不動産会社を経営している方の中には本を出版したいと考える方も少なくありません。
なぜか?それは売り上げに繋がるためです!
今回は不動産会社の社長が本を出版する強烈な3つのメリットというテーマでご紹介したいと思います。
不動産会社の社長が本を出版する強烈な3つのメリット
- 新たな層にリーチできる
- 会社のブランディングに繋がる
- 権威性(信用)得ることができる
上記3点が不動産会社の社長が本を出版する強烈なメリットです。
1.新たな層にリーチできる
まずはこれまで取り組むことができなかった「新たな層にリーチできる」ことが本を出版するメリットのひとつとして挙げられます。
例えば不動産投資会社の場合。
ホームページや自社に問い合わせくれた人に対して投資物件を勧めたり、リターゲティング広告で見込み客を獲得し、営業活動を行う。といった動きがあります。
しかしホームページから問い合わせをしてくれたり、リターゲティング広告で獲得したユーザーはすでにニーズが顕在化した層です。簡単にいうと「投資をしたい」「投資に興味がある」層に該当します。
特徴 | |
顕在層 | ニーズがあり、すでになにかしらの行動を起こしている(問い合わせ・セミナー参加など) |
潜在層 | 心のどこかで思っていても、行動に移していない方 |
顕在化された層はすでにアクションをとっているので、他社との価格勝負になったり、スピード勝負になりがちです。
しかし潜在層は掘り起こすことができれば、ナーチャリング(顧客育成)することができ、しっかりと囲い込むことができれば他社と競合することはありません。
この潜在層を開拓できないという悩みは不動産会社にはつきものです。しかし本を出版することで潜在層にも簡単にリーチすることができます。
本を出版することで
本を出版し書店に並べられた場合は、
- 不動産投資のことを少し気になっているけど、まずは本から見てみるか・・、
- なんとなく気になって・・
といった不特定多数の潜在層にもリーチすることができます。
みなさんも書店にいって、今までは意識しなかったけど”なんとなく本を手に取ってしまった”という経験はあるはずです。まさに潜在層へのリーチです。
これが全国にある書店(約12,000店舗)で行われるわけですから、潜在層へリーチするためにも本の出版はかなり有効な手法といえます。
2.会社のブランディングに繋がる
本を出版することは会社の信用に繋がります。
本はぶっちゃけ誰でも出せますが、それを知っている方はごく一部。
世間一般のイメージは「社長が本を出しているすごい会社」です。
本を出すだけで名刺にも書けますし、営業トークでも使うことができ、ブランディング面でも他社と差別化することができます。
3.権威性(信用)得ることができる
不動産会社は「怪しい」「うさんくさい」「あくどい」といったイメ―ジを持たれがちです。
営業マンがいくら正直に話をしていたとしても、うがった見方をするお客様は必ず一定数存在します。
しかし社長が本を出版しているとなれば話は別です。
ブランディングの話に近いですが、
- 「本を出しているからこの会社なら大丈夫だろう」
- 「本を出しているから他の会社よりは信頼できる」
- 「本を出しているから嘘はないだろう」
「トラブったらAMAZONのレビューに書き込んでやろう・・」
という心理が働きます。
権威性を得ることは非常に重要なことで、顧客の最終判断に大きく影響します。
権威性はなかなか得ることが難しいですが、本を出版すれば、簡単に権威性を得ることができます。
本を出版することで考えられる副次効果
本を出版すると上記3つ以外にもたくさんの副次効果を得ることができます。
- 名刺に記載できる
- 話の話題になる
- クロージングに使える
- 相手が親近感を持ってくれる
不思議なもので、本を出すとお客様が親近感を持ってくれます。
これにはザイオンス効果が関係しています。
ザイオンス効果とはテレビやCMで何度も同じ人を見ると、その人に親近感がわくというものです。
これは書籍も同様で、著名の部分に顔写真を掲載し、見込み客が読んでくれればくれるほど親しい関係だと思ってきます。
参考ザイオンス効果は営業テクニックの一つでもありますので、興味のある方は下記の記事をご覧ください。
(ざっくり)本を出版したA社長としてないB社長の違い
A社長 | B社 | |
集客 | 潜在層にもリーチ可能 | 一般的な手法を使ってリーチ |
ブランディング | 本を出している"あの"社長・”あの”会社 | わからない |
信頼性 | 本を出しているから任せられるという心理が働く | わからない |
まとめ
不動産会社の社長が本を出版することは非常にメリットがあります。
実際に今回紹介した強烈な3つのメリットを得るためだけに本を出版する社長もいます。
しかしそれもまた企業戦略です。
- 今売り上げに悩んでいる。
- 他社との差別化ができない
という経営者の方は本を出版するというのも選択肢にいれるとよいと思います。