
不動産業界でご活躍のあなた、こんにちは。
株式会社レコの梶本幸治です。
今回は「今、不動産会社が取り組むべきインターネットマーケティング施策はなんでしょうか?」というお悩みを取り上げます。
不動産会社、特に不動産売買仲介会社向けのインターネット集客施策はたくさんあります。
では、どのようなものがあるか書き出してみます。
・リスティング広告など、ネット広告の実施。
・自社ホームページの作成と運営(SEO対策など含む)。
・不動産一括査定サイト(リビンマッチさん、HOME4Uさん、マンションナビさんなど)の利用。
・SNS(X、Instagram、Facebook、TikTokなど)の活用と広告出稿。
・MEO対策(Googleマップ最適化)やAI Overviews(AIによる検索概要表示)対策など。
以上はほんの一例ですが、不動産会社が取り組むべきインターネットマーケティング施策も増えましたね。
少し前まで「物件写真は綺麗に撮りましょう」や「ブログは毎日書きましょう」とか言っていたのに、もうこんなレベルの事は当たり前になってしまいました。
我々不動産会社が取り組むべきネット施策は増えているのに、不動産営業担当者のインターネットに対する嫌悪感、苦手意識などネガティブな感覚は未だ払拭出来ていないように感じます。
あまり好きじゃないからネットの勉強をしない、勉強しないから結果が出ない、成功体験が無いからどんどん嫌いになるといった負のスパイラルに陥っている方も多いでしょう。
そんな中、「今、不動産会社が取り組むべきインターネットマーケティング施策はなんでしょうか?」とのご質問をお寄せ下さった方は素晴らしいですね!本当に勉強熱心な方なのでしょう。
しかし、このコラムをご覧下さっている方の中には、あまりインターネットがお好きでは無く、「ごちゃごちゃ理屈は良いから、梶本のお勧めを教えてくれ」とおっしゃる方も多いでしょうから、ここからは理屈は抜きにして、私がお勧めする集客手法をお伝えします。
ちなみに「社員数5名以内、商圏人口20万人程度の地域密着型売買仲介会社。メインは実需居住用物件」の会社様を対象に考えています。
【買い(買主)集客施策】
★ポータルサイトのメインとしてat homeさんを利用し、先ずは物件掲載枠を多く確保。余裕があればSUUMOさん、LIFULL HOME'Sさんも利用する。業物(先物)は載せない。
★自社ホームページは300万円以上かけて作りこむか、30万円程度の名刺代わりサイトのどちらかを制作。100万円くらいのサイトはお金の無駄になる可能性があるので作らない。
★リスティング広告は不要。ネット広告を行うならInstagram広告がコスパ最強(クリック単価が30~50円程度で実施出来るエリアもあり)。
【売り(売主)集客施策】
★不動産一括査定サイトだけで良い。営業担当1人当たりの反響数を7~10件に設定。
一括査定サイト以外のインターネット施策は「一括査定サイトからの受託率が8%を超えてから」検討。一括査定の文句ばかり言っている状態で他の施策を試したところ結果は出ない。先ずは一括査定の反響で腕を磨く。
★不動産一括査定顧客のリストが100件を超えたら自動追客ツールを導入。仲介メインの不動産会社様には「ITANDI 売買 PropoCloud(株式会社Housmart様運営)」、新築分譲や収益物件の取り扱いも多い不動産会社様には「Digima(株式会社コンベックス様運営)」がお勧め。
なぜ、上記の施策をお勧めするのか、じっくりとご説明したいところであり、私なりにちゃんとした理由も理屈もあるのですが、時間の都合上、お勧め施策をご提示するだけになってしまいました。
どうしても理由や理屈を知りたい方は、株式会社レコの梶本まで直接ご連絡頂いて結構です。
少し駆け足でのご説明になりましたが、これで「今、不動産会社が取り組むべきインターネットマーケティング施策はなんでしょうか?」というご質問への回答とさせて頂きます。
追伸
最後に、なにか1つだけお勧めを絞るとすれば「不動産一括査定」の利用を挙げさせていただきます。
私は買い集客よりも売り集客に注力すべきだと考えてコンサルティングを行っておりますので。