不動産仲介会社がブラックになりやすい3つの原因を考えてみた

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不動産売買仲介会社はなにかとブラックなイメージがつきものです。

なんとなく、浅黒い筋肉質の営業マンが強引に勧誘してきたり、しつこい営業をしたりと・・

そんなイメージをお持ちの方も多いではずです。

不動産仲介会社は労働環境についても、ブラックのイメージが強く、業界未経験の方からすると少し敬遠されがちです。

今回はなぜ不動産仲介業者がなぜブラック企業になりやすいのか?

というのをテーマに考察していきます。

Tips

毎年12月に「ブラック企業大賞」が発表されます。

不動産仲介会社はなぜブラックになりやすいのか考察してみた。

まずなぜ不動産仲介業者は何故ブラックな労働環境になりやすいかですが

結論としては「不動産売買仲介会社は仲介手数料が主な収入源」だからです。

細かいブラック要素でいったら

  • 「経営者の考え方」
  • 「上司」
  • 「エリア」

などがありますが、一番の原因は仲介手数料が主な収入源だからという点につきます。

不動産に限らず、仲介業者の宿命ではありますが、成約時しか手数料を頂戴することができません。

成約時にしか手数料収入がないとなると、毎月月初になるとまっさらな状態(0契約)に戻ります。つまり常に契約を上げ続けなければ収入が0円になってしまいます。

不動産仲介営業マンであり続ける限り、これが一生続くわけです。

毎月の不動産仲介手数料だけが収入源である場合は、不動産会社の経営者は社員にキツメのはっぱをかけ続けたり、無理な労働条件を押し付けてまでも契約をしていかなければいけないわけです。(営業マンというものは基本さぼりたがりなので…)

そうでもしないと会社自体が存続できないのです。

ちなみに不動産業界全体になりますが、令和2年上半期の業界別離職率データから見ると他の業界と比べ離職率も高く、業務や職場環境の厳しさを物語っています。

離職率,業界別

出典元:厚生労働省「令和2年上半期雇用動向調査結果の概況」

不動産仲介会社がブラックになりやすい3つの原因

不動産仲介会社がブラックになりやすい根本的な原因は「仲介手数料が主な収入源だから」です。

が、これだけでは面白くありませんので、その他のブラックになりやすい3つの原因も合わせてご紹介します。

①マーケティング戦略が十分ではない

不動産仲介会社には「マーケティング戦略で集客を行う。」という考え方がまだまだ浸透していません。

例えば

  • ホームページは5年前に作ったまま放置
  • 集客はいまだチラシまき
  • 追客はとにかくテレアポ

などなど。

マーケティング的な観点が欠如しているので、そのしわ寄せで「営業が足で数字稼ぐ」という文化が根付いたままの不動産仲介会社が多いです。

今の時代は、お客様も情報を入手しやすく、選びやすい時代です。

大手ポータルサイトへの掲載はもちろん、自社ホームページでの集客やyoutube、SNSでの露出など、webを活用したマーケティング戦略が重要になっています。

ある程度集客が見込めるwebマーケティング戦略が取れていないと、営業にただ数字を押し付けるだけのブラック企業になってしまうのです。

②お客様と連絡を取るのが深夜・休日

仕方のないことではありますが、不動産を検討しているお客様に連絡が付きやすい時間帯はどうしても「夜20:00以降」「土日休日」といった時間になりやすいです。半強制的に時間外労働が発生します。

時間外労働が多い会社はブラック企業のレッテルを張られやすいです。

ただし、これは不動産業界に限ったことではなく、BtoCビジネスの多くが当てはまります。(B to Cとは個人相手のビジネスです。)

B to Cの事業を行っている会社がブラック企業化しやすいのは、時間外の労働も原因の一つといえます。

参考
時間外労働が多くても、代休や有休が取得しやすければ、ブラック企業といわれることはありません。
会社の労働基準がしっかりと整っており、福利厚生をしっかりと使える不動産会社であれば問題はありません。

③基本営業が少ないから数字をつくる人がいない

宅地建物取引業は全国に120,000社あるとされています。

そのうち社員数が5名以下の会社は約85%です。

つまりほとんどの不動産仲介会社は慢性的に人手不足で、一人にひとりの負荷が非常に高いです。

特に営業マンは少人数で会社の売上げを背負っていますので、「数字が上がりませんでした。すいませんでした。」では済まないわけです。

そうなると経営層も営業マンに「数字を上げろ!!」と発破をかけますし、パワハラまがいのプレッシャーをかけてきます。(よくないですけどね。)

  1. マーケティングの概念がない
  2. 時間外労働が多い
  3. 営業マンが少ない

このあたりも不動産会社がブラックになりやすい要因といえるでしょう。

ブラックではない不動産会社ってどんなとこ?

では反対にブラックではない不動産仲介会社はあるのか?という点ですが、

不動産仲介以外にも事業を展開している不動産はブラックの確率がぐっと下がります。

下記の記事にて詳細を書いていますので、興味のある方はぜひご覧ください。

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まとめ

以上が私が考える不動産仲介会社がブラック企業になりやすい理由です。

根っこの一番の要因は仲介手数料が主な収入源だからです。

さらに

  1. マーケティングの概念がない
  2. 時間外労働が多い
  3. 営業マンが少ない

といったこともブラック要因になるでしょうです。

ブラック企業といわれる会社にはそれなりの理由がありますが、かといってホワイト最高!かというとそういうわけでもないでしょう。

結局のところ、自身の目的(金持ちになりたいのか、安定したいのか、自由でいたいのか)に応じてベストな企業が変わります。一度はされていると思いますが、改めてご自身を分析していただき、自分が本当は何をしたいかを見つけてみてください。

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