不動産会社で働く営業マンは、日々様々な業務に追われている人が多いでしょう。
そのため、計画の立て方や時間を有効活用する工夫をすることが必要です。
たとえば、「顧客との待ち合わせ時間まで」などのスキマ時間をどのように過ごしていますか?
なんとなく時間を過ごしているのであれば、ぜひ物件情報を集めることに活用してみてください。
今回は、スキマ時間を無駄にせず物件情報を集める方法について解説します。
物件情報の集め方
最新の物件情報を知っておくと顧客に合った物件提案をしやすいため、できる限り情報収集を行った方がよいでしょう。
ここでは、営業マンが物件情報を集める方法について解説します。
レインズを確認する
不動産会社で営業をしている人であれば、必ず使用しているレインズ。
レインズに登録される新着物件に関しては、できれば毎日目を通しておきましょう。
気になる物件があれば業者に問い合わせて資料を取り寄せておくと、顧客へスムーズに提案できます。
不動産情報ポータルサイトの活用
一般向けのサイトと業者間サイト、どちらも活用するとよいでしょう。
通常、インターネットへの広告掲載にあたりWebサイトごとに料金設定がされています。
小規模の不動産会社では、一般向けに掲載できる枠が少なく業者間サイトのみに掲載していることがあるのです。
不動産情報ポータルサイトを活用するときには、一般向けのサイトと業者間サイトのどちらも確認するとよいでしょう。
業者回り
条件の良い物件は不動産情報ポータルサイトに掲載される前につながりのある業者間で情報が共有されてしまうことが多いでしょう。
日頃から、不動産情報を取り扱う業者を訪問しておくことをおすすめします。
不動産仲介会社だけでなく、メイン事業が不動産業以外の宅建業者を回ってみることも効果的です。
会社では取り扱わない案件を特別に紹介してくれる可能性があるからです。
また、地元密着型の小規模な不動産会社の場合、ネット掲載は自社HPのみというところも存在しています。
時々チェックすると掘り出し物が発見できるかもしれません。
現地確認
売主の中には「所有物件を売却していると多くの人に知られたくない」という人が存在します。
ご近所・親戚付き合いが濃いご年配の中には「売却に時間がかかってもよいので、インターネットへの掲載はしないでほしい」という人がいるのです。
このような物件は、取り扱う業者から情報を獲得するか、現地の看板を確認するしかありません。
また、現地を確認することでまだ一般には公開されていない物件を発見することがあります。
たとえば買取再販物件や宅地造成など。
インターネットだけではわからない情報を得られる可能性があるでしょう。
情報提供
社内での情報共有、業者や顧客などからの情報提供で物件情報を収集できることがあります。
よりよい物件情報を集めるためには、各方面で良好な人間関係を築くことが大切だといえるでしょう。
スキマ時間で物件情報を集める方法
ここでは、スキマ時間で物件情報を集める方法について解説します。
後々の契約を獲得するためにも、ぜひ活用してみてください。
目的地へ行くときに違う道を通る
不動産会社の営業マンは現地案内や調査などで外出する機会が多いでしょう。
目的地へ向かうときの移動経路はどのように考えていますか?
毎回同じルートを通るのではなく、時間に余裕があるときは別の道を通ってみることをおすすめします。
いつもと違う道を通ることで新たな物件情報を発見できることがあるからです。
ネットに非公開の売り物件の看板を見つけることもあれば、ネット掲載準備中の解体現場などを見かけることもあるかもしれません。
また、周辺環境についても知ることができますので、該当地域で物件を探す顧客への説明もしやすくなるでしょう。
顧客との待ち合わせ時間まで時間があるときなどは、物件周辺を散策してみることも効果的です。
業者回りをする
目的地へ向かう途中や用事が済んだあとなど、少しでもスキマ時間があれば業者を訪問してみるとよいでしょう。
不動産会社によっては、営業マンの顔を覚えてもらえると物件の新着情報をメールなどで流してもらえることがあります。
上記でも解説したように、メインの事業が不動産業ではない宅建業者を回ることも効果的です。
何度も足を運ぶことで顔や名前を覚えてもらい、良い関係を築くとよいでしょう。
インターネットの活用
インターネットは情報の宝庫です。
外出時にスマートフォンやタブレット端末を持ち歩いている人が多いのではないでしょうか?
外出時にも確認できるよう、レインズや不動産情報ポータルサイトなどにすぐアクセスできるよう準備しておくことが大切です。
現地で良さそうな物件を発見したときに検索したり、少しのスキマ時間でも物件情報収集ができたりするなど有効活用できるでしょう。
スキマ時間を確保するための方法とは
不動産会社の営業マンはたくさんの顧客を抱えていることが多く、忙しくてスキマ時間が存在しないという人がいるかもしれません。
そこで、物件情報を収集する時間を確保するための方法についてご紹介します。
優先順位を確認する
みなさんは、1日や1週間のスケジュールをどのように立てていますか?
スケジュールを決めるときには、やるべきことの優先順位をはっきりさせておくことが大切です。
顧客の都合を聞くことは大事なことですが、ある程度営業マン側が手綱を引くことも非常に重要でしょう。
つまり、顧客の言いなりになるのではなく、営業マン側がスケジュールを組みやすいように誘導することが大切だということです。
行先の方面をまとめる
外出の予定を組み込むときには、できる限り行先の方面をまとめることが大切です。
行先の方面が同じであれば、移動時間を短縮できるからです。
スケジュールを立てるときには、行先も考慮して時間設定を行いましょう。
営業マンはスキマ時間を無駄にせず有効活用しよう!
多くの契約を獲得したいのであれば、よりよい物件情報を収集することは非常に大切なことです。
とはいえ、日々忙しく過ごす営業マンが多いでしょう。
1日に使える時間は限られていますので、工夫してスケジュールを組み立ててみてください。
そしてスキマ時間ができれば、ぜひ今回ご紹介したように有効活用してみましょう。