【Twitter活用まとめ】工務店集客でTwitterを導入から活用・分析までを全て解説!

集客のためにSNSを活用されている工務店の中で、効果的な使い方がわからなくて困っているのがツイッターだと思います。

私も住宅営業マン時代にツイッターを利用して集客活動を行っていましたが、インスタグラムやフェイスブックと比べるといまいち発信内容が定まらず、インスタグラムで発信している内容をそのまま使用したりと、集客ツールとしての優先度は低かったと思います。

しかし、ツイッターを活用して上手く集客に成功している工務店、ハウスメーカーは実際にあり、集客だけでない様々な効果がある万能ツールということを今回の記事でご紹介したいと思います。

この内容を私が住宅営業マン時代に知っていれば、集客は間違いなく1.5〜2倍は増える期待が持てると思いますので、この記事を読んだ後に工務店・ハウスメーカーの経営者様やWEB担当者は、ぜひ導入し活用してみてください。

工務店集客にTwitterは本当に使えないのか?

性別・年代別,SNS利用率

参考:アライドアーキテクツ株式会社|Twitterユーザーによる企業公式アカウント利用実態調査(2020年12月16日〜12月27日)

Twitterの特徴

ツイッターは140字の文字制限がある、テキスト投稿がメインのSNSです。

個人では日常のつぶやきから、法人では企業のブランディング広報活動で利用されたりと幅広く利用されているSNSになります。

実は日本におけるSNSの中でLINEに次ぐ、二番目に使われているSNSになります。

月間アクティブユーザーが約4,500万人(2020年12月時点)となっており、20代の利用が最も多く、幅広い年齢層の人々に利用されています。

利用者の平均年齢は36歳となっており、ちょうど家づくりを検討するユーザーの年齢層とマッチしているのも特徴です。

Twitterと工務店集客の相性

140文字制限のあるツイッターを駆使することで工務店の集客がうまくいくかどうか不安な方も多くいるでしょう。

自社の発信をどのようにしていくかは、会社の雰囲気や方向性によって変わりますが、運用担当者の工夫次第でどのようにもなるのがSNSのメリットです。

ツイッターの特徴は「拡散性」にあります。

魅力的な投稿には「いいね」がつけられる可能性が高く、投稿内容をそのまま「リツイート」されることで他のユーザーにも知らせることができます。

本アカウントとは別に、人柄や温かみをもたせた「ゆるい運用」をしてみるのも一つの手となります。

【2022年版】Twitterの集客ツールとしての最新情報

Twitter,アイフォン

ブランディングの宣伝に効果的

ツイッターはSNSの中で一番情報の拡散力が高いツールです。

拡散されることは多くのユーザーの目に触れる機会が増えるため、自社のブランディングに良い効果を得ることができます。

地域の工務店や複数店舗を展開するハウスメーカーなど、エリア内からの集客のためのブランディング活動で手一杯のことが多いと思います。

ツイッターによるブランディング活動で、周辺地域や、遠くの地域からの移住などを検討している人がたまたま目にするツイッター投稿を見て、認知され、集客までの動線ができるキッカケにもなります。

