実需居住用物件の買取再販業を行っています。手っ取り早く良さそうな案件を集める方法って無いですか?|不動産仲介営業お悩み相談室

不動産業界でご活躍のあなた、こんにちは。
株式会社レコの梶本幸治です。

今回は「実需居住用物件の買取再販業を行っています。手っ取り早く良さそうな案件を集める方法って無いですか?」というお悩みを取り上げます。

不動産市場は今のところ好調で、それに伴い買取案件に力を入れている不動産会社は増えています。

しかし、エンドユーザーからの買取のみを狙った集客施策はなかなかありませんよね。

私は常々、買取という「ホームラン」を狙って、そのミスショットが仲介という「ヒット」になるといった手法には否定的な立場です。

あくまで売主様の売却を丁寧にヒアリングし、手堅くヒット(仲介)狙いを基本に据えながら、芯を食えばホームラン(買取)になると考えています。

…って、なんでもかんでも野球で例えようとするところが、まさに昭和生まれのオッサンって感じですが(ちなみに私は昭和48年生まれです)、エンドユーザーからの売却相談に際しては、最初から買取ありきのような提案は如何なものかと思っています。

しかし、今回のテーマである「実需居住用物件の買取再販業を行っています。手っ取り早く良さそうな案件を集める方法って無いですか?」という質問を寄せて下さった方もそんな事は百も承知で、それでも尚、「案件を集める方法って無いですか?」とお尋ねなのでしょう。

では、私のクライアント先で実施した実需居住用物件の仕入れ手法をいくつか紹介します。

買取専用売り求むチラシの実施

買取専用の売り求むチラシを作成しポスティングによる配布を実施したところ「配布部数15,000部~20,000部で反響1件」の反響を複数のクライアント先で獲得出来ました。

この買取専用売り求むチラシには次のような内容を記載します。

・買取予算総額 ・買取最短期間 ・エリアのランドマーク写真 ・買取対象物件のイメージ写真 ・買取対象物件の室内イメージ写真 ・買取対象エリア ・買取対象物件詳細etc

※関連記事

不動産業者へ買取仕入れ用FAXDMの送付

東京など、大都市圏にある収益物件の買取業者や事業用地の仕入れ担当者、難あり物件(心理的瑕疵・再建築不可)取扱業者から「買取物件求む」のFAXDMは毎日のように送られてきますよね。

しかし、同じ都道府県(若しくは同じ市町村)を商圏とする実需物件取り扱い業者に対し、実需物件の買取仕入れFAXを送付している不動産会社はあまり聞いたことが無いと思います。

弊社クライアントではこのようなFAXDMを実施し「FAX3000件~4000件で1件の反響」を獲得出来ました。

「えっ!同じ商圏内の居住用物件の買取相談先として、FAXDMを送ってきた業者なんかを選ぶの?」と思われるかも知れませんが、仲介専門で買取を殆ど行っておられない不動産会社は結構多く、又、買取業者との付き合いが少ない仲介会社は思っている以上に多いという事でしょう。

エリア内事業者に対する社有不動産買取仕入れ用FAXDMの送付(大失敗)

先程触れた「不動産業者へ買取仕入れ用FAXDM」でそこそこの反響を獲得出来た為、次にエリア内事業者に対する社有不動産買取仕入れ用FAXDMを実施。

これは、エリア内の事業者(各種会社、お店)へ社有不動産の即金買取、社員さんが所有されている不動産の即金買取反響獲得を目標として実施しました。しかし…大失敗でした。

反響は殆ど獲得出来ず、結局弊社クライアントでもこのDMは廃止となった次第です。

ご覧頂きましたように、「買取狙いの施策」は売却相談全般の獲得を目的とする施策に比べ、反響率は劣りがちです。

劣りがちどころか、施策によっては全く反響が取れないものもあります。

したがって、先程も野球に例えてご説明させて頂きました通り、手堅くヒット(仲介)狙いを基本に据えながら、芯を食えばホームラン(買取)になるといった考え方が王道だと思います。

買取案件だけを効率的且つ大量に獲得しいとのお気持ちは痛いほどよく分かりますが、何事にも細かな工夫と不断の努力が大切でである事をご認識下さい。

【今すぐ視聴可能】実践で役立つノウハウセミナー

不動産会社のミカタでは、他社に負けないためのノウハウを動画形式で公開しています。

Twitterでフォローしよう

売買
賃貸
工務店
集客・マーケ
業界NEWS