不動産投資を考えている投資家の方たちは、情報収集できる場を非常に大切にしています。
これまでは主にオフラインセミナーを中心に参加している方がほとんどでした。
しかし、新型コロナウイルスの影響もあり、セミナーのあり方も変わってきています。
そこで今話題になっているのがオンライン上で開催するウェビナーです!
不動産業者がウェビナーに切り替えることで得られるメリットとは何なのか?
この記事ではウェビナーの魅力や開催にあたり必要なモノ、注意点などをご紹介します。
不動産業者がウェビナー開催で得られるメリット
ウェビナーは実際にお客様と会うわけではなく、画面越しで開催するので、会場の空気感や一人ひとりの顔が見えないことに抵抗を抱く主催者がいるのも事実。
ただ、実際にウェビナーを一度開催してみるとその心配は杞憂に終わります。
ウェビナーに切り替えることで不動産業者が得をするポイントをいくつかご紹介しましょう。
ウェビナーの参加率は約70%以上にアップ
有料のセミナーであれば当日のドタキャンは比較的少なめです。
一方で無料セミナーの参加率は約50%~60%であることが多く、当日に思ったほど集まらなかったというケースが見受けられます。
この課題をウェビナーは解決可能です。
ウェビナーの参加率は平均70%と高く、一定数の人数を確保できます。
これは会場への移動がないため、どこでも受講できるウェビナーならではです。
会場がいらないのでコストカットできる
ウェビナーはオフィス内の静かな部屋で、最低でもパソコンとネット環境があれば開催することができます。
毎回会場を確保する必要がないため、その分コストを抑えられます。
浮いた経費を広告費やマーケティング費用に充てることで、より集客を強めることも可能です。
録画によってコンテンツを使いまわせる
最近のウェビナーツールはワンクリックで録画ができます。
録画したウェビナーはそのままコンテンツとして活用可能です。
録画したウェビナーであれば、参加者は公開中どのタイミングでも受講することができます。
決まった時間を確保する必要がないので、結果的に参加率もさらにアップするでしょう。
開催地域に囚われることがない
オフラインセミナーは開催場所に近い地域に住んでいないと参加がむずかしいというデメリットがありました。
でも、ウェビナーにすることで全国の投資家をターゲットにできます。
これまでアプローチできなかった人に対しても新たな営業活動が可能です。
ウェビナー開催に必要なモノ
ウェビナーを開催するにあたりパソコンとネット環境が必要です。
ただ、より良い環境でウェビナーを行ないたいのであれば、いくつかアイテムを買い足しすることをオススメします。
ここでウェビナー開催にオススメのアイテムをいくつかピックアップします。
カメラ付きノートパソコン
ウェビナーを開催するにあたってマストアイテム。
ノートパソコンはカメラ付きのものを用意する必要があります。
スペックは最低でもメモリ4GB以上、できれば8GB程度あると問題なく動作します。
※基本的にはWindowsとMacどちらでもOKです。
コンデンサーマイク
パソコンに内蔵されているマイクでも問題ありませんが、ウェビナー参加者は音声を大切にするので、マイクに力を入れることで満足度を上げられます。
カラオケで使うようなダイナミックマイクではなく、コンデンサーマイクをチョイスしましょう。
口元を近づけなければならないダイナミックマイクはウェビナーを運営する側からすると使いにくいためです。
コンデンサーマイクは周囲の音を拾いやすいのでなるべく静かな場所でウェビナーを開催しましょう。
Webカメラ
参加者に高画質映像を届けたいのであればカメラも別途用意するのがオススメです。
画素数と解像度が高いタイプを選んでみてください。
また、ノイズキャンセリング機能のマイクを搭載したカメラなら、より鮮明な音声を届けることができます。
マイクを別で用意する必要もなく安上りですね!
