SREホールディングスの売上・戦略は?2021-4Q

SREホールディングスの全体の売上と利益

直近3期の売上高と営業利益は以下のとおりです。

SREホールディングス,売上,2021

売上高は前年比+91%の増加となり営業利益は+42%と、好業績となった2021期でした。

SREホールディングス,売上,2021

四半期ごとの業績では4Q売上高が前年比266%となり、営業利益は221%と売上高・営業利益とも過去最高となりました。

SREホールディングス,売上,2021

SREホールディングスのセグメントごとの売上

セグメントは大きく2つに区分されます。

1. AI C&C事業
2. 不動産テック事業
*不動産セグメントは不動産テックセグメントに改称しています。

SREホールディングス,売上,2021

SREホールディングス,売上,2021

セグメント別では不動産テック事業が2021期に大きく伸長しました。
不動産テック事業の内訳について売上高と営業利益を見てみます。

SREホールディングス,売上,2021

不動産テック事業が伸びた要因は4QにおけるAIFLATの売却です。譲渡先は2021期3Qにおいて準備していた私募ファンドであり、今後も同様の手法を継続させる予定です。

SREホールディングスの短期的な戦略

2022期予想は以下のように計画しています。

・売上高:118億円(前期比+61%)
・営業利益:13億5千万円(前期比+28%)

戦略として、AI C&C事業は四半期ごとの営業利益増加を見込んでおり、2021期においても増収の要因となった不動産テック事業のAIFLATは、2022期も4Qに大型案件の売上を予定しています。
なおAIFLAT事業は2021期で実現した私募ファンドを活用する、オフバランス化を推進することになるでしょう。

ほかには2021年5月より大和証券との共同で、不動産買取り事業者向けのプラットフォームサービスの検証を行います。
大和証券にAI不動産査定ツールを提供し顧客の紹介を得、不動産投資物件購入に至った場合は大和証券に承継手数料を支払うスキームで、売上機会の増大とAI不動産査定ツールの検証を行います。

※参考文献
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2980/tdnet/1970128/00.pdf
https://sre-group.co.jp/news/2021/210514.html

SREホールディングスの長期的な戦略

AI C&C事業では各種AIソリューションを提供する「AI SaaSプロバイダー」を目指す戦略です。

SREホールディングスのビジネスモデルは、不動産事業を実業として展開しながら、AIテクノロジーを自社内部オペレーションに取り込むことにより競争力や効率性の改善を図っています。
その結果、同業他社や金融機関に提供した業務推進・効率化ツールは、常に実用性を向上させるようフィードバックが可能になっていますが、ツールの改善には継続的な投資が必要であり、そのためには投資に見合った収益が必要となります。

SREホールディングスが提供する各種のクラウドサービスは契約の解約がつきものですが、現状の月次解約率は0.4%に低下しており、再投資に見合った契約の増加は今後も見込めるとしています。
ちなみに2022期のAIクラウドサービスなど不動産仲介事業者の課金契約数は1,700件を計画しており、2021期の1,026件より65.7%の増加を目指しています。

※参考文献
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2980/tdnet/1970128/00.pdf

SREホールディングスの最近のトピックス

2021年3月31日、AI不動産査定ツールの提供エリアを全国に拡大しました。
これまで13都道府県の不動産仲介事業者と金融機関が利用していた「AI不動産査定ツール」は、査定業務の大幅な短縮を実現するツールですが、全国47都道府県で提供できるようになりました。
査定依頼客に提出するクオリティーの高い報告書が短時間で完成し、不動産仲介会社の業務効率を大幅に向上させるツールです。
AI C&C事業のコアなソリューションの全国展開と言えるでしょう。

※参考文献
https://sre-group.co.jp/news/2021/210331.html

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