マイソクとは?活用方法から作り方までわかりやすく解説

「マイソク」とは不動産物件情報(売買物件・賃貸物件)がひと目でわかる図面資料。

一般的には1枚の紙に情報が記載されており、図面や写真などのビジュアルな要素もあり、不動産業者間での情報伝達につかわれているものです。

ここでは不動産仲介業務で大切な役割を果たしている「マイソク」の概要や作り方、そして活用方法について解説し、最後に「マイソク」という不思議な用語の由来についてご紹介します。

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不動産営業マンはお客様との接客がメインの業務です。だからと言って、1日中お客様と会っているかというと、そうでもありません。

お客様への物件案内、チラシ作成、間取り図作成、ポータルサイトへの入稿、ポスティング、役所調査、売契重説作成、査定書作成、反響対応と、案外事務所にいる時間が多いものです。

どれも大切な業務ですが、お客様と会わないと数字が上がりません。

そんな多忙な不動産営業マンのために、各シチュエーション別に業務を効率化できるツールをご紹介します。

マイソクの概要

マイソクは下図のようなレイアウトが一般的です。

  • 右側に物件に関する情報を記載
  • 下の帯に不動産会社に関する情報を記載
  • メインの欄に図面や写真とアピールポイントを記載

アピールポイントの記載欄には、自由に物件の特徴などを記載しますが、表示規約に則った表現にしなければいけません。違反すると警告を受けたり違反金支払いの措置を受けます。

マイソクは元付け業者が他の不動産業者に物件情報を伝えるために、紙媒体を配布していたものがはじまりです。

不動産業者自身が配布をするには限度があり、専門に「図面配布」を事業としておこなう企業が生まれました。そのような企業としてアットホームは知られており、多くのかたがご存知でしょう。

物件情報の記載

マイソクは不動産の種類により記載すべき項目があります。不動産情報流通のプラットホームであるアットホーム株式会社のファクトシートを例にすると、次の不動産種別ごとに記載する情報を定めているのです。

1. 賃貸居住用建物
2. 賃貸事業用建物
3. 貸地
4. 売地
5. 売戸建
6. 売マンション(区分所有)
7. 売事業用建物(一括所有)
8. 売事業用建物(区分所有)

記載する情報の主な項目は以下のとおりです。

1. 物件種別
2. 最寄り駅
3. 建物名称・間取り
4. 最適用途(土地の場合)
5. 価格や賃貸条件
6. 物件所在地と交通手段
7. 面積と建物概要
8. 土地権利関係
9. 法令による制限
10. 物件の現況
11. 付帯設備など
12. その他物件種別ごとに必要な項目

物件種別ごとにテンプレートを作り、記載すべき情報が洩れることのないように工夫することが望ましいです。アットホームに加盟している場合は、同社の「ファクトシート」を利用すると、簡単に作成することが可能になっています。

不動産会社情報の記載

帯の部分は自社の情報を記載する欄。

  • 会社名
  • 住所と連絡先
  • 宅建業免許番号
  • 手数料
  • 取引態様
  • 情報公開日

以上の項目について記載します。

担当者の携帯電話番号を記載しておくと、問い合わせを直接受けることもでき、スピーディーな成約につなげることもできるでしょう。

アピールポイント記載欄

  • 物件内外部の写真
  • 物件までの案内図
  • 土地の形状や寸法と方位
  • 建物の間取りや図面
  • 学校や病院、近隣の商業施設など利便施設までの距離
  • 公園やランドマークになりそうな施設までの距離
  • その他、物件のよさをアピールする言葉

物件の魅力が伝わるような表現をするとアピール度が高まりますが、過度な誇張や虚偽の記載は法律により禁止されています。

表示規約については『不動産公正取引協議会連合会』不動産の表示に関する公正競争規約 を参照してください。

良いマイソクと悪いマイソク

マイソクの出来次第で物件への反響がまったく異なります。

良いマイソク
  • 物件写真がアイキャッチになる
  • ひと目で物件のよさが伝わる
  • 案内図だけで物件へのアクセスがしやすい
  • 物件情報の文字が大きく読みやすい
  • 目にやさしい色づかいがされている
  • レイアウトがすっきり
良いマイソク
  • 写真がぼやけていたリ小さく見づらい
  • 物件のよさが伝わってこない
  • 案内図では現地までいけない
  • デザインやレイアウトがゴチャゴチャしている
  • 物件情報の文字が小さくコピーを繰り返すと文字がつぶれる

