オープンハウスの売上・戦略は?2023-4Q

オープンハウスの全体の売上と利益

直近3期の売上高と営業利益は以下のとおりです。

オープンハウス,売上,2023

2023年9月期は売上高1兆1,484億円、営業利益1,423億円と前期比約120%となり、中期経営計画を大幅に上回りました。

オープンハウス,売上,2023

オープンハウス,売上,2023

四半期ごとの売上高、営業利益は4Qにおいて過去最高の実績となりました。

オープンハウスのセグメントごとの売上

セグメントは以下のとおり5つです。

  • 戸建関連事業
  • マンション事業
  • 収益不動産事業
  • その他(アメリカ不動産等)
  • プレサンスコーポレーション

オープンハウス,売上,2023

オープンハウス,売上,2023

セグメント別売上高、営業利益においても、すべてのセグメントが前年比プラスとなっています。

オープンハウス,売上,2023

総売上高に占める戸建関連事業の割合は51.4%となり、マンション事業とアメリカ不動産事業が大きな伸び率を見せました。

マンション事業は前期比2.65倍、アメリカ不動産事業は前期比1.96倍となっています。

オープンハウスの短期的な戦略

2024年9月期の業績予想が発表されました。

  • 売上高:1兆3,000億円(前期比113.2%)
  • 営業利益:1,240億円(前期比87.1%)
  • 経常利益:1,200億円(前期比87.6%)

セグメント別では、11月に完全子会社となる株式会社三栄建築設計を含め、以下のとおりです。

  • 戸建関連事業:5,810億円(前期比98.4%)
  • マンション事業:900億円(前期比72.0%)
  • 収益不動産事業:2,050億円(前期比110.8%)
  • その他(アメリカ不動産など):1,115億円(前期比126.3%)
  • プレサンスコーポレーション:1,670億円(前期比103.4%)
  • 三栄建築設計:1,500億円

*参考文献
https://openhouse-group.co.jp/ir/upload_file/tdnrelease/3288_20231114589552_P01_.pdf

オープンハウスの長期的な戦略

3カ年の経営方針が発表されました。

2024年9月期から2026年9月期までの3年累計当期純利益を2,500億円としています。

ただし三栄建築設計以降の今後のM&Aに伴う増加分は含んでいません。

多様な資金調達方法を可能にするため、自己資本比率を35%以上まで引上げる方針としました。

また成長投資方針として3カ年で5,000億円を予定し、うち3,500億円がM&Aを予定しており、国内では3,000億円、アメリカで500億円の見込みです。

*参考文献
https://openhouse-group.co.jp/ir/upload_file/tdnrelease/3288_20231114589552_P01_.pdf

オープンハウスの最近のトピックス

株式会社三栄建築設計(プライム市場)を子会社化すると発表しました。

2023年8月17日より開始した同社の公開買付けが9月28日に終了し、総議決権の93.02%を取得、その後他の株主への売渡し請求を実施し、11月下旬までに100%子会社になることが決定されました。

同社の子会社化により2024年9月期の売上高に占める割合は11.5%になります。

*参考文献
https://openhouse-group.co.jp/ir/upload_file/tdnrelease/3288_20230928560184_P01_.pdf
https://openhouse-group.co.jp/ir/upload_file/tdnrelease/3288_20231010564299_P01_.pdf

Twitterでフォローしよう

売買
賃貸
工務店
集客・マーケ
業界NEWS