多くのユーザーに届けることができる

LINEに次いでユーザー数の多いツイッターですが、年齢別に見ても、20代〜30代の利用者が多いのが特徴です。

特に20代は女性の利用者が多く、30代は男性の利用者が多いのがポイントとなっています。

女性向けの投稿内容は20代を意識し、男性向けの投稿内容は30代をターゲットとすると違う反応を得ることができる可能性が高まります。

ストレスなくコミュニケーションがとれる

ツイッターの特徴である「タイムリーな情報発信」と「匿名性の高さ」がストレスのないコミュニケーションを可能としています。

無料で投稿回数の制限もないので、事前に企画や計画をしなくても「その場の思いつき」の情報発信ができます。

新入社員でも、新人目線の投稿を行うことで、投稿文の新鮮さから思わないところでバズることも期待できます。

さらにそこからユーザーとのコミュニケーションも生まれ、信頼関係の構築から来場へとつながる可能性も大いにあります。

Twitterが工務店集客ツールとして活用できる9つのメリット

人,頂上

メリット①:その場で発信できて認知拡大できる

なんと言ってもツイッターの良さは、思いつきでその場で発信ができることです。

運用担当者を特別に設けなくても、社員一人一人が発信者となり、それぞれの持ち場で発信することもできます。

例えば、完成見学会開催中の状況の発信やイベント開催時の雰囲気を発信することで、ユーザーは現況を知ることができるので安心して来場に促すことができます。

メリット②:同業他社の運用が見える

使い方のコツとして、同行他社のアカウントをフォローすることをおすすめします。

できるだけ多くの企業のアカウントをフォローすることで、競合の発信内容や意図などをタイムリーに取得することができます。

また、参考となりそうな発信を自社で運用にも取り入れることもできるので、一石二鳥です。

メリット③:ペルソナになるフォロワーを積極的にフォローできる

また、同行他社のアカウントにフォローをしているユーザーを、こちらから積極的にフォローすることもおすすめです。

特に自社に近い属性(自然素材を売りにしているなど)の競合アカウントをフォローしているユーザーは、自社のターゲットにも近い可能性が高いことがあります。

フォローすることで自社の存在を知らせることができるので、将来のお客様になる可能性もあります。

メリット④:ユーザーと直接コミュニケーションがとれる

匿名性の高いツールの特徴として、コミュニケーションハードルが低く、本音を聞きやすいというのがあります。

何がユーザーに受け入れられる内容なのかは、発信してみないとわかりません。

また、発信内容に関して何が良かったのか?についても匿名性を利用して、本音が聞けることもあります。

しかし、使い方によっては炎上する可能性もあることを事前によく理解しておく必要もあります。

メリット⑤:個人アカウントの方が良い場合もあるので導入ハードルが低い

運用アカウントに関して、企業の場合でも個人アカウントで発信することの方がメリットがある場合があります。

ことツイッターに関しては、個人アカウントで運用した方が、発信者の顔が見れて親近感や信頼構築がしやすいというメリットがあります。

運用に成功しているアカウントでは工務店の社長や社員が個人で運用しているツイッターがユーザーに好まれて集客に成功している事例もあります。

メリット⑥:ユーザーの口コミを分析することで自社の改善ができる

フォローしてくれたユーザーはファンでもあり、「こうなったらもっといいのに」という思いをもってくれている存在でもあります。

そのような親交を深められたフォローしてくれるユーザーの口コミやフィードバックを受けることで自社のサービス改善のキッカケを見つけることができます。

メリット⑦:目的に合わせてユーザーとの交流ができる

ツイッターはLINEやフェイスブックと異なり、同一企業や個人が複数のアカウントを運用することができます。

そのため「ブランド力向上用」「見学会・イベント発信用」「社内のゆるい発信用」など目的別に運用することなどが可能です。

ユーザーにとっても同一企業の「どの情報が欲しいのか」に沿ってフォローの対象を決めることができるので、いち早く欲しい情報に到達することができるメリットもあります。

メリット⑧:コストがかからない

SNS全般の特徴でもありますが、ツイッターに関しては短文投稿なので、人件費と時間の節約にも貢献します。

また、個人での発信がユーザーとの親和性を生みやすいので工務店経営にとっても、導入コストがかからず、ほぼ誰でも使えるツールで集客につなげられるのは大きなメリットになります。

メリット⑨:他のSNSと連携しやすく相乗効果を生みやすい

ツイッターは文字投稿なので、画像や動画の発信に向いていないなど発信内容に制限があります。

しかし自社のYouTubeやインスタグラムアカウントへ誘導することで、両方のSNSへフォローしてもらいやすくなります。

情報の拡散性はツイッターが勝りますので、入り口としてツイッターを駆使し、YouTubeやインスタグラムでユーザーに訴求をさせる組み合わせ技で集客につながりやすくなります。

Twitter運用のコツ(開設から運用までの流れ)

ツイッター,文字

①まずは同業他社のアカウントを徹底リサーチする

企業アカウントで運用を始める前に、競合となりうる企業アカウントを徹底的にリサーチします。

そこで具体的にどのように運用をしていくのかイメージを膨らませることが大切です。

投稿内容だけでなく、ユーザーとのコミュニケーションやフォロワーを増やす工夫など、学べる機会は多いでしょう。

②アカウントの目的を決める

ツイッターを通じて、どのような目的を達成させたいか明確にします。

目的の例としては下記となります。

・自社の商品、サービスをもっと知ってもらい見込み客を獲得する
・自社のブランド向上
・自社の他のSNSやWEBサイトへの誘導
・自社とユーザーのコミュニケーションによるファン化

目的によって、投稿内容や言葉の言い回し、トーン&マナーが変わりますので必ず設定するようにしましょう。

③運用プランの策定

運用開始から1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月目のマイルストーン設定になります。

・1ヶ月目の投稿数とフォロワー数を確認
・2ヶ月目の投稿数とフォロワー数が1ヶ月目とどのくらい変化があったか?
・3ヶ月目の投稿数とフォロワー数が2ヶ月目とどのくらい変化があったか?