外部モニター
ノートパソコンだけだと運営側はスムーズな進行ができません。
モニターをもう1台用意することでノートパソコンには自分が読むテキストを表示させ、モニター側にウェビナーツールを起動させるといった使い方ができます。
ウェビナーを行うときの注意点やリスク対策
ウェビナーは予めしっかりと準備しておこないとトラブル発生の際に慌ててしまいます。
開催前にある程度予測しておき、リスク対策をしておけば問題なく進行できます。
ここでは起こりうるトラブルと解決策をご紹介します。
ネット回線が途中で切れていた
ウェビナーで致命的なのは運営側のネット回線が切れてしまうことです。
当然ながら参加者はいきなり映像が止まってしまい、状況把握もしづらい環境で離脱に繋がる恐れもあります。
ネット回線が切れないようにする、切れたことをすぐに気づけるようにする工夫が大切です。
そこで2つの対策をオススメします。
【ネット回線はなるべく有線でおこなう】
ネット回線がいきなり切れてしまう要因は、Wi-Fiが一時的に切断されてしまったというトラブルがほとんどです。
そうならないために、安定した有線回線で接続しておくことをオススメします。
ただ、最近のWi-Fiは感度も比較的良く、そこまで心配する必要もありません。
可能であれば有線接続のほうが安心というレベルです。
【別室で参加者としてチェック担当を用意する】
ウェビナーでは、ネット回線が途切れて相手に音声や映像が届いていないことに、運営側は気づきにくいという面があります。
それを解決するために、別室でチェック担当を用意しましょう。
チェック担当には参加者としてウェビナーに出席してもらい、映像の乱れや音声が止まるといったトラブルがあった際に、すぐに共有してもらえる体制をつくっておきます。
そうすることでトラブルを迅速に把握して、対応することができます。
参加者が置いてけぼりになっている
オフラインセミナーでは一人ひとりの顔を見ながら、飽きが生じてきたり、集中力が途切れていたりすることを把握できます。
しかし、ウェビナーではそういった空気感を読み取ることがむずかしいため、適度にリアクションをお願いしたり、アンケートや投票を行なうといったアイスブレイクテクニックが重要になります。
実際のウェビナー活用事例
不動産業界で浸透してきているウェビナー。
実際にどのような利点があったのか、いくつか事例をご紹介します。
A社:参加者が普段のセミナーの倍まで増えた
私たちは都内を中心にワンルームマンション投資のセミナーを開いていました。
そんな中、コロナウイルスによって外出自粛が求められ、セミナーの中止が相次ぎ発生。
そこで急遽ウェビナーに切り替えることで現状打破を試みた結果、参加人数が普段の倍近くまで増えました。
家から参加できる手軽さ、外出自粛によって時間が増えたというのもプラスに働いた結果だと思います。
これまで会場費に費用をかけてたのが馬鹿らしくなりました。
B社:録画したセミナーの活用方法が多彩
ウェビナーに切り替えて良かった点は録画したコンテンツが予想以上に活用できることです。
その録画コンテンツを使って再度ウェビナーを開催することもできますし、新人の研修動画としても利用できます。
また、内容や話し方を見直すきっかけにもなるので、プレゼンスキルが上がっていくのがわかりました。
一度覚えてしまえば誰でも簡単に開催できるのも嬉しいですね。
C社:参加者との距離が近くなった
オフラインセミナーを開催する際に、毎回質疑応答の時間を取るのですが、なかなか発言してくれる人が少ないなと思っていました。
私たちもそれなりの情報量を伝えているので疑問点はいくつか出てくるはずなんですが、、、
でも、ウェビナーを開催してみたらチャットを経由して想像以上に質問が飛んできました。
やっぱり疑問はあったものの、なかなか発言しづらいという方が多いことを知りました。
一人ひとりと向き合えるようになったため、ウェビナーに切り替えてから成約率が倍近くまで上がりましたので、今後はウェビナー1本でやっていくことになりました。
まとめ
不動産業界だけでなく、今後様々な業界でウェビナーを取り入れることになると思います。
はじめは使い勝手がわからず苦労するかもしれませんが、その場合はウェビナー開催をサポートしてくれるサービス等もあるのでぜひ活用してみてください。