SREホールディングスの全体の売上と利益
直近3期の売上高と営業利益は以下のとおりです。
売上高は前年度比プラス37%増収となる185億4,100万円、営業利益は前年度比プラス21%の16億8,600万円となりました。
4Qにおいての増収増益が好結果となりました。
SREホールディングスのセグメントごとの売上
セグメントは大きく2つに区分されます。
2. 不動産テック事業
セグメント別にはAI C&C事業が売上高30億2,500万円と前年度比プラス50%、営業利益が12億700万円と前年度比プラス38%と増収増益となりました。
不動産テックは売上高が162億4,300万円で前年度比プラス35%、営業利益は6億4,300万円と前年度比13%の結果となりました。
AI C&C事業の基盤となる不動産仲介事業者の課金契約数は3,054件となり、前年度比約55%の増加となっています。
SREホールディングスの短期的な戦略
2024年4月期の業績予想が発表されています。
- 売上高:223億円(前年度比20%増)
- 営業利益:21億5,000万円(前年度比28%増)
- 経常利益:20億円(前年度比30%増)
2024年4月期よりは「不動産テック」のセグメント名を「ライフ&プロパティソリューション(L&P)」と変更します。
※参考文献
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2980/tdnet/2272077/00.pdf
SREホールディングスの長期的な戦略
AIコンサルティングを多くの産業にむけて提供する目標を掲げていますが、先行していた金融部門の構成比が30%を割り、他の産業への浸透が進んでいる様子が「業界構成割合」の推移から見えてきます。
※参考文献
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2980/tdnet/2272077/00.pdf
SREホールディングスの最近のトピックス
賃貸仲介大手のハウスコム株式会社は、SRDHDが提供する「Serendipity Living Search」により、賃貸仲介において顧客が有する「潜在的ニーズ」にもとづいた、セレンディピティ型お部屋探しのサービスを開始します。
このサービスは、お部屋探しをする顧客と属性の近い集団を見つけだし、その集団の思考パターンを分析し、多数の物件から潜在的ニーズに合致する部屋を探し出すサービスです。
お部屋探しをするユーザーにとってはこれまでになかった体験と、新たな物件の発見を可能にするサービスとなります。