机上査定後の売主様を1週間後に架電してみました

弊社では一括査定からの新規反響に対する「訪問査定取得」を目的としたテレアポ外注サービスを運営しており、日本全国を対象に月間約4,000件(2024年3月現在)の査定依頼への架電を代行しています。

本記事では、弊社テレアポ代行サービスにて初期対応時「机上査定」にて着地した売主様へ、着地1週間後に最大3回の追客架電を実施した結果についてご紹介させていただきます。

※弊社テレアポ代行サービスにて「机上査定」で着地した案件を1週間後に架電した集計結果です。
※集計期間:2023年11月1日~2024年4月17日
※集計エリア:全国

通電率・アポ率の集計結果

通電率・アポ率の集計結果

机上査定着地の1週間後に架電をしてみたところ、通電率57.65%・アポ率2.78%の結果です。

通電率では、約6割の売主様と再度通電ができています。

さらに、平均架電回数を見ると、2.15回の少ない架電回数で通電しています。

なお、弊社サービスでは初期対応時のヒアリングにて「今後連絡のつきやすいお時間帯」を必須で伺っています。

そのため、1週間後の架電時に売主様の繋がりやすい時間帯を把握できており、少ない架電量でも通電に繋げられているのではないかと推測しています。

また他の要因としては、初期対応時に通電できているため「比較的に電話に出てくれる可能性が高い売主様」と見ることができます。

アポ率では、初期対応時に机上査定で着地している案件から2.78%アポに繋がっています。

アポに繋がった案件の詳細を確認してみると、

「資料を見て、改めて詳しく内容を伺いたい」
「資料を見て正確な金額を知りたいと思った」

等、売主様は資料を確認した上で訪問に呼ぶ不動産会社を選定されています。

数社から資料をもらい、比較検討したいニーズの売主様もいるため、資料が売主様の手元に届いていない状態だと、売主様が訪問に呼ぶ不動産会社を選定する際に土俵に上がることができません。

土俵にあがるためにも机上査定で着地した後は、できれば郵送で資料は早めに送り、資料が売主様の手元に届いた頃合いで再度アポ提案の電話をしていただくことを推奨しています。

売却の意向結果

売却の意向結果

次に売却の意向について、5つのフェーズに分けて集計しました。

売却の意思がない方は40.08%でしたが、売却する可能性がある方は、55.46%タイミングがくれば売却する可能性を秘めていることがわかりました。

最も数値が高かった「条件が揃えば売る」フェーズで売却する可能性がある売主様は、25.10%も存在しています。

条件が揃えば売る案件の詳細を確認してみると、

「住み替え先が決まったら訪問を希望している」
「買取で受けてくれるのであれば訪問希望」
「家族に相談中」
「相続手続きに忙しく、落ち着いたら動きたい」

等がありました。

売主様から売却の意思表示はされており、条件が揃い次第具体的に動くことが予測され、25%の方から媒介取得ができる可能性があると考えられます。

売買日数は平均して半年~1年かかるケースが多い為、「条件が揃えば売る」方には、最低でも半年は追い続ける必要があります。

また、既に他決の方は4.45%と査定依頼をして1週間弱で既に他社に依頼しています。

一括査定サイト経由での査定依頼で他決になっているのかまでは不明ですが、4%の方は既に動いていたという結果です。

他決になった案件の詳細を確認してみると、

「他社で査定額がとても高くそこに決めた」
「どれが資料のメールなのかわからなかったので他社で進めた」
「資料が届いてなく判断できなかった為、他社で進めた」
「一括査定サイトに依頼する前から他社で売りに出していた」

等がありました。

査定金額を高く提案していた他社に負けてしまうことは、営業側でコントロールが難しいところですが、「資料が届いていない」「資料がどれかわからなかった」等の「資料送付」に関することは営業側で対策ができます。

前章の通電率・アポ率の集計結果でも述べましたが、机上査定で着地した案件においても資料は必須でお送りいただくことにより、案件化に繋がる可能性があります。

まとめ

今回は、初期対応時に机上査定で着地した案件を一週間後に架電した結果についてご紹介させていただきました。

  • 一度通電できている売主様のため、少ない架電回数で約6割は通電可能。
  • 机上査定の中にも、資料を見ていただいて訪問に繋がるケースもあり。
  • 資料はできるだけ早めに郵送で送ると効果的。
  • 売却の意思をフェーズ分けして長期追客対象顧客を把握。
  • 条件が揃えば売る方は、最低でも半年は追客する。
  • 他決案件を増やさない為にも、資料は必ず送る。

初期対応時に机上査定で着地したとしても、短期の追客を徹底することで1件でも多くの媒介に繋がる可能性があります。
是非、今回の結果を参考にしていただき、皆様の営業活動のお役に立てることができれば幸いです。

一括査定について、お悩みやご相談がございましたらミカタ社までご相談くださいませ。
引き続きよろしくお願いいたします。

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