買取再販企業でも自社反響を強化できるソーシャルメディア活用のポイントとは?

明和地所が提供する「tukurite」というサービスをご存知でしょうか。

買取再販事業を行うtukuriteでは、Instagramを活用して物件コンセプトを積極的に発信しています。

買取再販企業でも自社反響を強化できるソーシャルメディア活用のポイントに迫ります。

この記事では

・SNSの中のInstagramの立ち位置とは
・各社の活用事例

についてまとめていきたいと思います。

SNSの中のInstagramの立ち位置とは

各社が利用するInstagramですが、どの年代が、どれほど利用しているのでしょうか。

こちらの総務省のデータをご覧ください。

SNS,利用率

参照:令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書
https://www.soumu.go.jp/main_content/000831290.pdf

この表を見ると、全年代のInstagram利用率は48.5%と、非常に多くのユーザーがいるのが分かります。

また、10〜40代で全て50%越えとなっており、若年層から中年層まで幅広く利用されています。

利用頻度,SNS

参照:「新型コロナウイルス感染症拡大以降の「新しい生活様式」における、消費者のSNS利用実態調査」
https://service.aainc.co.jp/product/echoes/voices/0033?__hstc=66482161.30e3cea08d0b4ca5c0d7de525068900a.1666263805220.1666485977041.1666499593772.4&__hssc=66482161.3.1666499593772&__hsfp=1661155675

twitter,Instagram,ハッシュダグ,使い方

参照:コムニコ/アゲハ「18~39歳女性のSNS利用スタイル調査」(2018年12月)データよりアライドアーキテクツ作成
https://smmlab.jp/article/research-data-about-instagram-users/

その利用目的は情報収集が最も多く、店名やブランドのハッシュタグを用いた検索も頻繁に行われています。

因みにハッシュタグとは「#(ハッシュ)」というマークの後にキーワードを入れて、SNS上でタグ化することです。

特定の言葉やトピックを強調・分類するために用いられています。

ユーザー側の視点では、対象の言葉を検索すると、該当するキーワードが含まれた投稿を見つけることが可能です。

画面上では(青字)リンクが付随され、見分けやすくなります。

実際にInstagramで「#リノベーション」とハッシュタグで検索してみると、302.5万件ヒットしました。

画面はこのように表示されます。

#リノベーション,インスタグラム

参照:Instagramで検索「#リノベーション」
https://www.instagram.com/explore/tags/%E3%83%AA%E3%83%8E%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3/

全て画像で表示されるので、ユーザーはスクロールしながら好みに合う雰囲気の画像を探します。

そして、自分の好みに合う投稿を保存したり、いいねしたり、その投稿主のホーム画面へと遷移していきます。

つまり、Instagramというツールは、膨大な画像データのあるカタログのようなものとして利用することができるのです。

各社の活用事例

それでは、リノベーションを扱う各企業の実際のInstagram活用例をご紹介します。

明和地所 tukurite

明和地所,tukurite,Instagram

tukurite,Instagram

参照:明和地所tukurite Instagram
https://www.instagram.com/p/CihTAw-LWYD/?hl=ja

tukuriteは新築マンション「CLIO」を分譲する明和地所が手がけるリノベーションブランドです。

一つ一つの物件のコンセプトと施工事例を、高級感の感じられる雰囲気の写真とともに紹介しています。

画像の雰囲気を投稿全てで揃えているため、全体的に統一感が感じられ企業のイメージも伝わりやすくなっています。

cowcamo

cowcamo,Instagram

cowcamo,Instagram

参照:cowcammo Instagram
https://www.instagram.com/p/Cj2rVEWNNuc/?hl=ja

Cowcamoの最大の特徴とも言えるのが、編集部があることです。

webサイトでは1物件1物件丁寧にどんな暮らしができるか数千文字の記事を書いており、「暮らしをまるごと想像できる記事」構成や世界観がInstagramでもうまく発揮されています。

そのためファッションやライフスタイルマガジンを読むような感覚で投稿を読むことができ、ユーザーも、疲れることなく多くの投稿を読み進めることができます。

雰囲気やライフスタイルの好みで“直感的に出会う”設計がInstagramという写真勝負のプラットフォームでより洗練されている印象です。

リノベ不動産

リノベ不動産,Instagram

リノベ不動産,Instagram

参照:リノベ不動産 Instagram
https://www.instagram.com/p/CjQAXtyLjT3/?hl=ja

リノベ不動産では、各画像にコメントを入れて、投稿文章を読まなくても説明文が視界に入るよう工夫しています。

写真も「どんな生活スタイルが手に入るか」が分かりやすくなるようなものが選ばれており、思わずタップして開いてしまう投稿の数々が並んでいます。

また上記の投稿でコメントがついているように、ユーザーは気になったら気軽にコメントで質問ができるというのも、SNSの強みです。

リノベる。

リノベる。,Instagram

リノベる。,Instagram

参照:リノベる。Instagram
https://www.instagram.com/p/CjrTb2CJStm/?hl=ja

リノベる。は画像投稿と、ショートムービーの「リール投稿」を交互に行っています。

近頃リール投稿が非常に閲覧数が伸びやすい傾向にあります。

また、サムネイルにどのようなリノベーションかの特徴を文字で入れることで、ショートムービーを最後まで見てみようという気にもさせられます。

目に留まりやすく、比較検討しやすい

以上のように、各社が趣向を凝らしてSNS運用をしていることが分かります。

公式HPにこれだけの情報を載せてもユーザーが自力でアクセスすることは難しいです。

しかしSNSで発信していいねがつくとアルゴリズムによって興味度の高いユーザーにオススメとして表示され、さらに目に留まりやすくなります。

そして、公式HP・問い合わせへ遷移するという導線ができあがるのです。

筆者もちょうど自宅のリノベーションを行っているところですが、キッチンハウスというキッチンメーカーでキッチンを導入することにしました。

それもカタログではなく、Instagramで情報収集を行いました。

やはりカタログでは画像量・情報量に限界がありますが、Instagramだと〇〇がよいか△△がよいか…と簡単に比較ができるので、ユーザー視点でみても非常に便利なツールだと実感します。

キッチンハウス,Instagram

キッチンハウス,Instagram

参照:キッチンハウス Instagram
https://www.instagram.com/tjmkitchenhouse/?hl=ja

まとめ

これからの顧客層は現在のY世代・Z世代と呼ばれる若者、つまりソーシャル全盛世代に代わっていきます。

ソーシャル全盛時代は自分でカタログを取り寄せるなどはせず、どんなリノベーションがあるんだろう?と思えば「まずはSNSで検索」これが第一になります。

実際に普段の生活の中でもGoogle検索するよりも前にInstagramで検索して、お洒落な雰囲気のよさそうなカフェに行く、という若者も多くいます。

そのような層に届きやすいツールをうまく活用して、効果的に訴えかけてみてはいかがでしょうか。

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