今回は、賃貸管理業務の遂行と非常に相性のいいツールとして、サイボウズ社のkintoneの活用をその機能からお勧めしていきたいと思います。
kintone(キントーン)とは
kintoneとは、サイボウズ社の提供する業務改善クラウドサービスです。
ポイントは以下の5つです。
②柔軟性・汎用性が高い
③外部サービスとの連携性が高い
④料金が安価
⑤業務の共有・見える化できる
順番に解説していきます。
①技術者でなくても作成・活用できる
サンプルアプリの活用や、Excel等からの取込み、ドラッグアンドドロップ等でノーコードにて必要なアプリを作成、修正が可能です。
そのため、各業務での進捗管理やデータ集計のためのアプリを誰でも簡単に作成できます。
修正も容易なため、業務フローやルールの変更に合わせて随時変更が可能です。
一方で、複雑な計算や帳票出力等オプションや拡張機能も豊富にそろえています。
②柔軟性・汎用性が高い
すでに記載したとおり、ノーコードで作成・修正が可能なため部署や業務に合わせて柔軟にアプリの作成・修正が可能です。
ほかのアプリとの連携や参照も可能なためkintoneのみで業務を完結させることも可能です。
UIもシンプルなためあらゆる業務に合わせて活用することができます。
③外部サービスとの連携性が高い
APIを公開しているため、API連携可能なサービスとは簡単に連携・情報共有が可能です。
すでに実績も多数あり、会計サービスやコミュニケーションツール、電子契約や電子請求書等、導入即連携も可能なサービスも可能です。(freee、chatwork、DocuSighn等)
連携サービス活用による連携も多数実績があります。
④料金が安価
1アカウント780円~と非常に安価に始められます。
⑤業務の共有・見える化できる
すでに述べたように、簡単に作成でき汎用性も高いので、多種多様な業務をアプリ化しても大きな負担にはなりません。
そのため、細かな業務もアプリ化して運用することで、これまでExcelや手元資料、担当者単位で管理されていた業務や情報が集約・見える化されます。
kintoneが賃貸管理業との相性の良い理由
次に、kintoneが賃貸管理業と相性の良い理由を記載していきます。
①様々な業務に対応できる
アプリの作成が容易なため、賃貸管理の多種多様な業務ごとに最適なアプリを作成することができます。(契約、更新、解約、督促、工事、問合せ等)
②変更・修正が容易
変更や修正が簡単なため、業務フローやルールの変更に対しても柔軟に対応することができます。
③属人化の防止・品質の底上げ
賃貸管理業は多種多様な業務があるため、担当者の属人化が進み匠化してしまうことがあるかと思います。
kintoneで共有・見える化することで、匠のみが精通していた業務の進捗や情報が誰でも扱えるようになります。
業務フローややることも明確になるため教育コストの削減や品質向上にもつながります。
④情報の集約と共有・活用
複数のアプリにまたがっていても、情報の参照や共有が可能なため情報共有が容易となります。
これまで、紙のファイルや共有フォルダ、基幹システムと様々な場所を探していたものが、kintoneに集約することで効率化できます。
⑤外部サービスとの連携
電子契約やポータルサイト、査定システムや会計ソフトなど、賃貸管理業にまつわるサービスは多種多様です。
業務ごと、担当毎に様々なサービスを使っており、異動や業務ごとに使い分けが発生したり、転記作業で非効率が発生していたかと思います。
kintoneとの連携を図ることで、こうした非効率を解決して生産性を向上させられます。
以上のことから、賃貸管理業においては業務支援・業務効率化の手段としてkintoneの導入がオススメです。
基幹システムの有無を問わず業務効率化・生産性向上を期待できますので、ご興味をお持ちの方は導入をご検討ください。
別記事にておすすめの拡張機能や基幹システムの有無により活用手法についてご紹介できればと思っております。
それでは今回はこの辺で。