平成生まれ世代の住まい探しの特徴とは?

10代〜20代を中心とするスマホネイティブ世代は、物心がついたときには身の回りにインターネットから得られる情報にあふれ、携帯やスマホを駆使して、大人世代とは明らかに異なるコミュニケーションをとっています。

今回は、そんな彼ら・彼女らがどのような住まい探しを行っているかについて、アットホーム(株)が行った調査「30 歳未満の学生・社会人の部屋探しを徹底調査 2019 年度版」から考えてみたいと思います。

<調査概要>
■調査対象/過去 2 年以内に引越しをして一人暮らしをしている全国の 18~29 歳の学生・社会人男女 計 2,056 人
■調査方法/インターネットによるアンケート調査
■調査期間/2019 年 6 月 28 日(金)~7 月 3 日(水)

1.最後まで重視した設備は学生・社会人ともに「独立したバス・トイレ」がトップ

Q. 家賃以外で現在の部屋探しの際に最初から最後まで変わらずに重視した設備は何ですか?(複数回答)

<学生>
第1位: 独立したバス・トイレ(男性:35.8%、女性:55.5%)
第2位: エアコン(男性:24.5%、女性:31.1%)
第3位: フローリング(男性:26.7%、女性:24.4%)
<社会人>
第1位: 独立したバス・トイレ(男性:.39.4%、女性:67.4%)
第2位: フローリング(男性:32.3%、女性:39.0%)
第3位: エアコン(男性:22.1%、女性:36.2%)

最後まで重視した設備は、学生・社会人ともに「独立したバス・トイレ」が最多となりました。他には、スマホネイティブ世代らしく「インターネット接続料込み」が学生の4位(男女とも19.2%)となっていること、社会人の4位に「独立洗面台」(男性:16.7%、女性:38.7%)が入っていることなどが特徴的です。

2.物件の検索はスマートフォンで、不動産会社のホームページも活用!

Q. 現在の部屋を探した際に、利用した方法は何ですか?(複数回答)

<学生>
第1位: スマートフォンで検索する(男性:70.0%、女性:79.0%)
第2位: PCで検索する(男性:45.9%、女性:35.2%)
第3位: 住みたい街の不動産会社を直接訪問(男性:25.7%、女性:32.0%)
<社会人>
第1位: スマートフォンで検索する(男性:75.7%、女性:89.7%)
第2位: PCで検索する(男性:43.0%、女性:26.4%)
第3位: 住みたい街の不動産会社を直接訪問(男性:22.1%、女性:30.6%)

学生・社会人ともに「スマートフォンで検索する」が大半を占めています。平成生まれにとっては、もはやスマホ無しで住まい探しはできないといった状況ですが、不動産店舗を直接訪問するという層も一定数いることは見逃せないポイントと言えるでしょう。

Q. 現在の部屋を探した際に、利用したサイトは何ですか?(複数回答)

<学生>
第1位: 不動産ポータルサイト(男性:61.7%、女性:66.5%)
第2位: 不動産会社のホームページ(男性:39.1%、女性:32.1%)
第3位: Googleなどの検索サイト(男性:28.1%、女性:29.5%)
<社会人>
第1位: 不動産ポータルサイト(男性:75.1%、女性:78.1%)
第2位: 不動産会社のホームページ(男性:27.5%、女性:30.8%)
第3位: Googleなどの検索サイト(男性:31.9%、女性:25.3%)

続いて利用したサイトについて聞いたところ「不動産ポータルサイト」が学生・社会人ともに60〜70%台で、幅広く利用されていることがわかります。

また、「不動産会社のホームページ」と回答した人が次点となっており、特に学生でシェアが高い結果となっています。
ちなみに、現在の住まいを探した際、問い合わせた不動産会社数を聞いたところ、学生は 32.9%、社会人は 35.0%が「1 社」と回答し、最多となりました。スマホで不動産会社のホームページまで隈なく調べ、絞り込んだ上で不動産会社に問合せをしていると考えられます。

3.住まい探しに悩んだとき、一番頼りになったのは不動産会社

ここまで、平成生まれの部屋探しについて検証してきました。仲介会社さまにおいては、平成生まれの住まい探しニーズを取り込むためのスマホ対応・自社ホームページ整備の重要性が分かる結果だったと言えるでしょう。
管理会社さまにおいては、こういった20代学生・社会人のトレンドをオーナー様への各種ご提案にご活用いただければと思います。
例えば、「インターネット接続料込み」などはすでにご提案されている方も多いと思いますが、近年ではオンラインショッピングの増加による宅配ボックスのニーズなども高まっています。アットホームの別の調査(※1)では、20代の8割に利用意向があるとしており、こちらも女性の方が利用意向は高くなっています。
最後に、そんな20代の彼ら・彼女らに不動産会社とのコミュニケーションについて聞いたアンケート(※2)をご紹介します。

Q.住まい探しに悩んだとき、一番頼りになったのは?(択一)

第1位: 不動産会社、不動産会社のサイト(51.3%)
第2位: 親(15.5%)
第3位: 自分自身(15.0%)

初めての場所で人生初の住まい探しをするという方にとっては、専門用語や各種ノウハウを優しく丁寧に教えてくれる不動産会社の担当者さまはとても心強いミカタとして受け止められているようです。少子高齢化・人口減少下における若年層の囲い込みは、生涯顧客化への第一歩ともなりますので、平成生まれとのコミュニケーションの重要性は今後さらに高まっていくものと思われます。

(※1)
<調査概要>
◆調査対象/過去 2 年以内に引っ越しをして一人暮らしをしている、全国の 18~29 歳の学生・社会人、計 2,074 人
◆調査方法/インターネットによるアンケート調査
◆調査期間/2017 年 10 月 18 日(水)~10 月 23 日(月)
(※2)
2018年6月調査 インターネットリサーチ 400サンプル
全国20-29歳男女 一人暮らしの独身社会人対象

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