スター・マイカ・ホールディングスの全体の売上と利益
直近3期と2022期3Qの売上高と営業利益は以下のとおりです。
売上高は373.1億円と通期予想に対する進捗率は78.7%、営業利益は51.2億円と通期予想に対して93.4%の進捗率になっています。
四半期ごとの業績としては、3Qにおいて過去最高となりました。
スター・マイカ・ホールディングスのセグメントごとの売上
セグメントは次のとおりです。
2. インベストメント事業
3. アドバイザリー事業
セグメントは「リノベーションマンション事業」が主要事業となっています。
通期予想に対する進捗率はリノベマンション事業売上高が367.4億円で78.7%、アドバイザリー事業売上高が5.7億円で77.9%と好調です。
スター・マイカ・ホールディングスの短期的な戦略
過去最高となった3Qですが、背景には高騰する新築マンション価格があるようです。
リノベーションマンションは住宅ローン返済額が賃料と比較し割安感があり、賃貸から持家へという志向の増加もあります
とくに住宅の選択にあたり新築マンションと中古マンションの検討割合は、2021年において中古マンションが1ポイント新築を上回り、新築から中古への逆転現象が生じています。
*参考文献
https://www.starmica-holdings.co.jp/wp-content/uploads/2022/09/220831setsumei.pdf
スター・マイカ・ホールディングスの長期的な戦略
コア事業であるリノベーションマンションの安定した成長を図るとともに、新たな収益機会を構築するため、次の3つの事業領域にも注力していきます。
・不動産投資コンサルティング
・ プライベートバンキング
・ 不動産運用マネジメント
富裕層や投資家向けに区分分譲マンションや1棟マンションを手がけ、手数料を中心としたフィー型ビジネスの展開を図っていく予定でいます。
上記の「ノンアセット事業」は、スター・マイカ・アセットマネジメント株式会社、SMAiT株式会社 、スター・マイカ・アセット・パートナーズ株式会社のグループ3社が事業を展開していきます。
*参考文献
https://www.starmica-holdings.co.jp/wp-content/uploads/2022/09/220831setsumei.pdf
スター・マイカ・ホールディングスの最近のトピックス
ROE(自己資本利益率)が16.1%に上昇する見とおしほぼ確実になってきました。
10年間のROE推移は以下のとおりです。
・2013年:7.1%
・2014年:6.9%
・2015年:9.3%
・2016年:12.7%
・2017年:14.1%
・2018年:13.2%
・2019年:11.4%
・2020年:9.1%
・2021年:11.8%
・2022年:16.1%(見込)
2022年11月期になり大きく向上していることがわかります。
*参考文献
https://www.starmica-holdings.co.jp/wp-content/uploads/2022/09/220831setsumei.pdf