レオパレス21の全体の売上と利益
直近3期と2023期2Qの売上高と営業利益は以下のとおりです。
売上高は2,024億6,000万円と前期比29億1,000万円の増加となり、2023年3月期計画比6,000万円となりました。
営業利益は69億6,200万円と稼働単価の上昇や期ズレも影響し大幅な増益となりました。
四半期ごとでは1Qにつづき当2Qにおいても、営業利益が計画比プラスとなっています。
レオパレス21のセグメントごとの売上
セグメントは以下の3セグメントになります。
1. 賃貸事業
2. シルバー事業
3. その他
シルバー事業は有料老人ホーム22施設を除いた40施設を、完全子会社である株式会社アズ・ライフケアに承継させる吸収分割を11月1日に実施しています。
レオパレス21の短期的な戦略
グループ全体の経営資源を最適配分するため、子会社の譲渡・撤退を実施しました。
1. 連結子会社「もりぞう社」の株式を10月1日に100%譲渡
2. 持分法適用関連会社「ウリレオ社」の株式を8月8日に100%譲渡
3. カンボジア子会社2社を8月12日に閉鎖し清算手続きに着手
※参考文献
https://www.leopalace21.co.jp/ir/library/pdf/2023/2Q/daini_ppt.pdf
レオパレス21の長期的な戦略
2022年8月5日に「DX戦略」を公表し前リポートでトピックスとして取り上げていましたが、11月1日に「DX認定事業者」の認定を受けた結果、今後本格的にDXを推進し2025年までに「DX銘柄」選定を目指します。
DX戦略のテーマとして「顧客接点の強化」「提供価値の進化」「意思決定の高度化」「新収益モデルの創出」を掲げています。
これらテーマを実現するためDX基盤を整えることとし、以下の3つの重要施策を実施します。
1. プロセスのデジタル化
2. データの一元化と可視化
3. DX推進人材の育成
さらに「定期借家契約」の電子化を図り、一連の顧客との手続きを非対面で完結するようさらに「Web契約」を推進していきます。
※参考文献
https://www.leopalace21.co.jp/ir/library/pdf/2023/2Q/daini_ppt.pdf
レオパレス21の最近のトピックス
部屋探しをする顧客の多くが、ウェブサイトに掲載される物件写真の「見栄え」により、問い合わせや内見などの反響に関係していることが明らかになっています。
そのため2022年9月よりレオパレス21は、物件撮影アプリ「NODALVIEW」を導入しました。
同アプリは天候や明るさに左右されずに、均一で高い品質の写真を撮影することが可能なサービスを提供しています。
※参考文献
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000573.000005429.html