お客様が集まらない不動産会社様の傾向として
といったスタンスで活動されているケースが多いです。これではお客様としても何を任せていいのか悩んでしまい他社にいってしまいます。
どの業界にも言えますが、大手であればブランド力で集客できます。しかし不動産業界全体の9割は中小企業ですので、中小企業が大手と同じような戦略で勝つことはできません。
では何が重要になってくるかというと差別化です。
不動産業界は比較的差別化要因がたくさんあり、○○専門となること売り上げUPした会社がたくさんあります。
今回は不動産会社が「差別化できる要素」と「なぜ差別化して専門店になるのがよいのか」を解説していきます。
Tips
差別化して○○専門不動産になろう!
○○専門不動産はジャンルごとに細かく分けることができます。
地域・エリア別
比較的多いのが、地域やエリア別の専門業者です。
- 都道府県
- 市町村区
- ○○地区
- ○○駅
都道府県では専門性が弱いので、市町村区、広い領域であれば駅だけに特化する方法もあります。
属性別
属性別はお客様の属性に特化した専門店です。
- 年代
- 性別
- 職業
- 家族構成
職業はたくさん数があるので、
- 医者
- 学生
- 個人事業主
- フリーランス
といったように分けることができます。
取り扱い物件別
- アパート
- マンション
- 土地
- 戸建て
「マンションだけに特化する」というだけでも大きな差別化ポイントです。
組み合わせでさらに専門性が上がりターゲットが絞れる
分野に特化することで専門性を上げることができますが、組み合わせることでさらにターゲットを絞りこむことができます。
例)
- 学生×○○駅 ←よくみかけますね
- 女性×フリーランス
- ○○駅×ファミリー
など組み合わせ次第で無限に専門領域を作ることができます。
実際に存在する○○専門不動産会社
実際に専門領域に特化しお客様の集客に成功されている不動産会社様をいくつか紹介します。
会社名 | 専門領域 | URL |
株式会社ケイズワン | マンション×タワー×湾岸 | https://wangan-mansion.jp/ |
売り主の窓口株式会社 | 売却 | https://www.o-stop.jp/ |
株式会社フリーダムコーポレーション | マンション×高級×築古 | https://www.vintage-mansion.tokyo/ |
上場企業もやってます
会社名 | 専門領域 | URL |
株式会社サンセイランディック | 底地権 | https://www.sansei-l.co.jp/ir/irfaq/ |
株式会社カチタス | 地方×戸建×築古 | http://katitas.jp/ |
スター・マイカ株式会社 | マンション×オーナーチェンジ×ファミリー | https://www.starmica.co.jp/ |
こうしてみると専門領域で他社と差別化することがいかに重要かわかります。差別化をしっかり行い○○エリアでマンション買うなら、▲▲となってしまえば集客面で心配はなくなるでしょう。
差別化し○○専門になるメリット
他社と差別化し「○○専門不動産」にすることでたくさんのメリットが生まれます。
- 確度の高い見込み客が集まりやすくなる
- 情報を整理しやすくなる
- お客様からの信頼性が増す
専門領域にくるお客様はほかを探すことはあまりせず「その不動産会社」で決めるケースが多いです。(同じような専門領域の競合他社があれば別ですが・・)
というのも、「専門領域の会社だから、これ以上の情報を出してくる会社はない」と思うためです。
さらに○○エリアしか紹介しない不動産となれば、お客様に「その領域のプロフェッショナル」であることを訴求できるので信頼間が圧倒的に増します。
差別化はマーケティング面でも大きなメリットがある
専門不動産になることはマーケティング面でもメリットがあります。
ブランディング
専門領域でお客様の信頼を獲得し続けることができれば、
〇〇エリアでマンションと言ったら△△不動産
といったようにお客様に自然に認知されます。
わざわざ派手な広告や無理な露出を増やしてブランディングしなくても、お客様から選ばれる会社になります。
WEB集客面
WEBの集客で苦戦している不動産会社様も多いですが、専門領域に特化すれば、そのことだけを情報発信するだけでいいので
- WEBサイトのコンテンツ
- SNSでの情報発信
など、集客が非常に楽になります。
とにかく専門領域の「不動産物件情報」や「事例」などを情報発信をすれば、自然とお客様が集まってきます。
まとめ
専門領域を作り、そこに特化することで確度の高いお客様を獲得することができます。
今現在集客がうまくいっていない不動産会社様は、
まずは自社は何が得意なのか?
をよく理解し、そこの領域で勝負してみるのもいいかもしれません。