マイソクは複数の不動産会社を経由してお客様の手元に届くこともあり、コピーやFAXを繰り返すと見づらいものに変化します。

他の業者がたくさんのマイソクを重ねた束から、物件を探す状況を考えると、見やすく目立つものでなければならないことが想像できるでしょう。

マイソクの活用方法

マイソクは長い歴史のある紙媒体。不動産仲介の実務では物件の内容を短時間で把握でき、似たような物件を比較検討して、条件に合いそうな物件を見つけだすことのできる有効なツールです。

インターネットでさまざまな情報収集が可能になった今日ですが、マイソクは不動産業界が創りだしたアナログツールとして画期的なものといえるでしょう。

1. エリア別に分類保管し物件探しのツールとして

図面保管キャビネットなどにエリア別にマイソクを保管。売却済となったマイソクは廃棄して、常に最新状態を保つように心がけましょう。

お客様の来店時や電話などでの問い合わせに応じ、保管しているマイソクから条件の合いそうな物件を探し出します。

保管するマイソクは他社からのマイソクがほとんですが、自社のマイソクも一緒に保管しておくと便利です。

2. 物件探し中のお客様に物件資料として利用

お客様の要望に合いそうな物件をマイソクから探しだし、コピーしたものを物件資料として渡します。

自社のマイソクはそのままコピーしますが、他社のマイソクは「帯」の部分を自社の不動産会社情報に貼替えることを忘れないように。

3. 店舗内に掲示し来店客の物件探しに利用

店舗内の物件資料掲示板などに、お客様が物件を探しやすいように「エリア別」「価格帯別」など工夫して掲示しておくと、来店したお客様は自由に物件資料を見ることができ、声をかけるキッカケにうまくつかうこともできます。

4. レインズの物件登録に添付する図面に使用

マイソクをスキャンして「.jpg」などの画像ファイルに変換すると、レインズの物件登録時に添付する物件図面として登録可能。

図面を登録しておくと他業者が自由に図面をダウンロードできるので、元付業者の手間が省けるし、ダウンロード数をレインズの管理画面で確認できるので、物件の反響具合を把握することに役立ちます。

5. 新聞折込などのチラシとして

新聞折込用チラシとして、マイソクをそのまま使うこともできます。

このほかアットホームのファクトシート活用事例では、裏面も活用して自社の他物件をアピールする方法をおこなっている会員企業もありました。

マイソクの作り方

マイソクを作るには前述したようにアットホームの会員業者であれば、ファクトシートのテンプレートが用意されているので、簡単に作ることができます。

アットホームの会員でない場合は、Excelで作ることができ、下図はExcelで作成したマイソクのテンプレートの一例。物件種別は売戸建で作ったものです。

物件種別によって物件情報欄の記載事項は変わるので、「アットホーム」ファクトシート表示項目一覧で確認してください。

物件情報欄と会社情報欄をテンプレート化しておくと、アピール欄は写真や図面を貼り付け、そしてキャッチコピー類を入力していくだけです。

間取り図面は無料の間取り作成ソフトで十分対応でき、特別な知識やアプリケーションは必要ありません。

マイソクとはそもそもなにか?

昭和44年に不動産情報の流通を促進するためはじまった事業があります。「毎日速報センター」という名で個人のかたが東京都内ではじめました。

元付け業者から依頼を受けて不動産情報を印刷した物件情報図面を、他の不動産業者に配布する事業でした。

昭和48年には株式会社毎日速報センターに法人化し事業を拡大、昭和60年には首都圏不動産情報管理センターを運営するようになったのです。

一方、アットホーム株式会社は昭和49年に図面配布事業を全国展開するまでになっています。やがて平成3年に毎日速報センターとアットホームが業務提携をおこなうに至り、平成6年には株式会社毎日速報センターが株式会社マイソクと社名変更しました。

アットホームの「ファクトシート」のような図面資料を「マイソク」と呼ぶようになったのは、正確なところはわかりませんが、おそらく業務提携がおこなわれた頃からそのように呼ばれるようになったのではと想像できます。

毎日速報センター ⇒ マイソク

マイソクは会社名が語源でした。

以上、マイソクの由来についてご紹介しました。

参照:マイソク会社案内

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