決定率の高い掲載物件とは?

猛暑が続く6月〜7月初旬のなか、お部屋探しのニーズは少しずつ落ち着いているようだ。

そもそもこの時期は夏枯れと言われる時期になり、引っ越しシーズンから外れている。

ただそうは言えども問い合わせも内見も、当然のことながら少なからず存在していることを忘れてはならない。

ちなみにこの季節ならではだが、内見に行っても物件調査に行ってもとにかく汗が止まらない。

特に猛暑のなかエアコンの効いていない部屋に入るといっきに汗が吹き出してしまう。

まるでサウナのようだ。

油断して暑さ対策を忘れてしまうと、かなりの確率で熱中症になってしまうので健康面でもいろいろと準備を怠ってはいけない。

さて、こうした時期、反響も繁忙期に比べて大きく減少してしまう。

しかし、こうした閑散期の時期でも「決まりやすい物件」というものはある。

賃貸仲介業における一般的な指標として、反響成約率や反響来店率などが重要な指標として考えられている。

しかし、実際のところ多くの反響を獲得できたとしても、その反響獲得物件が成約に至らないケースも多々ある。

たとえばひとつの物件に数十件反響が来ても、内見に行くとユーザーが失望して他物件を検討する、というケースがそうだ。

「写真より実際は狭かった」「写真では室内が綺麗に映っていたけど、実際は汚くてイメージダウンした」こうした声は多く聞かれる。

そう考えると、反響成約率という指標では一概に判断できない部分があるのだ。

上記のような「反響は獲得できるが、そもそも成約が難しい物件」が掲載の多くの割合を占めてしまうと、営業努力云々というよりそれ以前の問題として反響成約率が落ちてしまうことを忘れてはいけない。

さて、そんななかでも「反響成約率の高い物件」というのも存在する。

「反響が来たら高確率で成約ができる」という物件がそうだ。

こうした物件の特徴として「条件の希少性」や「設備の希少性」が特徴としてあげられる。

一般受けはしないが特定の条件で探しているユーザーはそれなりにいる、ということが理由なのだろう。

今回はこうした決定率の高い掲載物件の条件を簡単に紹介したい。

是非、閑散期の売上対策に使って頂ければ幸いだ。

ペット2匹以上飼育可能物件

ペット,女性

ペット可の物件は年々増加しているが、2匹以上飼育可能な物件はかなり少ない。

物件規約でも1匹のみ飼育可能にしている物件が多い。

しかし、現実には小型犬2匹を多頭飼いしているユーザーも増えている。

2匹可能な物件はかなり希少性の高い物件である。

大型犬飼育可能物件

上記の多頭飼い可能物件とともに、大型犬飼育可能な物件も本当に少ない。

しかし、少ないが故にこうした物件を見つけて掲載をすると、実際に反響から成約の確率が高い印象だ。

いっぽうで、戸建賃貸などでは大型犬飼育可能物件はある。

しかし、やはりそうした物件はそこまで多く流通していない。

また、ごく稀にマンションなどでも大型犬を飼育可能な物件がある。

こうした物件は非常に珍しいがゆえに、成約率は高い。

バイク置き場のある物件

大型バイク置き場のある物件だとより希少性は高くなるが、そもそも通常のバイク置き場を常設している賃貸物件が都内では少ない印象だ。

バイク持ちのユーザーは割と広域で物件を探している。

多少駅から離れていてもバイク置き場があるという理由で申し込みをされるユーザーも一定数いるようだ。

3ナンバー車が駐車可能な駐車場付き物件

3ナンバーの車は機械式などの駐車場だと駐車ができないケースが多い。

おもに都心の富裕層のユーザーはこの駐車場問題で苦労しているユーザーはとても多い。

都心部で3ナンバーの駐車場に空きがあり、スペックの高い物件はかなり希少性が高いだろう。

単身者用楽器演奏可能物件

これは良く知られたことかもしれないが、楽器可能物件もやはり成約率の高い物件のひとつだ。

一棟丸ごと楽器演奏に対応した物件もあるほど、多くのニーズがある。

最近は大手の物件などでアップライトピアノの持ち込みなどが可能だったりするが、こうした物件は1LDK以上の間取りのようなそれなりの広さの物件になってくる。

あくまで単身者向きで、楽器可能な物件は、現在もなかなか見つかりにくいというのが実情だったりする。

大型ルーフバルコニー付物件

広いルーフバルコニー付きの物件も、やはりユーザーに受けが良い。

また実際に内見に行っても高い確率でユーザーから好感触を頂ける印象だ。

とはいえども、ルーフバルコニー付の物件はそこまで多く流通しているわけではない。

最上階だったり、また階層構造が変わる上階だったりでなければルーフバルコニーは作れない。

写真撮影でうまくルーフバルコニーを撮影することで、かなりユーザーの注意を引くことができるだろう。

最後のルーフバルコニー付きの物件以外は、仲介会社としてなかなか難易度の高い条件の物件ばかりである。

多頭飼いの物件を探しているユーザーの対応や、大型バイク駐車可能な物件を探すことは大変骨の折れる作業である。

正直なところ、なかなか成約が難しいユーザーかもしれない。

しかし、逆にこうした難易度の高い物件をあえて掲載し、高確率で成約することもひとつの戦術である。

多くの反響を獲得しても成約できない物件よりも、ある部分では楽なところもあるだろう。

閑散期のこの時期、こうした成約率の高い物件を掲載して、売上確保を目指すのもひとつの方法かもしれない。

是非、参考にしてほしい。

【本記事執筆者解説】
賃貸仲介で圧倒的売上をたたき出す方法

案内しても中々成約に結びつかない、、
そんなお悩みをお持ちではないですか?

本動画ではあなたの案内成約率を大幅に向上させるスキルをお伝えします。
誰も教えてくれないあなただけの営業ノウハウを身に着けてください。

賃貸仲介における成約率を倍にする実践テクニック
  1. 成約率向上の6つのポイント
  2. 成約確度を高めるヒアリング
  3. 物件提案時のコツ
  4. 成約率を上げる内見方法
  5. ”決まる”クロージングのやり方
  6. キャンセル防止の注意点

詳細はこちら:賃貸仲介における成約率を倍にする実践テクニック

\無料配布中/

Twitterでフォローしよう

売買
賃貸
工務店
集客・マーケ
業界NEWS