不動産仕入れではオンライン手法とオフライン手法、どちらを重視すべきでしょうか?|不動産仲介営業お悩み相談室

不動産業界でご活躍のあなた、こんにちは。
株式会社レコの梶本幸治です。

今回は「不動産仕入れではオンライン手法とオフライン手法、どちらを重視すべきでしょうか?」というお悩みを取り上げます。

と、ここでいきなり言葉の説明ですが、ここでいうオンライン手法とはネット集客を指し、オフライン集客とはインターネット以外の集客手法を指すようです。

厳密に言うと少し言葉の使い方に誤りがあるようですが…あまり細かい事は気にせずにネット集客か、非ネット集客かで考えていきますね。

今、不動産仕入れ手法の主戦場は不動産一括査定サイトになりつつあります。

オンライン手法の代表格ですね。

ひと昔前なら銀行の不動産部あたりに相談していたであろう超VIPの売主様も、サラッと不動産一括査定サイトから問い合わせして来られ、対応した不動産営業担当者がお客様の素性を知ってビックリ仰天…なんて話も珍しくなくなって来ました。

未だに「不動産一括査定からの問い合わせなんて、ネットに慣れた若い売主ばかりだろ?本当のお金持ちや地主は銀行や老舗不動産会社といったブレーンが付いているから、インターネットで不動産売却相談なんかしないでしょう」と思っていらっしゃる不動産プレイヤーの方は、認識のアップデートが必要かも知れませんね。

不動産一括査定サイトが今のような形でずっと続いていくか否かは分かりませんが、不動産仕入れ集客の多くがインターネット経由である状態が拡大する事はあっても、縮小する事はないでしょう。

「一括査定なんて客の質が悪いから」、「一括査定なんて若手営業が勉強の為に取り組むもの」、「一括査定では大手に勝てないから」、「一括査定はサクラの客が多いって聞いたよ」などと、それっぽい理由をつけて不動産一括査定サイトへの取り組みを避けている方は、時代から取り残される可能性があります。

しかし、不動産一括査定サイトが仕入れ集客の全てと言う訳ではございません。

仕入れ集客以外にも〝オフライン集客〟の代表的な手法として次のようなものもございます。

・空地空家ダイレクトメール。
・登記受付帳ダイレクトメール(相続DM)。
・売り求むチラシ。
・市区町村広報誌への売り求む広告出稿。
・売り求む看板。
・売却相談会開催。
・同業他社向け仕入れDM
等々・・・

色々な方法がありますが、あなたの会社ではどの手法を実施されていますか?

では、そろそろ「不動産仕入れではオンライン手法とオフライン手法、どちらを重視すべきでしょうか?」とのお悩みに答えることにします。

オンライン手法とオフライン手法、肝心なのはバランスだと思います。

私が1つの理想として考えている仕入れ手法のバランスは以下のような割合です。

インターネット集客:非インターネット集客:紹介案件 = 1:1:1

ネットで三分の一、非ネットで三分の一、そして紹介や既契約案件三分の一、こんな割合が理想的では無いでしょうか。

不動産一括査定サイトは非常に重要で必ず取り組むべきだとは思いますが、しょせんは他人の褌で集客し、それをお金で買っているだけですから、不動産一括査定サイト一辺倒では不健全です。

それ以外にも、先程列挙したオフライン集客の代表的な手法も、自社独自の取り組みとして育てていく必要があるでしょう。

そして、「紹介で食える不動産屋が、本当の不動産屋」と言われるように、全仕入れ案件の三分の一くらいは紹介で賄えるよう、エリア内のネットワーク構築や既契約者様への対応にも充分な配慮を行って下さい。

健康なカラダはバランスの取れた食事からと言いますが、安定した業績はバランスの取れた仕入れ手法からです。

あなたの会社の仕入れ手法をこの機会に見直されては如何ですか。

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