売主への電話、一番繋がるのは●曜日の●時です【曜日・時間帯ごとの通電率・訪問査定率一覧】

皆様、一括査定サイトは使っておられるでしょうか?
一括査定サイトは効率の良い集客手法である一方、「なかなか会えない」「電話すら繋がらない」といった声をきくこともしばしば・・・
お付き合いのある不動産会社様にお話をうかがってみると、売主様に電話が繋がる確率はおおよそ5、6割程度に落ち着くことが多いようです。

弊社は売主様に特化したテレアポサービスを運営しており、毎月1,000件以上の査定を対応しています。
本記事執筆時点(2021年12月)では累計で約13,000件の査定を対応済ですが、様々な取り組みを実施することで、直近の通電率は約9割に達しています。
本記事では、皆様の通電率向上、ひいては業務効率化の実現を目指し、膨大な件数を対応することで得られたデータから「電話が繋がりやすい曜日・時間帯」についてお伝えします。

曜日・時間帯ごとの通電率・訪問査定率


弊社のコールセンターは定休日を設けておらず、毎日9時~20時を稼働時間としています。
上記の表は、過去に弊社が対応した案件について「いつ通電し、通電時に訪問査定は取れたのか?」をまとめたものです。

各曜日の左側の数字が「通電率」、右側の数字が「訪問査定率」を表しています。
通電率75%以上、訪問査定率12%以上を赤字で強調しており、特に数値が高いところは背景をオレンジ色に着色しました。
ここからはいくつか特徴のあるところを抜粋して解説していきたいと思います。

逆張りが有効


1週間全体を見ても、「火水午後」は突出して優秀な数字になっています。
現場のオペレーターにヒアリングをしても、この時間帯は「通電しやすい」「比較的ゆっくり話が聞ける」という印象を持っていました。

いくつかの仮説が考えられますが、恐らくは定休日の不動産会社様が多く、競合が少ない中で電話できているのが最大の理由だと考えています。
上記の理由を挙げる根拠をもう一つ提示させてください。

「木午前」と「金夜」は明らかにアポ率が低いことがわかります。
木曜日の午前は、火水定休の不動産会社様が休みの間にたまっていた反響を対応し始めるタイミングだと思われます。
お客様の電話に入る着信件数が一気に増えてしまい、埋もれやすかったり、雑に扱われる可能性が増えているように感じています。

次に金曜日の夜について、皆様も土日のアポが少ない時に金夜に追い込みをかけたことはないでしょうか。
私も現場時代に、当時の上司から「土日のアポをもっと取れ!」と叱られながら電話をかけ続けたことが何度もありました。
恐らく今も、こうした「追い込み」はよくあることで、全国の不動産戦士の方々と追い込み合戦を繰り広げているために、金夜はアポが取りにくいのだと思います。

ここまでの内容からわかることは「逆張りは有効だ」ということです。
競合の少ないタイミングは調子よくアポが取れ、競合の多いタイミングは焼け野原と申しましょうか、なかなかアポが取れない・・・

さて、曜日・時間帯を変えるだけで追客効率が変わる可能性をある程度はお伝えできたかと思いますが、せっかくですのでもう少し細かなポイントもさらっておきましょう。

土曜は昼過ぎがゴールデンタイム

土曜日を見ますと、お昼過ぎ12時~15時までの数字が優秀です。
完全な憶測ではありますが、やはり土曜の午前は皆さん寝ているのではないでしょうか(笑)

昼過ぎにゆっくりと起きて、
朝?昼?ごはんを食べて一段落したらお出かけ

と、社会人の皆様のありがちな休日を思い浮かべるとピッタリと数字に合致します。
「寝ている午前」と「お出かけ中の午後」には電話に出ない・・・
(お子様のいるご家庭は少し情景が変わりそうですが)

なので土曜日に2件のアポ取る場合は、「午前中」と「15時以降」がおすすめです。
12時~15時は追客が捗りますので、あえてそこにはアポを取らず追客時間を確保してみてはいかがでしょうか?翌日や翌週のアポを仕込みやすいかもしれません。

不動産会社様のランチは14時台か…?

