業エリアが「カチタス」と「リプライス」とで異なっており、決算期にそれぞれの業績が発表されるので4Qリポートで紹介します。
カチタスの短期的な戦略
カチタスは成長戦略として営業員の増強を掲げており、9月末時点で3月末比55名の増員をおこなっています。
またカチタスの採用方針は新卒中心であり、入社後の教育に力を入れています。
総従業員数は4年間で115名増員されていますが、95名が営業員となっています。
また2022年4月入社はカチタス100名、リプライス15名と合計115名が内定しており、例年同様の増強がされる予定です。
*参考文献
https://ssl4.eir-parts.net/doc/8919/ir_material_for_fiscal_ym2/108214/00.pdf
カチタスの長期的な戦略
カチタスの強みは地方における認知度の高さがあります。
2021年8月に実施した調査によると「家を売る先の会社」と言われてどこが思い浮かびますか?」との問いに答えたアンケート結果は以下のとおりでした。
2. M社 7.4%
3. S社 4.3%
4. P社 3.4%
5. C社 2.7%
他社が展開しないような人口5万人程度の中小都市も営業圏とする店舗網を全国に配置し、広告宣伝戦略と地元の不動産仲介会社のネットワーク(2021年3月期で2,191社)、さらに全国に広がる取引工務店941社(2021年3月期)と、多角的な人的つながりが知名度ナンバー1の地位を維持している理由と言えるでしょう。
*参考文献
https://ssl4.eir-parts.net/doc/8919/ir_material_for_fiscal_ym2/108214/00.pdf
カチタスの最近のトピックス
カチタスが出資するJAPANPLUS1号投資事業責任組合は(株)OITA PLASを設立し、大分県臼杵市より事業選定された(株)NEXT FARMとの提携により、臼杵市の旧野津高等学校跡地の再活用事業に対する企画と施設運営の面での業務支援をおこなうことになりました。
カチタスは間接的な出資者としての立場を超えて、旧野津高等学校跡地の再活用事業である「大分プラス学園」の活用支援にも係わることとなります。
買取再販事業のリーディングカンパニーとして、空き家問題解消を目指してきましたが、今後は増加が予想される廃校跡地活用についても、そのノウハウを活かして地域再生に貢献することを目指すことになるようです。