オープンハウスの全体の売上と利益
直近3期と2022期3Qの売上高と営業利益は以下のとおりです。
売上高は6,671億円と前年同月比14.3%増となり、営業利益は839億円で前年同月比15.3%増と、いずれも3Qとしては過去最高の業績となりました。
現在の進捗率で推移すると2022年9月期業績予想は、10期連続の過去最高を更新します。
四半期ごとでは売上高が前年3Qに次ぐ高い水準となっています。
オープンハウスのセグメントごとの売上
セグメントは以下のとおり5つです。
・戸建関連事業
・マンション事業
・収益不動産事業
・その他(アメリカ不動産等)
・プレサンスコーポレーション
セグメント別業績では収益不動産とアメリカ不動産などの投資用不動産が好調であり、営業利益は2021年通期実績を超えています。
また戸建関連事業は需要が堅調であり平均価格が上昇しています。
戸建関連事業では2022年7月に首都圏と関西圏に新店舗を1店舗ずつ開設予定となっています。
オープンハウスの短期的な戦略
通期業績予想の10期連続過去最高更新は確実ですが、セグメント各事業において次のように二桁成長を見込んでいます。
・戸建関連事業:5,137億円(前期比14.9%)
・マンション事業:620億円(前期比31.5%)
・収益不動産事業:1,515億円(前期比23.1%)
・その他事業:653億円(前期比44.6%)
また2022期2Qにて予定していました総額300億円の自己株式取得・消却について、本3Q決算説明書において、当初予定の9月末を前倒し8月末に実施することを決定しました。
*参考文献
https://openhouse-group.co.jp/ir/upload_file/tdnrelease/3288_20220811518690_P01_.pdf
オープンハウスの長期的な戦略
前リポートで触れましたが、最終年度が2023年9月となる中期経営計画では、売上高1兆500億円、営業利益1,250億円を2023年6月期の予想としていますが、2022年9月の本決算時に見直しを予定しています。
ここでは、中期経営計画の定量目標として現時点で設定されている目標値を確認しておきます。
・戸建棟数:12,680棟
・マンション戸数:2,080戸(プレサンス社は含みません)
・人員数:4,800人
*参考文献
https://openhouse-group.co.jp/ir/upload_file/tdnrelease/3288_20220811518690_P01_.pdf
オープンハウスの最近のトピックス
6月7日、マンションをオンラインストアで購入可能な「OPEN RESIDENCIAオンラインストア」の開始を発表しました。
同サービスは現在、物件閲覧から売買申込みまでをオンラインで可能になっています。
今後は売買契約とローン契約をオンラインで完結できるよう仕組みの構築を目指しています。
ターゲットは投資目的でマンションを購入する不動産売買経験者としており、営業スタッフからのアドバイスや初歩的な説明の不要な顧客層としています。
*参考文献
https://ohd.openhouse-group.com/news/20220607/pdf/20220607_2.pdf