上記のように前月と今月の投稿数とフォロワー数の変化を記録することで、定量的な分析ができます。

④アカウントの初期設定

企業アカウントで設定する項目は以下となります。

<ユーザー名>
@から表示される15文字以内の英数字。
自社のアカウントと認識されやすいものを設定しましょう。
<表示名>
無難に企業名にするのがおすすめです。
<メールアドレス/パスワード>
ツイッターからのお知らせが届くメールアドレスの設定をしましょう。

⑤プロフィールの充実

ユーザーが興味ある投稿をすることで、必ずと言っていいほどプロフィールが見られます。

プロフィールで伝えられることは限られるため、自社WEBサイトへのURLを必ず載せて誘導できるようにしておくことが大切です。

⑥投稿スタート

ここまで設定できたら投稿のスタートです。

投稿を重ねるたびに感覚や数値の分析が可能となりますので、運用後の改善や分析について行っていきます。

運用当初はまだフォロワーも少ないので、積極的に同業他社のアカウントをフォローし、他のユーザーの投稿にいいねをして認知させていくようにしましょう。

Twitter運用後の注意点や分析方法

人,パソコン

アカウント毎にトーン&マナーを統一する

同一企業や個人で複数のアカウントを運用ができるので、目的別に応じた発信をすることができます。

しかし、注意しなければならないのがアカウント毎に発信の内容を統一させることや、言葉の言い回し、トーン&マナーを統一させることで世界観を崩さずに運用することが重要です。

炎上対策を徹底する

その場で発信できるデメリットとして、内容によって炎上に発展するおそれが高いことです。

特にツイッターは一度投稿すると削除はできますが編集はできません。

また、削除したとしてもユーザーがリツートすることで一気に拡散されてしまう可能性があります。

投稿内容の事前確認の徹底などで炎上を回避することを心がけましょう。

最低限のルールを守って運用する

多くのユーザーとコミュニケーションができるので、ファンを増やす機会が増える反面一人一人のユーザーに対し、平等に接することが重要です。

好意的なユーザーにしかリプライしない、返信スピードにムラがあるなど「見るからに偏りがある」状態があると、信頼損失につながってしまいます。

複数の担当者で運用する場合は、最低限の運用ルールを設けて実行するようにしましょう。

分析ツール(ツイッターアナリティクス)で分析し改善する

ツイッターで発信していると、自分の投稿がどのくらい見られているのか?どのくらい反応があったか?などが気になるかと思います。

ツイッターアナリティクスというツールを用いることでこれまでの投稿回数や表示回数などが調べることが可能です。

ツイッターアナリティクスで分析し改善する方法については以下となります。

フォロワーを増やす改善

新規フォロワーを増やすために、インプレッション(表示回数)、プロフィールのクリック数、フォロー率の数値に変化がでていないか注目しましょう。

例えばインプレッションの回数は変化はないが、プロフィールへのクリック数が減っている場合、投稿内容のクオリティが下がっている可能性を疑うなどの改善ポイントについて仮説を立てることができます。

外部サイトへアクセスを増やす改善

ツイートアクティビティの機能から「URLクリック数」を確認します。

URLのクリック数から外部サイトへのアクセス数がわかりますので、URLのクリック数が多いツイートを分析し、その要素を展開することで、より外部サイトへアクセスを増やすことにつながります。

投稿の拡散力を改善

こちらもツイートアクティビティ機能で「リツイート」と「リツイート率」を確認します。

リツイート率が高い投稿の傾向を調べることで、拡散力が高い投稿の回数を増やすことができます。

工務店のTwitterで集客するための3つの秘訣

人,6人,シルエット

①拡散するためのアルゴリズムを理解する

アルゴリズムとは、最適な解を求めるための計算方法のことで、ツイッターにおける拡散されやすい投稿には下記のランキングシグナル(※)があります。
※ランキングシグナルとは投稿をどのユーザーに表示させるかを順位付けする仕組みです。

タイムリー

情報の新鮮さ、新しく投稿された情報

エンゲージメント

ユーザーの反応のことで、以下の指標が多いとエンゲージメントは高い

・いいね
・リツイート
・コメント
・詳細のクリック
・プロフィールのクリック
・画像のクリック
・動画の再生回数

リッチメディア

画像・GIF・動画を含んだ投稿が優遇されやすい

アクティビティ

定期的な投稿で、アクティブなエンゲージメントの高いフォロワーを多く持つアカウントは優遇されやすい

②アルゴリズムを駆使し、効果的に発信する

先ほどのアルゴリズムを理解し、使いこなせるように下記のポイントに沿って攻略していきましょう。

コンテンツを作り込む

アカウントの発信内容の軸を決め、投稿内容のバラツキをなくします。

また、共感が得られやすい「お悩み系」の話題で、解決に導く話の流れなどを盛り込んでおくと、クリックがされやすくなります。

工務店集客の場合、完成見学会やモデルハウスなどの呼び込みを目的にする場合は、見学することでどんな悩みを持った人がどのように解決がされるのか?

