オープンハウスの売上・戦略は?2022-1Q

オープンハウスの全体の売上と利益

直近3期と2022期1Qの売上高と営業利益は以下のとおりです。

オープンハウス,売上,2022

売上高は2,352億円と前期比プラス51.7%、営業利益は350億円と前期比プラス80.7%となり大幅な増収増益になりました。
プレサンスコーポレーションの連結化の寄与が大きく表れています。

オープンハウス,売上,2022

オープンハウス,売上,2022

1Qとしては過去最高の売上高と営業利益となり利益率の高さも注目されます。

オープンハウスのセグメントごとの売上

セグメントは以下のとおり5つです。

・戸建関連事業
・マンション事業
・収益不動産事業
・その他(アメリカ不動産等)
・プレサンスコーポレーション

オープンハウス,売上,2022

オープンハウス,売上,2022

事業セグメントは「戸建関連事業」「収益不動産事業」「プレサンスコーポレーション」の割合が大きいことは変わりありません。

オープンハウス,売上,2022

戸建関連事業の割合は今後50%前後を推移するとみられ、2020期までの70%を超える水準にはならず、後述するように今後は海外事業である「その他」セグメントの成長にも期待が持てそうです。

オープンハウスの短期的な戦略

プレサンスコーポレーションが連結子会社化されたのが2021年1月からであり、2022期はプレサンスコーポレーションの業績について注目していきます。
2021期の1月~9月の売上高は1,493億3,700万円でした。
2022期は1Qにて370億2,800万円と進捗率は約25%となります。
営業利益は2021期が165億200万円、2022期1Qは62億7,200万円と約38%に達しています。
タイプ別販売戸数では販売総戸数の進捗率が16.4%であり、今後の推移に注目です。

オープンハウス,売上,2022

オープンハウス,売上,2022

*参考文献
https://openhouse-group.co.jp/ir/upload_file/tdnrelease/3288_20220214589081_P01_.pdf

オープンハウスの長期的な戦略

2022年1月1日持株会社体制に移行しました。
社名は「株式会社オープンハウスグループ」と変更し、国内のグループ企業は以下の構成になります。

・株式会社オープンハウス
・株式会社オープンハウス・ディベロップメント
・株式会社オープンハウス・アーキテクト
・株式会社ホーク・ワン
・株式会社プレサンスコーポレーション
・株式会社オープンハウス・リアルエステート
・株式会社オープンハウス・プロパティマネジメント
・株式会社アイビーネット
・株式会社おうちリンク
・株式会社群馬プロバスケットボールコミッション
・株式会社プラスディー
・株式会社オープンハウス不動産投資顧問

*参考文献
https://openhouse-group.co.jp/company/group.html

オープンハウスの最近のトピックス

オープンハウスはアメリカで人口増加率の高い都市において、不動産の販売事業を展開しています。
2022年2月24日よりハワイの不動産を保有している方向けに、不動産査定をオンラインでおこなうサービスを開始しました。
このサービスに先立ち、アメリカでの不動産購入や売却に関する契約手続きをオンラインで可能にしており、査定サービスの開始によりハワイにおける不動産流通のプラットフォームを目指すこととなります。

*参考文献
https://oh.openhouse-group.com/company/news/pdf/20220228_1.pdf

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