マンション仕入れを成功させるためには仕入れのエリアを決定し、何度も訪問することが成功のカギです。
特に重要なことが初回訪問。
今回はマンション仕入れをする際に行うべき2つのことをご紹介いたします。
マンション仕入れ初回訪問で行うべき2つのこと
- ターゲットマンションのランク付け
- 各種リストの作成
この2つが今後の定期訪問に繋がります。
①ターゲットマンションのランク付け
実際にターゲットマンションを訪問し各マンションをA~Cの3ランクに分けていきます。訪問する前に分かることと、実際に訪問しなくてはわからないことがあるため、収集したすべての情報と、下記の「ランクの目安」とを照らし合わせてランク分けをします。
また、訪問した際に管理人がいれば、ご挨拶し、プロフィールシートを渡しましょう。
※横スクロールしてください
管理人 | 絶対的評価 | 相対的評価 | 築年数 | 住人との関係性 | |
A | 常勤・日勤 | 過去5年以内に動きがある※ | 担当エリア 内で価値が高い |
10年以上 ※ |
ほぼ把握 |
B | 勤務時間が短い (午前中しかいないなど) |
過去10年以内に動きがある※ | 相場 | 住人による | |
C | 不在 | 上記以下 | 上記以下 | 10年未満※ | まったくない |
上記が基本的なマンションのランク付けとなります。
※「動きがある」とは、そのマンションの他の部屋で、売り出し情報や成約情報がある場合 をいう(レインズで確認する)。
※築10年、20年というのは、ライフスタイルの変化により、売り物件が出るタイミングであるため、築10年以上のマンションをターゲットにすると良い。
コツランクによって色を分けて、地図に蛍光ペンで色つけをすることをおすすめします!
ターゲットから外したほうがいいマンションは?
- 戸数が少ない
- 管理状況が悪い
- 立地や環境が悪い
- チラシなどを投函しづらいポストである
仮に仕入れできたとしても販売しづらいので、ターゲットから外すほうが無難です。
ノウハウが溜まってきたら競合他社がタッチしないようなマンションを仕入れて販売するのも戦略のひとつです。
②各種リスト作成
実際に現地に行って仕入れた情報をもとに、以下の4点のリストを作成します。
- ターゲットマンションリスト
- 管理人リスト
- 顧客リスト
- マンション別売買情報リスト
ターゲットマンションリスト
地図でマーカーをつけたマンションをエクセルで一覧表にしましょう。
管理人リスト
管理人のフルネームや勤務時間・日程など、定期的に訪問し始めてからでも、できるだけ多くの情報を加えていきます。
顧客リスト
マンション一棟情報を仕入れ、区分所有者の情報をリスト化(法務局で登記簿謄本の要約書をとる)します・
ただし、ある程度予算がかかるので、予算内でなるべく多く情報を仕入れるようする必要があります。
マンション別売買情報リスト
市場の動向を把握し、査定時の調査委のサポートとなるように、レインズから売り出し情報・成約情報をまとめる。
- 売り出し日、階数、間取り、向き(部屋番号)、坪単価、 物件担当会社(物元)
- 価格改定があれば追記
- 成約日、成約価格、坪単価
ポイントデータのフォルダ整理方法
PC上に新規フォルダを開設し、「●●マンション」などマンションごとにフォルダを作り、現地で撮ってきた写真など、すべての情報をマンションごとにフォルダに入れておきます。
これをやっておくことで、実際に売却依頼を受けたときに、すぐに資料作成に取り掛かれます!
まとめ
マンション仕入れの初回訪問では、
- ランク付け
- 各種リスト作成
の2点が大きなポイントとなります。
この2点をしっかりと行うことで、今後の定期訪問が非常に楽になり、情報の整理がしやすくなりますので、是非取り組んでみてください。
本ページで紹介したのは実際にマンションの仕入れ(物上げ)で成果を上げた方法です。