「一括査定サイトの通電率・訪問査定率 他」媒体毎の集計レポート【2022年2月度】

弊社では一括査定からの新規反響に対する「訪問査定取得」を目的としたテレアポ外注サービスを運営しており、日本全国を対象に月間1,000件以上(2022年2月現在)の査定依頼への架電を代行しています。

本記事では、月ごとの対応実績についてとりまとめたレポートを公開させて頂きます。

※本来、訪問査定率や通電率については地域差もあるものではありますが、本レポートでは地域ごとの集計はしていないため、あくまで参考としてご参照ください。

コールセンター対応レポート【2022年2月度】

集計期間 2022年2月1日~2022年2月28日

合計 1,308 1,021 78.1% 4.64 190 14.5% 185 12.7%
媒体名 査定数 通電数 通電率 平均架電回数 訪問査定数 訪問査定率 キャンセル数 キャンセル率
リビンマッチ 399 308 77.2% 4.66 47 11.8% 85 19.9%
HOME4U 384 317 82.6% 4.33 57 14.8% 40 9.2%
イエウール 219 170 77.6% 4.77 34 15.5% 26 10.9%
おうちダイレクト 100 63 63.0% 5.34 4 4.0% 14 11.3%
すまいステップ 77 63 81.8% 4.23 24 31.2% 4 4.8%
LIFULL HOME'S 40 33 82.5% 5.03 11 27.5% 4 8.0%
イエイ 35 25 71.4% 5.34 3 8.6% 10 27.0%
マンションナビ 14 9 64.3% 7.29 1 7.1% 1 6.3%
スーモ 10 9 90.0% 4.3 0 0.0% 1 9.1%
リガイド 8 8 100.0% 1.88 4 50.0% 0 0.0%
いえカツ 7 5 71.4% 4.86 2 28.6% 0 0.0%
ユスフル 6 3 50.0% 4.17 0 0.0% 0 0.0%
ズバット不動産売却 4 3 75.0% 4.5 1 25.0% 0 0.0%

悔しい思いをした先月と比較し、若干ではございますが各数字を改善することができました。
通電率は先月比1.2%増訪問査定率も先月比1.8%増にて着地しております。

今月の傾向として、中旬以降については多くの不動産会社様が新規反響に制限をかけて、査定件数を絞っておられたように感じています。1月の査定数がかなり多かったことに加え、繁忙期が本格的に始まり「新規反響が入っても対応しきれない」というお声を多く聞いた月でした。

ちなみに、月の査定件数に対し上限を設定されている企業様はかなり多いのではないでしょうか?
広告予算には限りがありますし、反響数があまりに多くなれば対応しきれずロスが生まれますので、上限設定は非常に有用な制度です。ただ、今月の数字を見ていると少し面白い傾向が見えてきましたので紹介しておきたいと思います。

多くの査定媒体では、月初に件数制限がリセットされ新規反響の受信が解禁となります。
そして、各社様の上限数にもよると思いますが、月の半ばまでに上限に達してしまうケースは少なくありません。

つまり、月初の方がライバルが多いのです。

先述の通り、2月半ば以降には弊社に入る反響数も減少していました。
対して訪問査定率は、上旬よりも下旬のほうが高く出ていたのです。

以前にも火・水の訪問査定取得率が高いことから「ライバルが少ないタイミングの追客は有効」というお話を取り上げました。

各媒体の仕組み次第にはなりますが、反響の取得を「停止」「再開」がしやすい媒体であれば、あえて下旬の予算を厚めに確保するのは1つの手段かもしれません。

各媒体の傾向

昨年末から好調が続いているイエウール勢ですが、トップを独走してきたLIFULL HOME'Sを、ついにすまいステップの数字が上回りました。
弊社が重要視している「訪問査定率の高さ」「キャンセル率の低さ」のいずれも非常に高い水準で着地しています。
また、基本的に「質」を良くすれば「反響数」は反比例して落ちていくものですが、質を維持しつつもかなりの反響数を確保している点は、集客の巧みさを感じるポイントです。

ここまで明確に数字に出る以上、恐らく何かしらの施策を打っているはずで、以前には「アフィリエイトを削っているのでは?」という仮説をお伝えしておりました。
どうやら実際にアフィリエイト広告への規制は厳しくしているようなのですが、もう一点、最近の傾向として「地名+不動産売却」で検索した場合に上位表示される確率が高まっていることが挙げられます。

一般的に「地名」を加えた検索を行う顧客は、売却意欲が高まっていることが多く、集客ターゲットとしてはかなり優先度の高い顧客と言えます。そこをしっかりと押さえているというのが最近の好調を支えているのではないでしょうか。

ただこうしたSEO施策はかなり流動性が高いものではあります。
皆様もぜひ、ご自身の営業エリアの「地名」と「不動産売却」で一度検索してみて頂き、エリア内の集客はどこの企業が強いのか、最新の状況を把握してみて頂けると幸いです。弊社の公表する数字とは別に、その地域における「集客力」を表す指標になりますので媒体選定時の参考にお役立てください。

また、今月に関しては「いえカツ」「ズバット」といった新興媒体や、「リガイド」などが件数は少ないものの非常に良い数字で着地しています。
上記3媒体に関してはいずれもキャンセルがなく、訪問査定率も25%を超えていました。地域にもよりますがこうした「件数は少ないものの質のいい媒体」は限られた予算内で最大限の成果を出していくうえでは非常に頼りになります。

「今月、なんとかあと1件!」という最後のひと押しに貢献してくれる場面は少なくありませんので、こうした媒体も弊社としては推奨させて頂いております。

NEW都道府県×媒体レポートを公開【全13項目】

毎月公開している媒体毎のレポートを都道府県別にわけて集計いたしました。

都道府県別データサンプル

レポートには2023年1月~12月までのデータが記載されております。自社に該当する都道府県の集計レポートをダウンロードして媒体選定や営業活動の参考データとしてお役立てください。

レポートに記載されている項目は以下の通りです。

媒体名/査定数/対応顧客数/通電数/通電率/架電回数/平均架電回数/訪問査定数/訪問査定率/キャンセル数/キャンセル率/他人間違い数/他人間違い率/キャンセル・いたずら等/

こんな方におすすめです。
  • 自社営業マンの通電率や訪問査定率との比較。
  • 新たに媒体を追加しようとしている方は媒体選びの参考に。
  • これから一括査定を導入するか悩んでいる方は、一括査定で採算がとれるのか目安に。

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