「資金を出してやるから独立しないか」と誘われたのですが、どうしたら良いですか?

今回は「資金を出してやるから独立しないかと誘われたのですが、どうしたら良いですか?」というお悩みを取り上げます。

一昔前まで、不動産業界に飛び込んでくる方の多くは「独立志望」でした。

サラリーマンとして何年が営業の経験を積み、不動産業界内で人脈を作った後に独立し、「代表取締役」の肩書が書かれた名刺で仕事をする・・・これが若手不動産プレイヤーの目標でした。

最近では「独立なんて考えていません。ずっとサラリーマンとして仕事を続けていきたい」とおっしゃる若手営業マンも増えてきましたので、不動産業界も変わってきているのだなと感じます。

しかし、独立される方の全てが、夢や青雲の志を抱いて起業される訳ではありません。

「独立なんて考えていない、一生サラリーマンでいたい!」と思っていても、次のような状況になればサラリーマンを続けることは難しいでしょう。

  • 親会社の方針で、仲介子会社の規模縮小。それにともないリストラ。
  • 営業成績の不振により社内に居場所がなくなり、自ら逃げるように退職。
  • モーレツ上司のパワハラに耐えかねて、体調を崩して退職。
  • 毎日毎日、同じ業務の繰り返しに我慢出来なくなり、衝動的に退職。

働き方改革が叫ばれる中、上記のような理由で退職せざるを得ない状況は以前に比べ少なくなったと思いますが、我々、不動産業界では未だに上記のような辞め方を見かけます。
つまり、不動産業界に身を置いている以上、好むと好まざるとに関わらず頭の片隅には「独立」の二文字を置いておく必要があると思います。

では、今回のお悩みである

「資金を出してやるから独立しないか」や、
「ウチの会社に来て、俺の右腕になってくれないか」や
「新たに不動産部門を立ち上げるので、その責任者になってくれないか」など

魅力的なお誘いを受けた場合は、どのような身の処し方をすれば良いのでしょうか?

先ずこのようなお誘いをして下さるくらいですから、その社長さん(金主さん)と、営業マンは仲が良い事を前提に話を進めていきます。

「資金を出してやるから独立しないか」と聞くと、なんて良い人なんだと思ってしまいがちですが、ここは熟慮に熟慮を重ねる必要がございます。

その金主さんが、営業マンの腕を見込んで「この営業マンに投資すれば、利益が得られそうだ」と考えていた場合、実際に結果を出すことが出来れば良いですが、なかなか結果出せずにいると、「社長解任」なんて事にもなります。

そして、結果を出すことが出来た場合でも問題が発生します。

資金を出して貰って独立し、事業が軌道に乗ってくると・・・「自分一人で全てを決められるわけではない」状況に不満が生じてきます。

「金は出すが口は出さない」なんて人は稀で、「金は出すが口も出す」方の方が多いと思います。

そうなると、元営業マンだった社長と、株主としての金主さんの間に徐々に亀裂が入り、やがて袂を分かつ事になるでしょう。

実際、私も不動産の仲介営業マン時代に、「新たに不動産部門の会社を立ち上げるので、その代表になってくれないか」とのお話を頂いたことがあります。

しかし、あまりにも「うますぎる話」だったため、お断りしたのです。

その後、その【新たに立ち上げた不動産会社の店舗】の前を通りかかったのですが、間口の狭いウナギの寝床のような店舗で且つ薄暗く、事務所の広さも3~4人もはいれば窮屈に感じるような狭さでした。

そして、その店舗には40代半ばくらいの男性が一人でポツンと座っていたのですが、私がこの話を断っていなければ、その男性の席には私が座る事になっていたのです。

思わず・・・ゾッとしました。

独立するにあたり、自己資金で足りない部分を出資して頂く事は「経営判断」の内だとは思いますが、「全額、金主さんに丸抱え」で独立する方法はあまり勧め出来ません。

美味しい話には裏があるものです。しっかり地に足ついた考え方で、身の振りかたを考えて下さいね。

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