などを見える化することで共感を得やすくなります。

初動で多くの反応を得る

最新のツイートを表示させているユーザーに反応を得るため、投稿する時間帯や発信数も重要となります。

ビジネスマンを対象とする場合は、通勤時間帯や昼休み、帰宅後などの時間帯がおすすめです。

また主婦層を対象とする場合は、隙間時間帯で見ることが多いのでバラツキがあります。

発信数に関しては、時間帯を変えながら3〜5投稿を目指していくと良いでしょう。

ハッシュタグの活用

SNSでは定番となっているハッシュタグの活用です。

検索で見つけてもらいやすいように、自社に合うハッシュタグを設定しましょう。

インフルエンサーへアプローチ

住宅系インフルエンサーにアプローチすることで、そのフォロワーに認知がされ、そのまたフォロワーにどんどん拡散されていきます。

直接的なターゲットでなくてもその友達が対象となる場合もあるので、まずは拡散されることを意識して取り組むことが重要です。

減点要素を意識する

以下の2点の要素が減点対象となる場合があります。

外部リンク

インスタグラムやYouTubeへの外部リンクが貼ってあると減点されやすいと言われています。

誘導がしやすい一方で、ツイッターにとっては離脱されるとみなされるためです。

対策として、フォロワーになってもらいダイレクトメッセージで誘導しましょう。

少ない文字数

最低100文字以上を意識して、投稿するように心がけることが重要です。

あまりに短文ばかりの投稿が多いと品質が低いと評価されてしまう場合があります。

③ユーザーとの直接的コミュニケーションで信頼構築

ダイレクトメッセージ機能でフォロワーとの直接やり取りが可能になります。

注意点として売り込みや営業は絶対に避けるべきです。

フォロー解除され、最悪の場合炎上につながるおそれがあります。

特に工務店集客ではお客様のメリットを最初に伝え、メリットを教授するためのいくつかの方法を選ばせるなど、必ずお客様目線で内容を考えるようにしましょう。

工務店のTwitter活用参考事例

工務店のツイッター活用に参考となるアカウントを3つご紹介いたします。

導入したばかりのアカウントの参考になるので、ぜひ見てみてください。

楓工務店

楓工務店

フォロワー数810人(2022年8月現在)

インスタグラムやYouTubeなど活用しながら、上手にツイッターも併用している工務店です。

特別多くのフォロワーを抱えているアカウントではないですが、地域で活動する工務店アカウントとしての規模感やコンテンツ作り、リツイートの仕方など参考になるところは多いアカウントとなっています。

楓工務店のツイッターアカウントを開く

オガスタ新潟の相模社長|工務店による住宅革命の震源地

オガスタ新潟の相模社長

フォロワー数6004人(2022年8月現在)

工務店の社長が運用しているツイッターです。

個人でのツイッター発信の参考になります。

会社の代表である人柄や発信力でファン化を構築する事例となっており、ツイッターからメルマガへの誘導をして、さらにファン化を深めています。

オガスタ新潟の相模社長|工務店による住宅革命の震源地のアカウントを開く

平田建設株式会社

平田建設株式会社

フォロワー数1844人(2022年8月現在)

ゆるい発信の平田建設株式会社のアカウントになります。

会社発信の堅苦しい雰囲気ではなく、ゆるい感じで上手に表現しています。

ひらがなを中心に女性向けの表現で趣味やプライベートのことなどを織り交ぜて親近感が湧くような内容になっています。

合間にはイベント案内などの告知もしているので、バランスのとれたアカウントとなっています。

平田建設株式会社の専務/岐阜県関市の工務店/ひらた建築LABOのツイッターアカウントを開く

まとめ:工務店集客の情報発信ツールとしてTwitterを活用しよう!

この記事ではツイッター運用のメリットから導入方法、分析、秘訣まで一貫してお伝えしました。

工務店集客の中でSNSの優先順位が低いツイッターですが、社長や社員などWEBに関わる担当者以外でも発信することが可能です。

より親近感が湧くような投稿がフォローがされやすいアカウントとなりますので、社内全体を取り込んだ運用をしてみるのも良いかもしれません。

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