最後にもう1点だけ、やはり平日のお昼休み時間帯である12時~14時は比較的繋がりやすいです。
効率の良い時間帯ですので、ぜひ積極的にお電話して頂ければと思います。

一方で、14時台になると一気に数字が落ち込みますので、追客には向かない時間帯であることがわかります。
不動産会社様のランチや役所調査などはこのタイミングが一番適しているかもしれません。
経験上、おいしいランチは「14時まで」というお店が多く、悩ましいところですがご一考くださいませ。

まとめ

さて、今回は「電話で追客をした場合に成果に繋がりやすいタイミング」を解説しました。
火水午後は繋がりやすく、木午前・金夜は焼け野原なので逆張りは有効ですし、土曜の朝はやはり皆さん寝ていたい(笑)

こうして振り返ってみると、全てのポイントに共通していえることは「いかに相手に合わせた行動を選択ができるか」という一点につきるようです。
そしてこれは電話追客に限らず、全ての営業活動に言えることでしょう。
これだけ膨大なデータを集計したところで結局のところは「相手方を思い遣ること」が最適解なのだと、当たり前の結論にたどり着いたのは何だか不思議な心持ちです。

最近ではMAなど、顧客の行動を把握する術も多く出てきています。
いかにお客様にとって心地の良い行動を取るか、今まで以上に高い精度で正しい選択をせねば選ばれなくなってきており、追客の難易度は年々上がっていることはお伝えしておきたいところです。
そんな厳しい状況下、本記事の情報が少しでもお役に立てば幸いです。

番外編「休日対応どうする?」問題

本記事における考察の中で「火水はアポが取りやすい」というお話を致しました。
そしてその理由は「恐らく定休日の会社様が多く競合が少ないから」とも。

しかし、読者様の中にも当然に火水定休の方がいらっしゃるかと存じます。
「火水に電話したほうがいいことはわかったが、どうしよう・・・」
という新しいお悩みを抱えてしまわれた方もいらっしゃるかもしれません。

皆様のお悩みをそのまま放置する訳には参りませんので、ここからはいくつかの方向性をご提案させて頂ければと思います。

1.当番制

恐らく一番選びやすい方法だと思われます。
営業担当の方が複数名いらっしゃることが前提になってしまいますが、定休日に交代で当番となった方だけが出社、またはリモートで対応する方法です。

懸念点としては以下の2点が大きいところかと思いますが、比較的解決の難しくないものですので簡単に始められるのが利点です。

・代休をどうするか
・若手だけだと不安が残る

2.二交代制

当番制よりも更に人数が多い場合に選択可能な方法です。
営業人員を複数のチームにわけ、交代で休みを取るようにします。
例えば「火水定休」であれば、「Aチーム:月火休み」「Bチーム:水木休み」のような形です。

ただ不公平対策に悩まれることが多い制度かもしれません。
週明けの「月曜」は銀行対応や、土日に媒介取得できた案件の役所調査などが入りやすいため「本当に休めるのか…?」といった懸念や、そんな月曜に対して「他社からの問合せが少なく平和な水曜がズルい」という不満は起こり得るものです。

対策としては、チーム単位で定期的に休みを入れ替えたり、各チーム内で二交代制をとるといった方法が挙げられます。
前者は読んで字のごとくですが、後者はよほど制度設計をうまくしなければ、実態としては当番制と大差なくなりますので導入難易度は高いです。
※個人単位でなくチーム単位で評価する制度を検討可能であれば一考の余地はあります。

3.外注する

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休みの間だけ、外部の業者に対応を任せる方法です。
様々な会社様の電話業務を請け負うコールセンターは全国にたくさん存在しておりますので、自社に合った業者を見つけることができれば対応を丸投げすることができます。

デメリットとしては、自社以外の法人と個人情報のやり取りが発生しますので慎重に扱う必要があることと、コスト面の折り合いがつくかどうか、導入時に自社のやり方を落とし込む必要がある、といった点が挙げられます。

ちなみに!
弊社のコールセンターサービスであれば!

・皆様の定休日の間だけ対応を代行するプランがあります!
・今までにも膨大な件数を対応してきた実績!
・不動産特化なので導入の手間も最小限!

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